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ビートマニアとの出会い〜皆伝に合格するまで

皆さんこんにちは、初めましての方は初めまして。BBD15期のでんたくです。ブログというものを書くのは初めてで文章等拙い部分も多いですがどうか温かく見守って頂けると嬉しいです。

この記事は自分の所属しているサークルであるBBDの新歓企画に参加しています。以下のリンク先で他のサークル部員が書いたブログがまとめられているので、是非読んでみてください!

さて、今回はタイトルにもある通り、自分がビートマニアに出会ってから、多くのプレイヤーが目指すであろうSP皆伝に合格するまでについて書いていこうと思います。あくまでこれは体験談なので、参考程度にしていただけると幸いです。

弐寺との出会い

もともと中学生の頃から太鼓の達人をやっていましたが、基本的にはそれ以外の機種に興味はなく、粘着などで行き詰ったときに気分転換としてチュウニズムをやる程度でした。弐寺に関してはプレイしたこともなければ、どういったゲームなのかすらよく知らないといった感じでした。

ですが定期的に開催される音ゲー関連の大型大会はチェックしていました。KACは暇なときによく見ていて、特にSDVX決勝戦でのの特殊演出は当時プレイしたことのない自分でも熱狂しました。

そんな自分が弐寺を知ったきっかけは、KAC2013決勝ラウンドです。最終楽曲である灼熱Beach Side Bunnyで会場を大きく沸かせ、そして大逆転する圧巻のプレーを見て、自分もやってみたい!と強く思いました。

初心者〜七段合格まで

早速最寄りのゲーセンにおいてある弐寺をプレイすることにしました。まずはプレイサイドの選択ですが、自分は迷わず2Pサイドを選びました。理由としては前述のKACの影響もありましたが何より利き手で皿を回したいのが大きいです。皿中心で考えてます。

一通りの操作方法を覚え、1クレジット通してプレイしましたがこれムズすぎない???まず鍵盤の位置がわからな過ぎて単押しでも普通に押し間違えたりしていました。そして何より判定が狭い(当社比)。全力で目押ししてもGoodやBadを量産したりと、難易度の高さを思い知らされました。

初めて触ったのがHEROIC VERSEの終わりごろでしたが、勉学など当時忙しかったこともあって、本腰入れて取り組み始めたのはBISTROVERになってから少ししたくらい(2021年になったころ?)でした。

SP六段を取るあたりまでは特にこれといったランプ狙いや練習をせずに、いろんなジャンルの曲や譜面を触っていました。このあたりの実力帯であれば、単曲粘着するよりも地力は早く上がると思いますし、何より飽きずに楽しくプレイすることができると思います。

六段に合格してからは、超青少年(以下略(H)Verflucht(H)にランダムをかけて認識力を上げたり、灼熱(H)で皿力を鍛えたりしていました。オススメです。
この頃の自分は段位に対してかなり慎重だったので、中級者の関門である七段も地力をつけて上から殴って合格しました。偉い。
そもそもサファリ難民という概念を知らなかったのがデカいかも

七段〜九段合格まで

七段に合格してから少しして、コナミが販売している公式コントローラーであるエントリーモデルを購入し、本格的に弐寺をメイン機種として練習していました。自分のパソコンはおんぼろでINFINITASができないこともあり、家では専らULTIMATE MOBILEをプレイしていました。今でもよく使ってます。

この辺からレベル11に手を出し始めました。一応ネット上では有志の方々によって難易度表も作られていましたが、自分は特に参考にすることはなく、気になったアーティストの曲や練習によさそうな曲を選んでいました。特にKung-fu Empire(A)SAMURAI-Scramble(A)S!ck(A)にはかなりお世話になりました。自分は皿曲が好きということもあり、よく皿曲や皿絡みの多い曲も好んでプレイしていました。

