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【相場まとめ】2023/12/21(1分以内で読めます)

  • 欧米株式市場は下落。特に米株の落ちはかなり大きなものに。ただ、特に明確な原因が見当たらない。

  • 市場参加者もホリデーシーズンの流動性の薄さ、直近までの市場の買い一方向へのポジションの偏り、個人投資家の間で流行している0DTE(Zero Days to Expiration)オプション絡みのフローなどが原因と整理している様子。ただ実情は誰も理由がわからない奇妙な動き。

  • 欧米金利は低下。昨日発表された米主要経済指標は総じて予想以上に強い内容。さらに、米20年債入札が弱わかった(いずれも金利上昇要因)にも関わらず金利低下を止める材料とならず。むしろ英国物価指標の弱さとドイツPPIの弱さに反応して欧米金利は日通しで低下。

  • 英国の物価指標が弱かったこと、独PPIの弱さから主要中銀の利下げの連想が強り、主要通貨は対ドルで軟調。

  • ドル買い、円買いでドル円は143円台半ばから後半で水準があまり変わらず。144円は試せず。ユーロは1.10の大台を試せず1.09台半ば。

  • 紅海沖の情勢は鎮静化に当初予見されていたよりも時間がかかりそうだと市場が認識し始めている様子。

  • 引き続きFED、ECBともに関係者発言は急激な利下げ折込みをけん制する内容が続く。

  • 欧米金利低下、株の大幅な下げ、VIX指数(恐怖指数)の大幅上昇、ドル買い、円買い、の動きだけを見ると教科書的には“リスクオフ”時の動きにも見えるがはっきりしない。金利の低下以外は調整的側面が強い可能性も残る。


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