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弊社のクリエイター向け経済支援策をまとめました

皆様こんにちは。

日頃は格別のご高配ありがとうございます。弊社は9万人のファンやイラストレーターさんに支えられ、おかげさまでこのご時世でも順調に成長しています。

この場を借りて改めてお礼を申し上げたいと思います。

※能書きポエムはどうでもいい方は以下の「経済対策」に飛んでください。

はじめに

利益は全額イラストレーターさんやファンのために使っているので常に運営できる最低限のお金しかないのですが、新型コロナの影響によりそれすら用意できず、資金繰りが破綻寸前で、存続すら危ぶまれる企業がいる中で、そんな程度の悩みは贅沢だなと思っています。

そこで、クリエイターさん向けに経済支援策を考えてみました。それを発表する前にどうしてもお伝えしたいことがあります。そうです。僕はとても気が弱いので「どうせ売名行為だろう」と批判されることに耐えられません。従いまして、今回の支援策が「売名行為」どころではなく「ただのビジネス」ですというお話をしたいと思います。

はい、薄々お気づきかもしれませんが、新型コロナウイルスを逆手にとってやろうと思っている僕です。

こんな今だからやっておきたいこと

私達のようなサービス事業者にとっての最大の支援は「(お金も含めて)応援していただくこと(※ファンになっていただくこと)」で、そういった意味では新型コロナウイルスの災厄は、『ファンを作る絶好の機会』だと思っています。

そう考えると経営者が今しなければならないことは、「この状況においてどのようにアクション設計すれば、最終的にプラスになるか?」を考えることが非常に重要だと思います。

不謹慎だという誹りを恐れずに言うならば、今は間違いなく「最終プラスに持っていきやすい(応援者を増やしやすい)ボーナスタイム」です。

いえ、経営者って絶体絶命の危機で絶望するのではなく「おもしろくなってきぜ」と言えるかどうかだと思うんです。(少年漫画感)

経営なんて平常時は正直誰でもそれなりにできるのですが、こうゆう危機やイレギュラーが起こったときこそが経営者の腕の見せ所だと思います。

そんな中、弊社の状況はどうかと言うと今のところは昨年対比で150%で成長しています。今後長期では絶対影響があると思っていますが今の時点ではおかげさまでそんな状況です。3月の時点では財務状況も極めて健全だと銀行さんからのお墨付きを頂いています。

したがって弊社の場合では応援してもらいたいからと言って「経営がやばいです!助けてください!」というのは完全にウソになってしまいます。私達のようなネットで活動している企業にとって「ウソは必ずバレるし命取り」です。その選択肢はありません。

では、どうすべきかと考えたら「日頃イラストレーターを支援する」って言ってる私達なので基本に立ち返ってそれをすればいいかなと思いました。

すでに発表している100万円イラコンを見て、一部の方は「絵守未來儲けてやがるな」って思ったのではないかと思います。そうでなくても最近高額なUVプリンターやレーザー加工機を導入したことを公表してますからこの時期の100万円イラコンの発表は語弊を招いてもしょうがなく、ちょっとタイミングが悪いですよね。

でも違うんですよね。胸を張って言えます。

論より証拠としてその資金の原資をお見せします。

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僕が個人連帯保証をして銀行から1000万円借りてきました。

個人保証というのは、会社が倒産した場合でも、僕個人が私有財産を売り払ってでも絶対に払わないといけないというものです。それが今回の原資です。押し付けがましいのとシンプルにダサいのであまりこうゆうことはしたくないのですが今回はちゃんと説明しといたほうがいいかなと。

僕の覚悟がちょっとだけ伝わったでしょうか?伝わる伝わらないに関わらず事実はひとつなのですけどね。

よろしくおねがいします。

今回の件について快く支援いただいた銀行さんにご迷惑がかからないように銀行名は伏せています。ご了承ください。

売名行為ではない本当の企画の狙い

100万円イラコンにせよ、その他の企画にせよ売名行為でも偽善行為でもない説明をこれからします。

僕はバイクとおっぱいをこよなく愛する場末の零細企業社長ですが、腐っても経営者です。会社として利益にならないことは一切やりません。おそらくファンや一部の絵師さんの間では僕は「ユニセフ山本」って呼ばれるくらいの慈善活動家のように思われているフシがありますがとんでもない間違いです。僕はウルトラ打算的です。

