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私と夏川椎菜さんと曲作り

約3000文字の長く読みづらい文章が続きます。
物好きだけ読んでください。
誤字脱字はお許しください。

2021年、6月下旬。
私はもうすぐ期末テストでありながら、ろくに勉強もせず気がつけばYouTubeを開き、好きなアイドルの動画を見ていた。
そんな時、おすすめに懐かしの曲が流れてくる。

『センパイ。』

「小学生の頃よく聞いてたな…」と懐かしい気持ちになり、再生を押す。
私の頭の中は
『センパイ』『懐かしい』『HoneyWorks』『雛ちゃん』『麻倉ももちゃん』という単語しか無かったと思う。
ふと題名に目をやる。
センパイ。/HoneyWorks meets TrySail

〝meets TrySail?〟

この時初めて、この曲は麻倉ももちゃんが歌っているのでは無いと気がついた。
5年間、センパイ。を歌っているのは麻倉ももちゃんだと思い込んでいたが、確かにそれぞれ声が違った。
小学生の頃はmeets TrySail という英語の並びを見ても理解が出来なかったのだろう。
中学3年生にして初めて気づく。「TrySail」というグループの存在に。

可愛い声に心を惹かれた私は「TrySail」を調べてみることにした。

TrySail
トライセイル
音楽ユニット

Wikipedia開いてみる。

TrySailは、ミュージックレインに所属する声優、麻倉もも・雨宮天・夏川椎菜の3人により構成される日本の声優ユニット。

声優が歌を歌うことは知っていたが、声優ユニットなんてものがあるとはその時初めて知った。
そして、『センパイ。』を麻倉ももちゃんが歌っているということは間違いではなかった。
その時の私は
『ももちゃんいるのか』
『雨宮天ってたしか聖奈の声優さんだったかな?』
『夏川椎菜…?どのキャラの声優さんだろ…』(後にmonaの声優だと知る。)
なんて思っていた。

そして、色々と調べていくうちに私は「TrySail」のトリコになっていた。
その当時、親友に
「新しく推しできた。TrySailっていう声優グループ。3人いるから推し絞りたいけどみんな可愛くて無理かも。」と話していたのを覚えている。
ただ、3人も推しがいたら金銭的に大変そうだと思っていた私は本格的に推しを絞るため、一人一人を詳しく調べることにした。

『麻倉ももちゃん』
10歳の時から唯一知っていた女性声優
当時から可愛いと思っていた
メンバーカラーピンクなんだ似合うな
ほわほわしてて可愛い
あーしゅき♡

私「ねぇねぇ○○(親友)。推し絞ることにした。今麻倉ももちゃんに惹かれてる。でも他の子も魅力的で決めきれないかも。」
親友「箱推しになればいいのに」

後日
『雨宮天ちゃん』
美しい
声が綺麗
顔がタイプ
かっこかわいい
あーしゅき♡

私「ねぇねぇ○○(親友)。今雨宮天ちゃんに惹かれてる。でも、ももちゃんも椎菜ちゃんも可愛いから決めきれない」
親友「だから箱推しになれよって」

7月3日。運命の日がやってくる。

『夏川椎菜ちゃん』

…………

「好きだ」

私「推し決まったわ…」
親友「あら、あんなに悩んでたのに」
こうして私は晴れてヒヨコ群の仲間入りをした。

夏川椎菜さんのどこにどう惹かれたのか、正直あまりはっきりとは覚えていない。
というか、当時もどこに惹かれたか説明ができなかったと思う。
ただ、確実に何かを感じた。
「ピンと来た」
『これが運命…?』とまで思った。
そんな軽く〝運命〟という言葉を使うなと怒られそうなので、はっきりと重く言う。(?)

