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5cカクメイジンと見るデッキを作る上で大切にしたいこと
1.挨拶
皆さんこんにちは。紗霧てゃんです。今日は珍しく自分が擦り続けているデッキの「5cカクメイジン」から私がデッキを作る上で大切にしていることを皆さんに伝えたいと思います。
2.執筆理由
ある日、Twitterを流し見していた私ですがふとこんな物が目に入りました。
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あれですね。CSの規模でどうこうとか、あんま詳しくはこちらも分からないですけどファンデッキを組むと「それマジックに勝てんの?」とかマジレスされるとかいうお話ですね。これを見てデュエマのファンデッキに人権が無くなることが嫌だったことと、初心者の方にデッキを作る上でのいろは(風真じゃないよ)を伝えたかったのです。なんでじゃあ5cカクメイジンをピックアップしたのかと言うと単純に1から作り上げたのがこれしか無かったんですよね。そして先に言っておきます。ここから先ほとんど5cカクメイジンの話しかしません。なんでって?歴史が鬼長い上に採用カード全部解説するからです。なので「そんなん読んでられっか!」って人はスーーーっと下の下まで言って貰えるとありがたいです。
3.5cカクメイジンについて
3-1 歴史解説
「カクメイジン」と現代カードの名を冠してはいるものの実はその源泉は3年前の王来篇に遡ります。この時デュエマに復帰した紗霧てゃんが持っていた2つのデッキがありました。
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今になってみるととんでもないデッキだけどある日ふとこんなことを考えました。「あれこれふたつ合わせて5cにしたら強いんでは?」この悪魔の発送によって産み出されたのが「5cディスペクターVer.1」になります。細かいリストは忘れてしまいましたがロマノグリラとかオリフィナとか入れてマナ鬼のように伸ばすデッキだったことは覚えてます。これが2022年の夏のお話。そこから1年ほどたち、このデッキを別次元へと押し上げる2枚のカードと出会ってしまいました。
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1枚目がこの《オールデリート》。アドバンスの常連とも言えるカードですがオリジナルで使えないと言う訳では無いです。むしろこのカードがあるためかなり撃ちやすいです。
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それがこの《沸天混成 ジョバンセン・ガロウズ》。呪文のコストを2分の1小数点切り上げにしてくれるためデリートを早期に打てるだけではなく「EXライフ」によって自身が耐えられるためそのままダイレクトアタックまで持って行けるというまさにオールデリートのために作られたかのようなカード。これの存在によりオールデリートという明確なフィニッシュ手段を手に入れたこのデッキに更なる強化パーツが到来します。
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《邪偽縫合 デスネークニア》。300円オリパから出てきたこいつこそが最後のピースでした。というのもこれまでこのデッキにはマナに触れる手段が乏しく、せいぜいピン投の《ドンドン水撒くナウ》ぐらいでした。しかしこいつはマナの全種類のカードに触れるため呪文にも触れます。おまけ感覚で踏み倒しも行えるためまさに「革命」の一言でした。さらにこのデッキには元々フィニッシャーとして《終末縫合王 ミカドレオ》を採用していましたが…アニメを見ていた方ならもうお気づきでしょう。こいつでミカドレオを踏み倒させるとなんと「召喚扱い」で踏み倒しになります。召喚扱いということはミカドレオのcipも使えるため悪魔のような盤面が完成します。こんな夢のあるカードを手に入れたことでこのデッキのコンセプトが《全力でジョバンセンかデスネークニアからデリートを発射する》へと変化しました。そして月日は流れ…奴が到来しました。
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そうです。デッキ名にもなった《芸魔王将 カクメイジン》様です。別に3ターンキルにこだわらなければ無限の拡張性を持つこのカードの到来によってついに完成系となりました。お待たせしました。ついに現在使用中の5cカクメイジンのリスト公開です。
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ハイランダーになりました。これはシンプルに「ハイランダーにしたら色々強いの入れられるんでは?」の結果です。次に採用カード全種類解説です。多分いちばん長くなります。読みたくない方は頑張ってスワイプしまくってください。
3-2 採用カード全種類解説
《フェアリー・ライフ》
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盾から踏ませるとサイゾウチャンスになる。初動として使っても強い。
《フェアリー・Re:ライフ》
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初動兼受け札。とりあえず初手に来たら即撃ち。
《地龍神の魔陣》
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2コス初動の中だと最強。終盤に引いても手札補充になるため持ち得。また、3コストの初動が手札にある場合は足りない色を見極めてマナにセットしよう。
