水谷選手恐喝事件

前回の新潟駅前ビル殺人事件の犯人は被害者の彼女の交友関係に不満だったという風な供述をしているらしいけど、それでいて自分の方から別れ話を切り出したとか。「交友関係に不満」という表現の真相が不明だし、だからといって殺害するほどの動機になるのもまた妙だし。
ちなみに、被害者が勤めていた「飲食店」というのは、お酒を提供する系の店なのかどうか、今のところ明確に報道されてないようだけど、どうなのかな。

さて、今回取り上げさせていただく水谷選手(「卓球王子」として有名らしい)を恐喝した駒沢大学生たちは、会員制ラウンジのアルバイトをしていた彼女をダシにして週刊誌の記事にされたくなかったら数百万円の金を出せというふうに恐喝したとか。
LINEでモロ証拠まで残してるぐらいだからプロとは思えないけど、いわゆる「美人局(つつもたせ)」の一種といっていいのかな。そういうのってまともな社会人のやることじゃないし、ましてやまともな大学の学生がやることでもない。事実なら処分すると大学側は言ってるようだが、当然でしょう。

水商売系の風俗産業の中で複数の男性と擬似的な交友関係を持つということはある程度普通のことでしょう。
恐喝犯の一人の女性も店から有名人や金持ちはキープしておくようにと指示されていたと供述しているそうだし。
要するに、巧みに客の気持ちをつなぎとめておいて金づるにするという意味でしょう。ま、心理ゲームみたいなものだね。

大谷選手は「これまでの人生で、あんなに可愛い娘にモテたことがなかったので舞い上がってしまった」的な後悔の言葉を口にしてるとのことだけど、純粋に恋愛ゲームのルールがわからなかったっていうことなのかな。

確かに、いい歳した大人でも、何らかの形で成功するとモテるようになるという妄想というか錯覚をしている人たちがいる。実際に成功者になっている人もいれば単に成功に憧れてるだけの人も含めて、そういうことを真剣に信じているのはかなり危険だよね。

女性が男性の社会的な成功の要素である名声とか富とかを気にしだしたとしたらそれはもう女性にとって愛情でもなんでもないでしょう。あくまでも金づるであり、自らの出世とか話題集めのネタでしかない。

よくあるように、パトロンとか夫とかという形でキープしておいて、いわゆる情人とか若いツバメとかの形で性的・恋愛的な対象を作るっていうのは今ではかなり日本では一般的になっているようだけど、フランスなんかではずっと前からそういう文化があって、そんな浮気みたいなことを事実として知ったからといって騒ぎ立てるようでは夫やパトロンとしての資格はないっていう風な暗黙の了解ができていたとか、知ってた?

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