だた、人と少し違うことがあります。マネタイズポイント・・・つまり会社がファンからお金をもらうポイントのこと。 つまり誰が、いつ、どこで、どうやって、私達にお金を払ってくれるのか?という事ですが、これが僕の場合は1年~2年先でターゲットしているのです。

つまりいま何かアクションをしたことが1~2年かけて儲けとなって返ってくればOK。それまで活動できる最低限の足元の資金だけは用意しておくということです。

一般的な企業はそうではありません、1ヶ月くらいで集金をしないと立ち行かないビジネスが大半です。なのでどうしても目先のお金に執着しがちなのですが、僕は違うんです。1~2年でリターンがあればいいんですね。

つまり僕にとってビジネスとは不動産や株の長期投資的な考え方なのです。

絵守未來はその考えのもと3年間ひたすら赤字垂れ流してじっくり種まきをしてきました。去年辺りから少しづつですが回収フェイズに入って利益を少しだけ生んでくれています。

絵守未來は3年前に始めたときに「3年後に返ってこればいいや」で始めたことなのですね。

大きくておもしろい仕事は、コツコツと仕事を積み上げて、経験もスキルも信頼も積み上げた人がうまくいくに決まっているじゃないですか。他人のフンドシを取るのが得意な人って「自分では何もできないけど、大きな会社のバックアップがあればできそう」と思っている人が多いのですが、そんな人は実際には何も成し遂げることはできません。

・・で、「いや、協力できないです」と言われると「お願いします!」「一生のお願い!」「何卒・・・!」と、お願いのほうをがんばっちゃうのですね。お願いをがんばるような人には、残念ながらチャンスは回ってこないのです。

チャンスが回ってくるのは小さくても地道に実績を出した人だけです。

絵守未來では「大きな会社のバックアップ」に頼りたくないので、それだったら「影響力」を自分で持っちゃおうって始めたことでした。まだまだ道半ばですが、3年じっくり育ててようやく9万人に手が届きそうな感じです。

・・で、絵守未來はこれで終わりではなくて、まだまだもっと大きなことをしたいのでさらなる種まきフェーズ継続です。それが今回の企画というわけです。

100万円のイラコンによって一時的に100万円は失うけど、それによって色んな人を巻き込んで、いろんな展開が生まれ、ワクワクするようなことが次々と起こって1~2年先にこのお金が戻ってきたらいいなって思っています。

以上が、僕のウルトラ打算的な戦略です。偽善でも売名でもありません。そんな1円にもならない無駄なことは僕はしません。そんな情緒的なものではなく、もっとメカニカルな「こうするとこうなる」のビジネス手法の一つなのです。

以上を踏まえた上でこれから書く具体的な支援策を御覧ください。


経済対策

①【イラストレーター向け】100万円イラコン

これについてはすでに発表済みですので参加方法などについては公式サイトを御覧ください。

僕から少し補足するなら、正直この効果は全く読めません。どんな方が参加するのか全くわかりません。50万円という金額にどれだけの人が動くのか、動かないのか正直全く読めていません。

一つ言えるのは今回の結果を受けて「100万円という賞金で何が起こるのか」がわかると思っています。その知見が得られるだけですでに僕としては回収なのですけど。

僕が把握する限り、これだけ高額なイラコンは過去なかったんじゃないかな?と思っています。もしあったらツイッターで教えて下さい笑

なので今回は読めないです。社会実験の一つと考えています。

100万円をイラコンで使ったときに何が起こるのかを知りたい。

それが最大の僕の知りたいポイントです。

②【ファン向け】春夏コレクションの特別値引き

ファンの中には時短や経営不振による給料カットを受けている方もいるかもしれません。そこで普段は基本的に値引きはしないのですが、今回は天災級の状況ということで特別に値引きをいたします。