『こ  れ  が  運  命  な  ん  だ』

そう強く、はっきりと、重く(?)思った。

これが後に、黄色い厄介の厄介だの、愛が歪んだ子だの言われることになる『ちゃぽ』というヒヨコの誕生の瞬間である。



2週間後、7月18日。
夏川椎菜さんが25歳の誕生日を迎えた。
当時、「ちゃぽ」という名前ではX(旧Twitter)をやっていなかった私は、別のアカウントでこっそりと夏川椎菜さんの誕生日の様子を見ていた。
その様子を一言で表すと「凄い」だった。
歌ってみた、弾いてみた、叩いてみた、面白い動画、様々な愛あるイラスト、
文才とはこういうことかと思わせる文書たち。
なんて多才なんだろう。祭りか?と思った。

「混ざりたい」
「誰もやったことがなさそうなことをしたい」
と思った。
そこで思いついたのが「夏川さんに向けてオリジナルソングを作ること」だった。
ただ、それが無謀であることはわかっていた。
機材なんか持ってない。作曲のスキルなんてない。私に出来ることは歌うことだけ。
そして私は、諦めた。
出来ることから始めようと思った。

最初に手をつけたのは「イラスト」だった。
私は絵を描く練習を始めた。
ただ、どうしてもあの時見たような愛あるイラストは描けなかった。
全然出来ることじゃなかった。
そもそも私には画力がなかった。
諦めた。

次に手をつけたのは「歌ってみた」だった。
ただ、私には知識がなかった。
機材なんかも持っていない。
結局最初と同じことになっている。
諦めた。

弾き語りはどうか。
なかなか上手くいかなかった。
諦めた。

そうこうしているうちに、中学三年生が終わろうとしていた。
夏川さんの26歳の誕生日まであと4ヶ月を切っていた。
そんな時にまた「曲作りたいなぁ」と思ってしまった。
私は「夏川さんに向けてオリジナルソングを作ること」を諦めきれていなかったのだ。
人に協力してもらう…?
こんな無謀な企画に誰が参加してくれるか…
1人でやるしかない…
でも私にはそんなスキルがない…
どうしたら…
私は数日ずっとその事を考えていた。

結局人と協力する以外可能性は見えなかった。
無謀だと言われるだろうけど、とりあえず募集だけしてみようと思い、
2022年3月22日
私は意を決して、文章をツイートした。


思いもよらない賞賛の声にびっくりした。まさかここまで賞賛されるとは思っていなかった。
沢山の人が協力したいと声を上げてくれていた。
正直、「なんで?」の気持ちが強かった。
出来るか分からないのに…と。

そして、最強のメンバーが集まった。
普段は有償で依頼を受けている、主に作曲やドラムの担当をしてくださっている方に「どうして無償でこんな無謀な企画に参加してくれたんですか?」と聞いてみた。
彼は「少しおじさんっぽいことを言うけど、最近の若い子はなんかエネルギーがないというか…そんなことをずっと思っていたんだけど、あの時推しに曲を作ろうとしている中学生を見かけて衝撃を受けた。すげぇ中学生がいるって思った」と言っていた。
すごく嬉しかったのを覚えている。

そんなこんなで私はここまで曲作りをしてきた。
今年で3曲目になる。
メンバーの入れ替わりが激しく、
正直いつまで続くかもわからない。
最初は6人いたメンバーも次の年には3人しか残らなかった。
今は新しくメンバーを追加して今は5人で続けている。
いつ誰に何があって、抜けるかわからない。
突然終わってしまうかもしれない。
曲作りは思った以上に難しく、大変なもので、いつ誰に疲れたと言われても仕方がないと思っている。
だけど、できる限り終わらせたくない。
みんなにも協力してもらいたい。
私のわがままに付き合ってもらいたい。
夏川さんがそばにいてくれる限りは、続けていきたい。
そう思っている。


とんでもなく長い文章が出来上がった。
ここまで読んでる人はいるのかな…
ここまで読んでくれた人はありがとうございます。
これが『ちゃぽ』というオタクになります。
普段は黄色い厄介の厄介をやっています。
夏川椎菜さんを愛しています。
本当にちゅーしたいくらいです。
しませんが。

こんな私を今後ともよろしくお願いします。

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