リヴァプール0-1レアルマドリー

アリソン5ダイク5コナテ8ロボ5アーノルド6ファビーニョ6ヘンダーソン5チアゴ7ディアス5マネ5サラー5ジョタ5フィルミーノ6ケイタ4クロップ5

残念という以外に言葉がありません。審判の判定もほぼ正しく完璧なジャッジでリヴァプールが負けるにはこれしかないという展開で負けました。リヴァプールはマドリー相手に大勝するだけの力を持っていましたがマドリーはリヴァプールの土俵で勝負を挑まず、狙い通りの完封勝ちを収めました

リヴァプールに戦力的な改善余地はヘンドとケイタ以上のIH、チアゴとアーノルドとフィルミーノの控えという4つしかありません。今後チームを成長させるには戦術チームの圧倒的な改善が必要になります

リヴァプールはリスクを避けてロバートソンやアーノルドの攻め上がりを封印したので相手のペナルティエリア内に入っていく選手が足りませんでした。サイドバックやIHの攻撃参加を減らしてFWの個で点を取る作戦は中途半端に見えますが、押し込んでいる間に1点でも取れていればリヴァプールは守備を固めてカウンターでリスクを減らして大勝ちする可能性も高かったので結果論でしかありません

結果的にクロスを上げても中央の枚数不足で効果的ではありませんでしたし、決定機は作っているものの相手もコースを限定出来ているのでシュートは予測しやすくマネもサラーも良いシュートを放ちながらクルトワのスーパーセーブに阻まれ続けました

またロバートソンの攻め上がりを自重させた事でディアスが孤立して常に1vs2や1vs3を作られてはディアスの突破力が活きてきません。ディアスは足が速い選手ですが、その彼を追いかけまわしつつ攻撃時にはロボの裏を的確につくバルベルデがマドリーのフィールドプレーヤーで最も優れた選手でした。中央での圧縮が失敗した所で広いスペースに向けたクロスにダイク、アーノルドの対応が失敗して失点。たった1つのチャンスに沈められてしまいました
またベンゼマとモドリッチの技術によって一方的に殴られる展開の中でもタメを作って落ち着きを取り戻す時間を持ちました。リヴァプールのプレスが機能していた前半はボールをキープする事すらできませんでしたが、それも狙い通りだったのでしょう。狙い通りにリヴァプールMFの体力を消耗させた所で後半から仕掛けて狙い通りに1点を取り、狙い通りに守り切ったレアルマドリーは強かったです

ゲームを支配して圧倒的に押し込んだベストチームが1発に泣くのは2年連続です。サッカーは本当のトップレベルになればなるほどこういった展開になるものです。現在のチームには引いて守るチームを崩す術が全く足りませんので10回やったら4回はこの結果になったでしょう

来季こそ4冠目指してどんな相手でも殴り勝つだけの戦力と戦力に見合った戦術を作って全ての大会でリベンジしたいですね。リヴァプールの黄金時代はこれからです

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