これはまだ案なので決定ではありませんが近い形にはする予定です。

値引き対象品:ジークレー&ミークレー

A3+ 通常価格55,000円 → 44,000円(仮)

A4 通常価格22,000円 → 16,000円(仮)

ミークレー 通常価格 5,500円 → 3,980円(仮)

※その他についてはできる限り努力して4月15日の開催当日までに発表いたします。

※本日時点での案となります。

よろしくお願いいたします。

③【コスプレイヤー・劇団員向け】リアルライバー採用 & 配信収益最大100%還元プログラム

コスプレイヤーさんや、劇団員さんなどコロナの影響でイベントが中止になり多くの方が困っている状況と伺っています。私達SHOWROOM公式オーガナイザーでもあるのですが、Vライバーだけでなく当然人間のライバーさんのチャンネルも開設することが可能です。

今回特別に人間のライバーさんを採用します。

条件は以下となります。

コロナウイルスによる金銭的被害を受けている方
コスプレイヤーさんや劇団員さんもしくはそれに準ずる方で、コロナが収束するまでの間にライブ配信によって収益を得たい方
コロナが収束するまでの期間のみや、1~3ヶ月限定等、短期契約OK
配信時間、回数ノルマ無し
男女問わず
書類選考通過した場合に電話面談もしくは実際の面談ができる方


ライブ配信をするならアマチュア枠でもいいのでは?という意見もあると思いますが公式オーガナイザーに所属するメリットは以下のとおりです。

①ルームに「OFFICIAL」マークが付きプロの公式配信者として活動可能

②公式配信者限定イベントに参加可能

③有料ギフトの還元率が高い、2000円以下でも還元可能

④アマチュアでは知ることができない一般公開前、されていない情報を知ることができる。

⑤初心者でもマンツーマンで配信サポートが受けられ、必要に応じてマイクなどの機材提供を受けることができる。

⑤ファンレターやプレゼントを会社窓口で受け取ることができる。

⑥なんらかトラブルが起きても専属顧問弁護士に気軽に相談、解決依頼ができる。


まずは3枠(3人)までルームを用意します。配信収益については、状況をヒアリングした上で80%~100%を本人に還元します。

9万人いる絵守未來アカウントであなたの宣伝もします。


エントリー希望者は以下の要項に従ってメールで申込ください。

コロナの影響を受けている具体的状況を差し支えない範囲で記載してください。
過去の実績や現在の活動内容などをなるべく詳しく書いてください。活動を示すHPなどがあればリンクを貼ってください。
簡単に自己PRを書いてください。
活動したい期間や希望があれば記載してください。
全身もしくはバストアップ程度の写真(無加工無修正)を添付してください。

メール送付先

contact@livercity.com

タイトルに「ライバー希望」とお書き添えください。

なお、多くの募集が予想されるため、書類審査通過者にのみメール送信後3営業日以内に返信をいたします。4日経っても返信がなければ今回はご期待に添えなかったとご判断ください。


最後に

3年前に絵守未來のやり方絵師さんを救いたいという理念を否定していた人達は、3年前と変わらず今日も誰を否定し、妬みを増幅させ、社会を恨み、人が離れていき、孤独老人道を一直線に走っています。

これは、「知らないことを否定してしまった」ことの代償で、四文字でまとめると『自業自得』なのですが、僕らが助けなきゃいけないのは、そういった不器用な人達なので、「だから言わんこっちゃない。サヨウナラ」と切り捨てたくはありません。

僕はTwitter民と議論するつもりはありません。
それは、「絵守未來で費やす時間は、『論破』を目的とした不毛な議論に費やさずに、時代を前に進める作業に費やすべき」という判断であり、「Twitterにいる一部のネガティブな人達を切り捨てる」という判断ではありません。


時代をキチンと前に進めて、挑戦の選択肢を生んで、「こんな選択肢もありますよ」と今後も彼らに提案したいと思っています。

情報量でマウントをとって、やりこめることは可能なのですが、やりこめてしまった相手は、絶対にファンになってくれないので、「やりこめる」という作業は「未来のファンを減らす」作業だと捉えた方がいいよね。

ではまた。

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