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オリカ評価《白銀龍覇 ノエルABYA》


1.挨拶 

皆さんこんばんは。新垣紗霧です。オリカ評価企画も第5弾ということで今日は《白銀龍覇 ノエルABYA》について解説、評価していきます。

2.カード評価


団長も可愛いねえ

今日紹介していくのはこちら。
《白銀龍覇 ノエルABYA》
元となったVTuberさんはホロライブ3期生、団長こと白銀ノエル(@shiroganenoel)さん。
カード名に含まれている「ABYA」の由来は団長語録の1つで団長のものを食べる音である「あびゃびゃ」から来ています。
スペックはコスト8、パワー12500と悪くは無いんですが…団長まさかのシングルブレイカーです。3点は愚か2点すら持ってません。しかし実はこのデメリットとも言える能力、決して悪いことずくめでは無いんです。というのも現代デュエマでは昨日も紹介した「切札勝太&カツキング-熱血の物語」のせいでただでさえ2点から殴りにいかなければいけないのにアビス・レボリューションで登場した「S・トリガー・プラス」のせいでそれですら厳しいんです。「S・トリガー・プラス」とは簡単にいうと「相手ターン中に自分のシールドが2枚以上割られてたら追加効果」のこと。例を挙げるとそのターン中の相手の攻撃を禁止する《終止の時計 ザ・ミュート》や相手クリーチャーを全てタップする《ピース・盾・ルピア》みたいなのが。
どういうことかお分かり頂けたでしょうか?団長は実は1点刻みなことで後述する自身のアタック後効果を安全に発動させられるんです。続いて細かい能力解説に移っていきます。


3.能力解説

団長の能力で目を引くのはやはりcipとマナ武装でしょう(これしか能力ないって言わないであげて)。
まずcipから。この能力を端的に表すとすると「光エンコマ版のモルトSAGA」が最適な表現。モルトSAGA強いですよね。あれの光版だと思って欲しかったんですが…この記事を書くにあたって光のドラグハートを調べた結果枚数が13枚しかなく、その半数がろくでもない能力してました。まぁ…主人公の火に比べればしょっぱいのは許容範囲ですけど一応アニメでの使い手のルシファーって相当人気なはずなんでもうちょい数増やしてあげてもいい気はします。
次にマナ武装。これはモルトSAGAの持つドラグハートアンタップ能力を光文明にどう落とし込むか考えた結果全く違う能力になってしまいました。この能力はウェルキウスに近いですね。あいつも文明指定無しなんで。そしてこの能力は天門デッキにおいて1つの希望となり得ます。例えばどうしても色が足りずにマナに埋めてしまった大型の切札ブロッカーを釣り上げられたり、ハンデスされてしまったブロッカーを釣り上げられたり。はたまた《頂上接続 ムザルミ=ブーゴ1st》と《音感の精霊龍 エメラルーダ》のようなコンボを1枚で揃えられたり。そしてこの能力を発動させるには団長を場に残しておいてあげる必要があります。だからこそ団長はシングルブレイカーでいいのです。次に比較対象と比べた時の利点について見ていきましょう。

4.比較対象と比べてみよう


イラスト変えて再録してくれないかなぁ

団長にはその能力ゆえ比較対象が大勢います。
まず1枚目。団長を作る時に参考にした《爆炎龍覇 モルトSAGA》さん。これと団長を比べた時にこいつの利点って「呼び出せるドラグハートの火力が高い」「1枚でフィニッシュにまで持って行ける攻撃力」にありますが、ドラグハートの火力問題は主人公補正ということで一旦無視したとして攻撃力は確かにSAGAの方が高いです。しかし団長負けてはいません。こちらの強みは「コスト8のブロッカーなので踏み倒し呪文に多く対応している」「マナ武装達成時の展開力はSAGAを上回る」にあります。モルトSAGAは《爆銀王剣 バトガイ刃斗》に展開力を頼っているため《とこしえの超人》とか出されると詰みに近くなりますが団長は展開先を手札からも呼び出せるためとこしえに強く出られます。いっそのこと両方《助けて!モルト!!》で呼び出せるので「エンジェル・コマンド・ドラゴン」を多く採用した両方の強みを活かせるデッキを作るのもありですね。《禁時混成王 ドキンダンテⅩⅩⅡ》や《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》なんかの火光を持つエンコマドラゴンが何体かいるのも強みになりそうです。

そのうち規制されそう

2枚目の比較対象です。こいつと団長を比較するとこっちの強みは1つしかないんですけどその1つが余りにも大きい。普通にコスト6以下との縛りはあれど文明指定、更にカードタイプの指定もないとなればかなり頭を抱えます。更に場持ちもまぁまぁいいときた。けど団長の強みは「コスト8なので様々な踏み倒し呪文に対応している」「呼び出せるドラグハートの数に指定がない」「1枚からの盤面展開能力が高い」が挙げられます。特に現代デュエマにおいて8と9の差は大きく8を踏み倒せるカードには《灰燼と天門の儀式》や《ブレイン・スラッシュ》などの強力カードがあるのですが9を踏み倒せるのはせいぜい《極まる侵略 G.O.D》くらいです。更に盤面展開能力に関して言えばムザルミはエメラルーダを絡めて暴発を狙わなければいけませんが団長は1枚で最大三体もブロッカーを出せます。以上の理由からこのカードも団長の枠を争うのではなく共存していくのが強いと言えます。次に実際にデッキを作ってみましょう。


5.実際の運用

裏向き団長
顔が良いドラグハート

今回は少しいつもと趣向を変えて完全に私のオリジナルデッキにしてみました。主に先程の「赤白のエンジェル・コマンド・ドラゴンを多く入れたSAGAと団長」の折衷構築を考えてみました。
主な動き方としては《ギャラクシー・チャージャー》で団長やブーゴ1stを探しに行く▶︎ゾージアやペルフェクトで相手を妨害▶︎準備が出来たらブーゴ、団長、SAGAを突撃させる。
といった流れです。このデッキの長所はやはり受けの硬さにあるでしょう。天門によく採用される《ヘブンズ・ゲート》だけでなく革命0トリガーの《革命の絆》や上も下も強い《炎龍覇 グレンアイラ/助けて!モルト!!》を無理なく採用出来るため生半可な速攻には屈しません。また、《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》や《支配の精霊ペルフェクト》によって相手のコンボデッキを妨害できるのも魅力です。
一方このデッキの短所は2つのコンセプトを強引に詰め込んでいるため事故率が高いという点です。特に団長とSAGAを両方フルスペックで発動させるのは困難です。また初動として使えるカードが《ギャラクシー・チャージャー》のみなためこれが引けないと試合作りが難しく、引けたとしてもグレンアイラやSAGAは回収できません。
以上の理由から団長は「可もなく不可もなく。普通に天門に1~2枚挿して置くだけでも強い」との決断を下し、「普通」ランクに配置します。それでは纏めに

6.纏め

今日は《白銀龍覇 ノエルABYA》について解説、評価していきました。一昨日や昨日と比べて少し短めになってしまいましたが伝えたいことは伝えられたのでいいかなと思います。ここで大事なお知らせです。次の更新なのですが火曜日から金曜日までテスト期間なため一旦更新をおやすみさせていただきます。よって次の《聖沌鶩忍者 スバルドダック》の解説は2月9日の金曜日になります。また、当シリーズへの感想は何故かこの記事にコメント機能が着いていないので私のXの対応するポストにお願いします。それでは皆さん。また今度!



7.雑談


dramaTICカードってかっこいいよね

比較対象候補だったんですけどこれと団長なら流石に団長が圧勝して比較もクソもないのでやめました

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