《フェアリー・ミラクル》
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2▶︎4▶︎7と動かせてくれる最強カード。こいつを使いたいがために5cにしたまである。《地龍神の魔陣》ではとにかく5c揃うようにセットしよう。後々になって結構楽だよ。
《Disメイデン》
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多色枚数29枚のこのデッキにおける縁の下の力持ち。地味にドロー出来るのが偉く、ブロッカーなためコルフレで止められるとはいえプリンモードを使わせてる時点で少しテンポロスさせているのでマジックには優先して立てて置きたい。地龍神と色が同じなためこいつを3ターン目に使う選択肢を立てている場合は好きなカードをマナにセットしよう。
《天災 デドダム》
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別次元の強さを誇る初動。《芸魔王将 カクメイジン》が墓地から呪文唱えられるためこいつで墓地に呪文をセットするのも強い。手札も増やしてくれるので文句無し。ただし色配分を考えないと後々困る。普通のデッキなら4枚採用しないと殴られるがこのデッキはハイランダーなので1枚でも許されてる。
《Disゾロスター》
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ダイソーに売ってそうなデドダム。だけどこのデッキにおいて足りない光マナになってくれたり盾増やしてくれたりと結構優秀。けどあまりにも色が強すぎるのと光マナが足りなさすぎるのでマナにすぐ埋められる。
《ドンドン吸い込むナウ》
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サーチしつつバウンスするとかいう世の中の常識から大きく逸脱したカード。次何マナになるのか、何を回収して何を使うのかを考えて使えるとGood。サイゾウのニンストでこれを捲ったらサイゾウを回収するともう1回確定で耐えられるから結構オススメ。
《ウマキン・プロジェクト》
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持っていることに気がついて入れてみるとかなり噛み合わせが良かった。マナが大量に伸びる都合上バズレンダを発動させやすく終盤に出すと手札補充になってくれる神の馬。ただしマナがタップインすることには注意。
《天使と悪魔の墳墓》
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ハイランダーにしたからこそ入れられたカード。これでドラゴン基盤をランデスしてる時が生を感じる。ランデスはお互いのマナゾーンも参照するので相手としっかり確認しあってランデスしよう。
《暴発秘宝ベンゾ/星龍の暴発》
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受け札兼ガチャ。何が埋まってるか把握出来ないため文字通りハラハラドキドキする。たまに戦犯かますけどご愛嬌。
《ホーガン・ブラスター》
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このデッキにおけるコンセプトの一つ。基本大体何捲れても次に繋げられるが《オールデリート》を捲ったらよっぽどの事がない限り即撃ちしよう。楽しいよ。
《ミステリー・キューブ》
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緑マナにもなれるガチャカード。これでホーガンとか捲れると悲しくなる。逆なら強いのにね。
《バンキシーの魔盤》
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パチンコ第3弾。何気にこれでサイクリカとかマニフェスト捲れると結構嬉しい。手札に帰ってくるからね。
《ドンドン水撒くナウ》
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ブースト兼防御札。これで序盤に埋めたカード戻せるの偉い。ただし回収は強制なためそこだけ注意。これもドドスコ同様「次何マナになるか」をしっかり考えて回収しよう。雑に大型戻してバウンスして埋め直したりでも強いけどね。
《ミラクルとミステリーの扉》
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楽しい楽しい冨岡さんカード。これでデドダム捲れると腹ただしい。生殺与奪の件を他人に握らせてる時がいっちゃん楽しい。ただ呪文枚数多めなため何も捲れないってこともある。
《終末王秘伝オリジナルフィナーレ》
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ブースト、手札補充、除去が一気にできるハイパーカード。ただし山が3枚も削られるのと選びたくないのがいても強制的に選ばなきゃいけないのは注意。こいつもしょっちゅう埋められガチ。
《龍装艦 ゴクガ・ロイザー》
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小学校の頃の切り札がこんな所で活躍するとは思わんかった。雑にガチャガチャ2倍にしたりオリフィナで2体除去したりとやりたい放題。しかも何故か呪文に選ばれないためコルフレで止まらない。ってことはカクメイジン出る前に建てられれば1発だけ止められる。まぁまぁ強くね?
