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オリカ評価《「宝露雷舞」の極 美空時乃》

1.挨拶

皆さんこんばんは。新垣紗霧です。今日も元気にオリカ評価ってことで今日は《「宝露雷舞」の極 美空時乃》について評価していきます。


2.カード概要

正統派アイドルだねぇ

今日紹介していくのはこちら。
《「宝露雷舞」の極 美空時乃》
元となったのはホロライブ0期生でホロライブ、引いては現VTuber文化の始祖とも言えるときのそら(@tokino_sora)さん。あなたがいなければ私はこのような文化に出会えませんでした。いつもありがとうございます。カード名に含まれている「美空時乃」は「hololiveERROR」でのそらちゃんの役名そのままになってます。
スペックはコスト16のパワー25000ってことで4回目にしてようやく登場したまともなコストでまともなパワーのカードです。ちなみにコスト16のカードって2枚しかなくて《切札勝舞&ボルメテウス-決闘の物語》と《殲滅の覚醒者ディアボロスZ》しかないんですね。パワー25000のカードになると結構多くなって「ファー!甘い甘い!」でお馴染みの《首領竜 ゴルファンタジスタ》やデュエパーティーのパートナーでお馴染み?の《不敬合成王 ロマティックダム・アルキング》や現環境で大暴れの《DARK MATERIAL COMPLEX》など結構有名なカードがいたりします。
雑談はこの当たりにして続いて能力を掘り下げていきましょう。

3.能力解説

このカード凄いことがいっぱい書いてあります。それが進化条件である「超無限進化・Ω」。この能力も持ってるの少なくて有名なのだと去年のGPで予選抜けしてTLをお祭り騒ぎにした《「無情」の極 シャングリラ》でしょうか。さっきから雑談まみれになってて申し訳ない。話戻すとこいつ進化元要らないんですね。だってマナとか墓地から調達できるから。これは進化クリーチャーにとってとても魅力的です。王来篇のスター進化、特に《禁断英雄 モモキングダムX》のせいで勘違いされてる方いると思うんですけど本来進化クリーチャーって「進化元用意してその上に重ねる」ってコンセプトなんですよ。進化クリーチャーマナに置かれた時点でデッキ見抜かれるんで進化クリーチャーの種は除去の的になります。けどその見返りに進化クリーチャーはコストに見合って強力なんです。それこそ殿堂入りしてた《アストラル・リーフ》とか今でもプレミアム殿堂の《聖鎧亜 キング・アルカディアス》とか。そんな進化クリーチャーの進化元場にが要らないとなれば出しやすいです。さぁ進化条件見てみましょう。そらちゃんの進化条件は「アイドルまたはゼニス」…アイドルは私が作っているオリカ以外だとそもそも数が無いので使っていくのはゼニスという部分になります。はっきり言ってこの進化条件、クソ強いです。というのもそらちゃんにはメテオバーンが付いておりこのメテオバーン、ざっくり解説すると「進化元墓地に指定枚数置いたら色々アドバンテージ取れるよ」といった能力のことです。そらちゃんはこのメテオバーンでとんでもない大罪を犯しています。というのもそらちゃんのメテオバーンを要約すると「進化元1枚を墓地から使っても良い」と書いてます。そしてこの能力はとても強いです。というのも現代デュエマには踏み倒しメタ、それこそ今は見なくなりましたが1年前はどっかの絶望神のせいで《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》とか《ガル・ラガンザーク》なんかが飛び交う環境でした。そしてこの2枚に共通するテキストが「相手のターン中に、召喚以外の方法で相手のクリーチャーが出る時、相手はかわりにそのクリーチャーを墓地に置く。」というもの。これを読んだ人はこう思うかもしれません。「ひっかかんじゃん」と、しかし「使う」という行為はなんと「召喚扱い」で踏み倒しを行います。S・トリガーなんかそうですね。あれ「手札から使ってもよい。」と書いてます。そしてこの「使う」というギミックは召喚扱いのためメタの対象外になるだけではなくゼニス特有の「このクリーチャーを召喚して出した時~」のような能力も発揮させられます。ゼニスという種族は高コストかつタダの踏み倒しでは能力をフルで発揮できない都合上一撃でゲームを終わらせうる能力を持っています。盤面を一気に増やすことのできる《終末縫合王 ミカドレオ》やドラゴンデッキ相手には文字通り全てを終わらせられる《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》とかね。そんな能力をホイホイと発射していい訳がありません。しかもそらちゃん、ここまで解説してきてなおテキストの半分しか読み終わってません。
次の能力である「このクリーチャーは相手に選ばれず、攻撃もブロックもされない。」という能力についてですがこれ《異端流し オニカマス》とか使われた人なら分かると思うんですけど普通にウザくないですか?だって除去されないんだもん。こういうアンタッチャブル関係のカードにマッハファイター、特に《切札勝太&カツキング-熱血の物語》をぶつけて処理していくんですけどそらちゃんはカツキング効きません。だって殴れないんだもん。よってそらちゃんを場から退場させようとしたら《聖魔連結王 ドルファディロム》や《偽りの王 モーツァルト》などの「選ばずに除去する」タイプの除去を浴びせるか《堕魔 ドゥポイズ》や《復讐 チェーンソー》のような「相手に選ばせる」タイプの除去を浴びせる必要があります。正直この能力がいちばん厄介。
最後の能力はおまけみたいなもんです。おまけとはいえクロスファイア顔負けのパワーになった挙句正当な手段以外では負けないので最後の砦になってくれるでしょう。次に比較対象と比べた時の利点について話していきます。

