素人の考古学ー埼玉県さいたま市内の古墳巡り
埼玉県さいたま市は大宮市や浦和市、与野市が合併した大都市で、
東北本線や京浜東北、新幹線、武蔵野線、川城線、東部野田線など複雑に交差し、駅も同じような名前が沢山ある。(大宮、東大宮、北大宮、西大宮)、(浦和、東浦和、南浦和、北浦和、中浦和、西浦和)、(与野、南与野、北与野、与野本町駅)。
さいたま市内では、墳丘が存在している古墳が約20基あるほか、約100基見つかっている。
古墳は南区から西区にかけての台地の縁や自然堤防上にある。ここに相当の水量がある大河川が流れていたと考えられる。この川は水上交通の経路としても機能していたと考えられ、交通の便のよい川沿いの各地に豪族が拠点を備えていたのではないかと考えられる。
さいたま市には古墳が密集する場所がいくつかあり今回まわった古墳群は、(旧大宮市)植水古墳群、側ヶ谷戸古墳群 (旧浦和市)大久保古墳群、土合古墳群
●明神神社古墳。市史跡 33m円墳 6c後半築
土合古墳群に属している。
JR埼京線中浦和駅から300mほど西に神明神社があり、その境内に保存されている。
右隅に写っているレンタサイクルで古墳巡り。
●本杢古墳。市史跡 20m方墳 6c初 周囲に溝
土合古墳群に属している。
周辺に古墳が散在。
●明神寺古墳。16m 高さ3mの円墳 6c後半
大久保古墳群に属する。
個人の屋敷林の中なので説明板に近寄れない。埼玉大学の周辺に14基の円墳がありその一つ。
●台耕地稲荷塚古墳。市史跡 30m円墳 7C築
側ヶ谷戸古墳群に属している。
ガラス小玉、水晶切子、武器類が出土
●大塚古墳。県史跡 21x25m 高さ4m方墳 未調査
大塚古墳群に属し、かつて周辺に小古墳群があった。
円墳が多い埼玉県下では珍しい方墳である。
レンタサイクルで市内の古墳巡りをしたが、街中にあり非常にわかりづらく8基目標のうち2基は見つからなかった。
ペットボトル3本飲んで、熱中症にならないように気を付けたが、さすが気温30度のなか5時間のサイクリングは疲れた。
以上
小兵衛
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