《ドレミ団の光魂Go!》
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このデッキ最強の受け札。ワンドローして唱えるモードで更なるガチャもできるし全タップが強いのなんの。ただ絶望的に色が弱いため結局マナに行きがち。
《A・A・A》
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受け札。サーチもできる。ただ一体しか除去出来ない。うーん…
《霊宝 ヒャクメ-4》
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受け札兼早出し手段。こいつが居るとディスペクター出しつつプラスアクションが取れるから優秀。ハンデスも強いよ。今気づいたけど6コスト受け札しかなくね?
《龍素記号Sr スペルサイクリカ》
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不可能を可能にした龍。まさかガチャカードから捲ってもう1回遊べるドンするとかね。ちなみに後述するあるカード達と組み合わせると世界崩壊する。ここら辺から純粋な暴力カードパワーが増えてくる。
《芸魔王将 カクメイジン》
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デッキ名にもなったこのデッキにおけるコンセントその2。拡張性が高すぎて無限の選択肢が編み出せる。小ネタだがカクメイジンのブレイクの1枚目でマナ加速を唱えた時、2枚目は増えたマナの枚数を参照するので大型が撃てる。だから例えば1枚目のブレイク時5マナだったとして《終末王秘伝オリジナルフィナーレ》を撃ったとする。すると二枚目ではマナが7になっているため後述する《英知と追撃の宝剣》が撃てたりする。覚えておくとちょっと使えるテクニック。まぁ雑にマナ加速呪文撃たずにホーガンとかミラミス撃っても勝てるんだけどね。
《ボルバルザーク・エクス》
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5マナでなんかガチャしてこれ捲れたら大当たり!もう1回遊べるドン!ってカード。サイクリカと組み合わせると本当に盤面が取り返しのつかないことになるから気をつけて遊ぼうね。ちなみにこのプロモ版20倍に値上がったよ。
《英知と追撃の宝剣》
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ランデスこそ正義。サイクリカやゴクガロイザーと合わせて使うと相手が大泣きするよ。
《キング・マニフェスト》
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世界最強のガチャガチャカード。マナが増えれば増えるほど試行回数が増えるので終盤に出して詰めよう。これでデリート捲っても楽しいよ。
《竜界電融 N・EXT》
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マナ起こしつつ耐性持ってるSAとかいうオールデリートのためのカード。雑に山札回復してくれるから延命にもなるよ。ちなみにこのデッキディスペクターとディスタスが12枚しかないよ。あんま期待しないでね。
《怒流牙 サイゾウミスト》
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このデッキにおける最終門番。盾増やしてくれるけどしょっちゅうスカす。そういうデッキだもんね。しょうがないよ。
《K'lavia Tune》
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判明当初から「こいつの採用先はここだ!」と決めていて、友達が当てたからぶんどってここに入れた。普通に8コスだしブロッカーだしで強い。出ればね。あと貴重な単色マナのひとつ。何気にほとんどのガードストライクも無効化できるので押し込み要因としても使える。やっぱ名前かっこいいのは強いんだ。
《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》
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このデッキにおける縁の下の力持ちその2。マナに触れるカードというだけでとんでもなく偉く、呪文も戻せるため基本このデッキの全てのカードをマナから回収可能。上面も雑なトリガーケアにはなる。本っ当に雑。
《ネオ・ボルシャック・ドラゴン/ボルシャックゾーン》
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このデッキ最後の2コスト初動。《配球の超人/記録的剛球》でない理由はシンプルに赤マナが不足しているからであり《イチゴッチ・タンク/レッツ・ゴイチゴ》でない理由は先程も述べたマナ色の関係とクリーチャー面のコストが8であることが理由。そう、あいつのためである。
《沸天混成 ジョバンセン・ガロウズ》
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このデッキにおける中継地点であり呪文乱発の要といえるカード。呪文のコストを軽減してくれるだけでも大量に撃てるためかなり展開が進みやすくなる。ただし山管理に気をつけよう。
《聖魔連結王 ドルファディロム》
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切り札。《オールデリート》とか撃たなくてもこれ投げつけるだけでデッキが壊れる。おかしい。
《邪帝類五龍目 ドミティウス》
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パチンカス大好きカード。雑にボルバルザークとかマニフェスト投げられるだけでも強い。この辺になると書くことが少なくなってくる。
《禁時混成王 ドキンダンテⅩⅩⅡ》
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切り札その2。零龍いる時に出すとその場で勝つ。しかも結構でかい。大好きよ。
《邪偽縫合 デスネークニア》
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このデッキにおけるコンセプトであり切り札。何でもかんでも踏み倒せる夢のカード。ただしボンキッキには弱い。何気にこれも相手に選ばせる冨岡さん系のカード。踏み倒しは任意だから使わなくてもOK。手札キープしたい時とかは脳汁を抑える精神も大切。
《終末縫合王 ミカドレオ》
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切り札その3。殴りたくない時か気持ちよくなりたい時に出そうね。山切れても責任は取らないよ。ちなみにツインパクト初動が8コストなのもこいつのEXWINのため。
《オールデリート》
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切り札その4。これ打つと大体勝てるけど打った上で負けるの死ぬほどダサいから打ったら勝とうね。どっかに2回くらい負けてるアホいるけど知ったこっちゃないね。
《零獄接続王 ロマノグリラ0世》
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切り札その5。ついに墓地にも触れるようになっちゃった。こいつ出すと爆速で山削れていくのなんで?
