そこそこ強いぞドラゴンズ-vsWBC日本代表

うーん、予想通りにそこそこ強いが二遊間の打力が低いのでソコソコという言葉を外して強いと言いきれない。DHがあれば強いと言えるなんて、去年と一昨年の歴史的な貧打線の頃には口が裂けても言えないセリフを1年で言うようになるとは…外野手の打力は驚異的な成長ですね

アキーノが見事に失投を芯で捉えるとスタンドイン、きわどい球は打てないけど手を出さない、というドラゴンズに足りなかったものを提供している。凄い球も打ててないので打率がどうなるか不明だが、四球で出塁率を稼いで40HRくらい打ちかねないパワーなので長打率も稼げそう。OPS信者の監督と打撃コーチ的にはスタメン確定でしょう

更に現役ドラフトで獲得した細川と2年目のブライトが打撃の大穴を埋めるため、愚直に同じことへ取り組んで驚異的なスピードで成長している。福元も三好も良化しており一気に外野の戦力が増えた。アリエル・マルティネスがケガで不在の時は阿部をレフトに回すくらい外野手の戦力不足だった昨季はいったいなんだったのか…

龍空の打撃は良くなったと思ったら悪くなって迷走中。WBC日本代表の強化試合では再びボール球に手を出して勝手に追い込まれる去年の龍空に戻ってしまった。好調期と不調期の差は相当に激しくOPS.570ぐらいの去年と同じレベルに見える時もあればOPS.670ぐらい打ちそうに見える時もあり、全く安定していないので何が本当の姿なのかが分からない

田中は日本代表の試合でヒットを打ったので評価がうなぎ上りだが、甘い球を強く振り切って綺麗な単打という頑張ってもOPS.630前後な荒木型の選手である。村松が最も才能を感じるものの、未だプロの壁に苦しんで打球角度が上がってこない。2軍ではバカスカ打つものの1軍ではサッパリというのは1年目の青木と全く同じ。来季には彼がOPS.700を超えて強くなると思うが、今季の二遊間の打撃は穴。だから今季は強いの前に「そこそこ」という言葉を外せそうにない

高橋周平も6番でランナーが貯まった場面で軽打するだけなら打率3割前後を打ちそうで去年の阿部のOPS弱は稼げそう。木下も7番なら良い打者だし龍空も8番なら良い打者だし田中も9番なら足でプレッシャーをかけられるしDHがあれば結構強そう。パ・リーグにはエグいエースが居るのでそういう投手と当たらなければ、の仮定はつくが交流戦で貯金を作れたらおもしろい

もう2番の打撃成績が終わろうとも打順別の得点圏の打席数を見てると2番に田中や龍空や村松を置いて3~7番で点を取る方が良いのかもしれないと思い始めた…2番の打撃成績を軽視するのはセオリー的には間違っており、↓で2番に貧打の選手を置くな、と言ったばかりだというのに…

投手も予想通り。小笠原、高橋宏斗、大野の3本柱は安泰。柳と涌井と松葉はそれなりに出来るし、福谷もWBC日本代表との練習では良い球を投げてて仲地と上田も居るので大崩れはない。中継ぎでは山本と福島の勝ちパターン入りに期待がかかる。谷元、祖父江、田島のベテラン組も最低限は出来るのでリリーフ陣もマルティネスとロドリゲスが無事なら大コケは考えられない

しかし去年のドラフトでは予想通りに良い指名が出来ましたね。個人的には2020年以来の興奮するドラフトでした。(出来れば左打ち)内野手の強打者と即戦力の投手を今年のドラフトでも数名取れたら未来が楽しみになります。今季は育成シーズンなので選手の成長に期待して蒔いた種を刈り取る勝負の来季に備えたい所です

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