4.比較対象と比べてみよう

サガの大親友

墓地から復活を行える進化クリーチャーってことでまず、というかこいつしか比較対象がいません。更に実はこいつとシャングリラを元にしてそらちゃん作られてます。ちなみにDOOMを元としたカードもう1枚あるんですけどそいつはこの評価記事にもう少ししたら登場します。DOOMとそらちゃん比較した時にDOOMが勝っているのって「除去を飛ばせる」「コストが軽い」「コストを自己軽減できる」「蘇生先が墓地に置いたカードでなくても良い」という感じになります。コストに至ってはゼニスなんでしょうがないですが、「除去を飛ばせる」という点に関してはそらちゃん完敗です。特に墓地からの踏み倒しを咎める《検問の守り 輝羅》や《とこしえの超人》を乗り越えられるかはとても大きな差になってきます。
一方そらちゃんが勝っている点は「召喚扱いで踏み倒せる」「除去の対象に取られない」「EXWINを防ぐことができる」「パワーがとても高い」といった点です。とくに「召喚扱いで踏み倒せる」といった点はとても魅力的です。どちらも似たような性質でありながら方向性は違うのであまり比較できませんでした。次に実際の運用について考えていきます。

5.実際の運用

サスペンスの枠そらちゃんだね

「ゼニス」という種族を活かしてそらちゃんには「ターボゼニス」というデッキに就職してもらいます。このデッキの動かし方は
マナ加速▶︎スクラッチやプレリュード唱える▶︎フィニッシャー出す
といった流れです。またこの手のデッキにありがちな「フィニッシャーがマナゾーンに飛ばされたり、ハンデスされてしまう」といった欠点をそらちゃんの持つ「超無限進化・Ω」によって自身の進化元にすることで間接的にカバーしています。
このデッキの長所はやはり圧倒的な制圧力にあります。そらちゃんによって放たれるありとあらゆるゼニスたちの力で相手をコントロール仕切れる所にあります。
一方このデッキの短所としては「速攻デッキには不利」と言った具合です。リストの構築ではあまり受け札を積めないので「赤単我我我ブランド」や「赤青マジック」には不利がついてしまいます。
以上の理由からそらちゃんは「カード自体が強く、採用先もすぐ思いつくが環境を変えるまででは無い」との評価を下し「普通」ランクに配置させていただきます。それでは纏めに入っていきましょう。

6.纏め

今日は《「宝露雷舞」の極 美空時乃》について解説、評価しました。ホロライブの始祖ということで結構強めにしてみたんですけど皆さんからみてどうなのかな…?カードが溜まってきたらホロライブデッキとかも作ってみたい!それでは皆さん、明日の《白銀龍覇 ノエルABYA》の解説でお会いしましょう。じゃあね。


7.雑談

先程お話した通り今まで解説してきた今回のホロライブ×デュエルマスターズのオリカ4枚には全て元のカードがあります。
お嬢▶︎《「鎮魂」の頂 ベートーベン・ソレムニス》➕《龍騎旋竜 ボルシャック・バルガ》
船長▶︎《伝説の禁断 ドキンダムX》
あくたん▶︎《オールデリート》
のような感じに。今まで紹介してきたカードの元ネタを探してみるのも面白いかも!


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