《頂上混成 ガリュディアス・モモミーズ'22》
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本当のラストピース。相手に出されると嫌だけど自分で出したいカードナンバーワン。キューブから捲ると本当に楽しいよ。
このデッキ意外と呪文枚数多いから素出しすることもよくある。まさか最後のカードの説明がこんなにあっさりしてるとは思わなかった。
ということで長きに渡る全カード解説が終わったところで次に初心者の方に伝えたいデッキを作る上での私が大切にしているいろは(一色でもないよ)をお伝えしようと思います。
4.デッキを作る上でのいろは
4-0 まずは人のデッキをパクろう!
いきなり何を言っているんだろうと思われたかと思いますが、実はこれは正解の通り道だったりします。今のデュエルマスターズのカードプールで自分が使いたい40枚を探すのは初心者の方にとっては不可能に近いです。それに世の中には色んなデッキレシピを公開している素晴らしいサイト「DECK MAKER」があります。まずはそこから自分の使いたいと思ったデッキを選び、パクって作ってみましょう。使い方が分からなかったらTwitterでみんなに聞くなり、仲の良い身内に聞いてみるなりしてみましょう。誰だって最初は真似っ子からです。パクることは恥ずかしいことでは無いのです。
4-1 何をしたいのかをまとめよう!
ある程度デュエマに慣れてきたら自分が自分のデッキでしたいことをまとめてみましょう。例えばさっきの5cカクメイジンは「カクメイジンから呪文をたくさん撃ちたい」って思想から作られました。この思想は何でもいいんです。「大型ドラゴン出して相手を圧殺したい」でも、「ハンデスして相手の心へし折りたい」でもいいんです。ただここで気をつけて欲しいのはやりたいことが多すぎるとデッキがよく分からないことになります。多くても2つか3つにしましょう。「二兎追うものは一兎も得ず」の精神を忘れずに。
4-2 基盤と初動カードを決めよう!
コンセプトが決まったら次は基盤と初動カードを決めましょう。初心者の方にオススメなのは圧倒的なマナ加速能力と大型フィニッシャーを併せ持つ「メンデル栄光基盤」や安定性が高い「デドダムジルコン基盤」がオススメです。また、デッキカラーは多くても3色までにしましょう。色が多すぎると慣れないうちはデッキが上手く回らないことがあります。この辺りは慣れてから色を増やしてみましょう。基盤が決まったら初動カードを決めましょう。ここに代表的な初動カードをまとめておきました。
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初動カードは基盤の形と併せて最低2種8枚、できれば3種12枚欲しいです。特に画像にも乗せている《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》や《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》は終盤でも使え、初動カード以外にも様々な役割を併せ持つため採用しておくとデッキの枠が少し浮きます。
4-3 フィニッシャーを決めよう!
デッキの基盤や初動カードがまとまったら次はフィニッシャーを決めましょう。できれば出るor撃つだけで勝利に直結するカードをフィニッシャーに決めると良いですね。例えば呪文をフィニッシャーにしたいのなら先程の《オールデリート》や基盤が優秀かつ初心者にも手を出しやすい《月下卍壊 ガ・リュミーズ》が、クリーチャーをフィニッシャーにしたいのならこれ一体➕何かでゲームエンドの《CRYMAX ジャオウガ》や文字通り勝利を宣言する《勝利宣言 鬼丸「覇」》がおすすめで、そこは自分の決めた基盤と相談所ですがぶっちゃけ「自分の好きなカード」をフィニッシャーにするのもありです。「昔大好きで使ってた」、「アニメで見てかっこよかった」これらは立派な採用理由です。「自分の好きなカード」を使うとモチベーションにも繋がりますからね。好きなカード、探して見てほしいです。ちなみにフィニッシャーは2種6枚くらいは欲しいです。何故かというと1種だけに頼ってしまった場合、シンプルに引けないことや《神聖龍 エモーショナル・ハードコア》などによって無力化されてしまった時の立て直しが困難になってしまうからです。(エモハド大体2体セットで出てくるから本当は3種欲しいけど…)それに色んなフィニッシャーいた方が楽しいですからね。色んな「大好き」を詰め込んで欲しいところです。
4-4 中継ぎ役を決めよう!
