リヴァプール財務&戦力の分析と補強案

割引あり

現戦力分析

GK

アリソン 能力97→
特に相手と距離を詰めるポジショニングと弾く方向の見極め、キャッチングと集中力と反応速度が素晴らしい。ジャンプ能力は縦にも左右にも高いのでクロス処理も上手でセービング範囲も広い。走れば時速30km/hを超える脚力があり、守備範囲も広い。キック精度がエデルソンなどに比べ劣る点、繋ぐ判断力で-3点。GKの能力は異次元で文句のつけようがなく、クルトワを僅かに凌ぐ歴代最高のGK。35歳まで契約があるので安心

ケレハー 能力86↗成長中
GK世界トップ10~15と高い能力を誇る。アリソンに比べ弾く方向の見極めとクロス処理、ポジショニングは劣るがキック精度は僅かにアリソンより上。トップレベルのGKで売るなら最低£50mから。アリソンの稼働率が読めないので残留させたい

アドリアン、ヤロシュは能力不明。アドリアンを前に見た際は能力77程度で第3GKとしては文句なしだが、第2GKには厳しい。ヤロシュはプレシーズンで僅かな時間しか見た事がないため判定不能。しかし協会育成の選手で枠が余ったから登録しただけに見えた。来季アドリアンの契約がどうなるのか、協会育成で登録が必要なピタルーガも含めて人事は不透明だ

CB

ダイク 能力93→
全盛期の97査定から大きく下げたが22‐23シーズンに比べ出場時間の管理によりパフォーマンスを回復した。最大の強みは高さと読み、判断スピードの速さにある。裏抜けされたマネに反転して追いついた異次元の加速力も彼を歴代最高CBたらしめた要素だが、故障により加速力は衰えた。守備的MFでプレーさせても問題ないトラップスキル、ロングパス精度はCBでは一級品。衰えた今でも世界最高を争うCB

コナテ 能力92↗成長中
コナテは足元の技術と判断力に課題はあるものの、体調が万全ならダイクと世界最高の座を争うレベルに成長している。特に最高速度は全盛期ダイクを超え、加速力と高さも同等。全盛期ダイクに比べてトラップ/パス/判断力が比較にならない水準で劣るが、最低限の水準には達した。繋ぐ力と稼働率が向上すればダイクと歴代最高CBを争う水準になるだろう

マティプ 能力87↘衰退中
マティプは全盛期の91から衰えたが能力的には未だCBで世界トップ10。ただ稼働率は1000分弱~2000分程度と絶望的。年2000~3000分のコナテを含め稼働率が計算できない選手を2人抱えるのは難しい。稼働時間が上振れると彼らより劣る選手はプレーできず、優秀なCBのスカウティングに悪影響だ。マティプを諦めて次世代CBに時間を与えて投資する方が賢明な判断だろう

ゴメス 能力83→
ゴメスは世界最高のFBであることを証明したが、CBとしては最高の水準から遠い。来季からアーノルドをMF転向させると予想されるため、スタメンRBで起用してCBは緊急時に入るだけがベスト

クオンサー 能力80↗成長中
クオンサーはクラヴァン級に成長し理想の5番手CBとなった。アジリティと加速力は高くないがトップスピードはそれなりのロヴレン型。対人での守備能力が低く、スペースがある時の間合いの詰め方など、成長が必要な分野は多い

ナット・フィリップス 能力77→
フィリップスはプレミアリーグのレベルに足りない2部上位レベルの実力で売却以外の選択肢はない。契約も残り1年なので給与が下がろうとオファー次第で退団するだろう。£3m程度を取れたら御の字

ファンデンベルフ 能力77→
ファンデンベルフも2部やブンデス最下層の実力しかない。成長しても5番手レベルでクオンサーと役割が被る。リヴァプールの控え水準に到達するとは思えないため売却またはローン以外の選択肢はない。本人も退団志向

リース・ウィリアムズ 能力71
3部4部レベルゆえ売却一択。出場機会を与えられず、お互いの為にならない

LB・RB

ロバートソン 能力90↘衰退中 LB
ロバートソンは縦の上下動とクロス、ボールを受けて繋ぐ技術は高いが偽LBの内側に絞るポジショニングで全く能力を発揮できていない。異次元だった加速力は落ちたが、外に張って上下動するサイドバックとしては世界最高を争う水準。契約延長の交渉は始まったようだが、世界でダントツのLBだった全盛期に比べると衰えていて契約の満了時は32歳。長期の契約延長や昇給を求めたなら契約満了も仕方なし、今後の衰え方を見て対応を決めるべきだ

