リヴァプール2-0ヴィジャレアル

アリソン6ダイク7コナテ7ロボ8アーノルド8ファビーニョ8チアゴ8ヘンド8ディアス7マネ7サラー7ケイタ4ジョタ6ゴメス-オリギ-クロップ8

MOM 選べず
シティ戦以来となる久々にインテンシティが高い本気のリヴァプールによる素晴らしい試合でした。強度の高いプレッシングに相手はパスを繋ぐ事が出来ず一方的に殴り続ける展開となりました

しかしエメリ率いるヴィジャレアルは流石にCLでベスト4まで残るチームで守備力は非常に高いチームでした。DF4枚とMF4枚が綺麗なブロックを作り、リヴァプールの個に1vs1で負けてもサポートとカバーで決定機を作らせませんでした。それでもシュートは前後半合わせて1本と攻撃の核であるジェラール・モレノを欠いたこともあり、この試合は引き分けを狙うしかありませんでした
ヘンダーソンのクロスがエストゥピナンに当たってラッキーなゴールで先制するとすぐさまサラーの素晴らしいパスからマネが沈めて追加点。勝負を決めました

この試合はチーム全体が素晴らしいパフォーマンスで圧倒しました。2ndレグを考えても2-0とセーフティリードに近い点を取れたため、70分あたりでヘンダーソンとマネを休ませてチーム全体のインテンシティは落ちましたが完勝です。この試合のヘンダーソンは1点目の足掛かりとなるクロスもそうですが、何よりもスピードと運動量でボールを回収し続けてチームに貢献しました
波状攻撃を仕掛ける事が出来たのはアーノルドやチアゴやファビーニョが素晴らしい守備で止めたところをヘンダーソンが回収したが大きかったですね。特に右サイドでヘンダーソンやアーノルドが当たったのはコクランだったため、彼らはほぼ全勝で鉄壁の守備に貢献しました。アーノルドはウォーカーのような守備型のサイドバックに比べれば守備力は低いですが、サイドバックとして最低限の守備力は十分に兼ね備えています

またプレスだけでなくパス回しもチーム全体が素晴らしく両サイドバックのボールコントロール技術も圧巻でした。サイドバックを攻撃の起点に出来るかは攻撃力に直結しますね。危ないボールロストが少なかった事も彼らのカウンターも守備力のあるMF3枚が刈り取る良い流れで戦えた要員の1つです

ベンフィカ戦では本気で仕掛ければいくらでも点が取れそうな代わりに最終ラインからの配球1発で点を取られる怖さがありましたが、ヴィジャレアルは崩せない堅固な守備はあるものの失点する危険性は非常に少なく2点はセーフティリードに近い数字です

もちろんまだ前半の90分が終わったばかりです。前回エメリのセヴィージャとEL決勝で対戦した際には前半をシュート8vs1で1-0とリードした所から後半10本のシュートを浴びて3失点を喫して敗れたことを忘れてはいけません
ただモレノ、トゥーレ、ロヴレン、クラインという最終ラインがロボ、ダイク、マティプorコナテ、アーノルドに進化した上にチャンとミルナーだったMFはファビーニョとチアゴに大幅な上積み。更に前回と異なりシュート本数19-1の2-0で後半戦をスタートできるので大きなアドバンテージです

シティやマドリーほどのタレントが居ればこのインテンシティでもボールを繋がれて攻撃を被弾しますので今日の出来で決勝まで勝てるとはとても言えませんが、7回目のCL制覇に向けて大きな勝利でした。4冠に向けて次のニューカッスル戦は大事な1戦です
我々同様に苦しんだ時期を乗り越えて勝点1差で追走していたミランがインテルの敗戦によって優勝マジック12が灯りました。我々も諦める事なくニューカッスル戦に勝ってシティの優勝マジックを奪い取れるよう勝利を掴んで欲しいですね

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