フィニッシャーが決まったら次に考えるべきことは「フィニッシャーが出てくるまでの時間稼ぎ」です。メンデル栄光基盤における中継ぎ役の代表といえばやっぱり《切札勝太&カツキング-熱血の物語》や《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》でしょうか。それぞれバウンス、一体制限によって相手の動きを遅らせる事ができます。特にカツキングは「回収しつつマッハファイターで2体除去」という芸当が可能なためドラゴン基盤における優先度は高めです。
デドダムジルコン基盤における中継ぎは…《キユリのASMラジオ》をオススメしたいです。「5枚見てコスト3以下を2体踏み倒し」とかいうあったまおかしいカードなため「デドダム➕ボンキゴ」などといった「初動と妨害カードの同時出し」が行えます。また、様々な基盤で使える《流星のガイアッシュ・カイザー》、《飛翔龍 5000VT》もおすすめ。ガイアッシュは「攻撃制限とドロー、相手の踏み倒しに反応してターン終わりに飛んでくる」という利点があり、10コスト以上のクリーチャーを4軽減してくれるため中継ぎとしては最上位クラス。ドラゴンを持っているためメンデル栄光基盤に無理なく組み込めます。5000VTは「相手の数に応じて軽減、5000以下の全バウンスかつ相手につぎのターン5000以下を出させない」という利点がありこの「5000以下を出させない」という一文がとても強い。現環境で刺さらないデッキはなくこれを出すだけで1ターンは貰えることが多いので積んでおきたいところですがドラゴンを持っていないのでこれが一番欲しいであろうメンデル栄光基盤に組み込みにくいのが難点。
ここら辺も基盤やフィニッシャーと相談して決めて欲しいのですが…とにかくここらのカードは高いです。平気で3000円は超えてくるのでお財布とも相談しましょう。ただし今後長くデュエルマスターズをしていくのならこの中継ぎ(汎用とも呼ばれています)はあまりケチらずスペックが高いものを使用しましょう。何故かと言うとここら辺の高額汎用はその高さが示している通り様々な強デッキで使用できるため後々になってデッキを解体してもパーツを他に流用しやすいのです。これは初動カードも同様なのでケチらずにスペックが高いものを選びましょう。スマホと同じです。
4-5 受け札を入れてみよう!
次に「S・トリガー」や「G・ストライク」などの受け札を考えていきます。ここで大切なのは「受け札になりつつ他の場面でも使える」カードを入れることです。受け札にしかならないカードは余程スペックが高くないとデッキスロットを圧迫してしまう為、他のカードに枠を割きにくくなります。なのでそれこそ《終末の時計 ザ・クロック》みたいなスペックがないと採用しにくいです。やっぱカツキングなんですよねぇ…あいつ革命2でトリガーになるし…それこそさっき話した《フェアリー・Re:ライフ》とか《地龍神の魔陣》みたいなカードは「初動➕受け札」になってくれるので優先採用したいですね。これも基盤やデッキカラーと相談の上で。
4-6 誰かに見せてみようね!
デッキが完成したら身内なり友達なりに見せてみましょう。ここでやってはいけないのはTwitterに上げることです。何故かと言うとTwitterには悪い大人がゴロゴロしており、大体デリカシーが無いので人のファンデッキをボロクソに叩くからです。なのでそんな所にあげる必要はありません。また、これを読んでいる皆さんのことをよく知ってる身内ならしっかり的確なアドバイスをしてくれるかと思います。そして大体真面目に聞いときゃ強いデッキができると思います。
5.纏め
今回はなんか色々話しました。まぁとんでもない長さになったので最後まで読めた方は褒めます。これを読んで何を感じるか、デッキ作成にどう活かすかは皆さん次第です。だけど少しでもこの記事から自分のデッキ作成に活かせることがあれば、私はとても嬉しいです。是非皆さんの「大好き」を詰め込んだデッキがいっぱい出来上がることを楽しみにしています。
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