ツィミカス 能力86→ 
ツィミカスも外に張ってクロスが優れた選手。ロボに比べてヘディング等の得点力、身体能力は劣るが、狭いエリアでのプレーはロボより若干優れる。ツィミカスの能力はリヴァプールが求める控えの水準だが、レギュラーには厳しい

ゴメス 能力90↗
ゴメスはFBに求められる全ての能力を兼ね備えていて過去最高の状態。足の速さ、加速力、危機察知能力、献身的な上下動をするスタミナとメンタル、クロス、繋ぐトラップとパス、全てにおいて高水準だ。アーノルドが慢心かRB適性を失い続けているためゴメスをRBのレギュラーにするべきだろう

ブラッドリー 能力83↑ 急成長中
ブラッドリーは1718のアーノルドを見るような急成長でチームに欠かせない控え選手となった。アーノルドは18年のオフも急成長を続け1819シーズン~RBのレギュラーとなったが、ブラッドリーも彼に続けるか注目だ。加速力に優れるのでポジションミスを取り返せる対人守備はゴメスも上回る。身体が細くストレングスが弱いためキープ力が足りない。また守備の危機察知力やトラップも足りない。ここがゴメスに近づけばレギュラー奪取もあり得る

ベック 能力77↗成長中
ベックは2部なら中堅クラブでプレーできる水準に成長している。クロスと粗く強引な突破が持ち味ゆえ、2部上位だとチームカラーを選びそう。弱いチームでは彼の攻撃力が活きてこないので次のレンタル先も難しい選定だ。ネコの様に£10m超の値札をつける水準まで育てる事がクラブの目標

ラムゼイ 能力76(昨季)
ラムゼイは昨季はブラッドリーと大差ない能力だったが、1年で大きすぎる差をつけられてしまった。同じ2003年の7月生まれのブラッドリーが立場を確立すればするほど、リヴァプールでの未来が消えていく。イングランドのスピード感で彼の良さが消えている印象も受けるが、協会育成の資格を取るため来季もイングランドの2部か3部へローンされる事になるだろう。来季もローンで修行して値札を上げる立場は変わらない

MF

遠藤 能力82~83↗成長中
頭脳とパス能力とヘディング等が優れており、30歳を過ぎてまさかの成長。トラップや対人守備やプレス耐性は物足りずレギュラーには値しない。だが6番手MFローテ要員としては文句なし。来季も期待したい

マクアリスター 能力94↗成長中
遠藤が4番に座り6番にポジションを移したことで才能を遺憾なく発揮した。文句なしに世界トップレベルを争えるリヴァプール最高の6番。遠藤からの雑パスでもボールを失わず前を向ける才能は天下一品。身体能力と稼働率を高めた完成前のチアゴという印象。チーム戦術が磨かれたら彼の良さを更に引き出せる。彼の才能を発揮させるために4番型MFが遠藤しか居ないチーム事情は解決したい

バイチェティッチ 能力85
昨季から更に成長した姿を見せた瞬間に長期離脱で消えた。故障してた間にフィジカルを鍛えてきたので課題だった守備力がどこまで改善するか期待。マクアリスターの控え6番としてプレー時間を管理しながら大事に育てたい

チアゴ 能力92(昨季)
2021-22シーズンは彼が居るか居ないかでチームが大きく変わった実力者も故障が続いてシーズン6分の稼働では批判されても仕方がない。衰えたのか判断する事ができない稼働率。出来高をメインにした大幅減給で契約延長が出来るなら検討するが、恐らくは契約満了でアメリカ等に渡ると予想

グラーフェンベルフ 能力82
上手いのは上手いが、これといった長所がない点もケイタを思い出させる。リヴァプールのレベルに圧倒され自分を出すプレーが消え、存在感がない。3列目の適性が低い守備意識、攻撃を見るとカルヴァーリョやエリオットに劣るので未来への明るい期待もない。適切な価格で売れるなら損切りが必要

2列目

アーノルド 能力85~93 中央、右 (RB80~91=衰退中)
トラップや判断速度も上がりMFでプレーする準備は出来たが、気分で守備をサボりパスが適当になるので扱い辛い。若手MFを多数抱えているマドリーはRBでオファー。私はMF!という態度を見ると舐めたオファーをしない限り退団しないと予想する。マドリーが取るならばリース・ジェームズだろう。特に4-4-2のインタビューは必見。Why I KNEW Moving Into Liverpool's Midfield Would Workという攻めたタイトル

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