そんなこんなで特に苦戦することなく八段にも合格。当時八段のラスボスでもあるS!ck(A)をよくやってたのが大きかったです。

そこそこの余裕を持って合格できました。偉い。

この時点で運指を手首皿に移行し始めました。もともと崩し多めの運指を使っていたこともあり、習得には少し苦労しましたが慣れてくると便利で仕方ない。

ただ、この時点で手首皿に移行するのは早すぎたかもしれないと後悔しています。自分の場合は大丈夫でしたが、今後レベル12の皿曲などで、速い連皿に対応できないリスクがあるからです。もちろん手首皿にしないと上手くなれないわけでは決してありません。BPLなどを見ていただけるとわかる通り、様々なスタイルが存在します。それが弐寺における運指の多様性であり良さだと考えています。もし移行を考えている人は、十段、中伝くらいまでの実力をつけて、最低限の皿力をつけてからにすることをお勧めします。皿に多少の自信がある人はその限りではありませんが。

さて、手首皿に移行してからもレベル11を広く触って全体の地力を上げていたので、九段にもサクッと合格できました。うれしいです。

去年の五月ごろ 少年Aは難しいので仕方なし

十段、中伝合格と後悔


自分にとって、この九段→十段が弐寺人生にとって一番辛い時期でした。というのも、この頃の自分は段位に固執しすぎていたこともあり、実力不相応な段位特攻、課題曲粘着をしていたのです。

サークル同期のささきからも「Colorful Cookieはあんまり正規でやらない方がいいよ」とアドバイスされていましたが、それを無視した結果・・・

はい。

とんでもない癖をつけました。 現在も後遺症に悩まされています。
段位認定は正規もしくはミラーでしか挑戦できないこともあり、癖をつけてしまうと合格がかなり遠のいてしまいます。気を付けましょう。

課題曲以外のやさしめなレベル12も触りつつ、懲りずに十段に挑戦を続け、辛くも勝利。何とか十段に昇段できました。

7月の始めに合格。3曲目を抜けてからは1発でした

夏休みに入ってまとまった時間が取れるようになったので、勢いのままに中伝になってしまおう!と挑戦スタート。

12のイージークリア狙いをある程度やりつつ、得意だった皿曲にさらに磨きをかけていました。しかし相変わらず課題曲粘着を繰り返していた影響で、中伝のラスボスであるSigmund の二重階段にまたしてもとんでもない癖をつけました。しかし十段に比べて拗らせ度合いは軽く、正規とミラーを交互に挑戦した結果・・・

8月の上旬に合格。二重階段を抜けてから緊張MAXでした

なんとか合格。一人で喜んでいたら周りに白い目で見られました。恥ずかしい

当時の12ハード

中伝合格した時点でのレベル12でハードクリアしていた曲を全て紹介します。





  • Snake Stick

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はい、Snake Stickのみです。全く参考になりませんね。
ハード難易度参考表でいうところの個人差A+です。12初ハードがこの曲という人はなかなかいないのではないでしょうか。

中伝合格において、皿曲の練習に全く抵抗がなかったのはかなり大きいです。中伝2曲目にこの曲があったことも、長く拗らせずに済んだ要因かもしれません。

皆伝合格へ

地力上げ

中伝に合格したのでいよいよ皆伝への挑戦権を得ました。ここまで来ればあと少しです。

しかし弐寺の最高段位ということもあり、今まで以上に苦戦を強いられます。よく聞く話として、「弐寺を始めてから中伝を取るまで」と「中伝から皆伝を取るまで」に同じ労力、期間を要する、というものがあります。あくまでこれは全員に当てはまるものではないですが、皆伝の難易度を例える上ではかなりわかりやすいなと感じています。

中伝を取ってからはしばらく皆伝に必要な実力を身に着けるための練習を行っていました。具体的には、12ハード参考表を見ながら、下からハードクリアで埋めていくのと、自分がギリギリクリアできない高難度曲のイージー特攻を並行して進めていました。ハード埋めに関しては、一日あたり新規ハード10曲を最低ラインに定めて、地力譜面と個人差譜面をまんべんなく触っていました。

皆伝には低速、連皿、軸配置などの個人差要素が多く含まれているため、この段階で個人差譜面に対する苦手意識は排除するよう意識していました。

未難が二桁に突入するまではかなりスムーズにハードクリアが埋まっていき、地力Sのイージーもついたりと、この時の弐寺に対するモチベーションはかなり高かったです。また、同期のささきが自分よりも少し地力が高かったこともあり、常に追い抜こうとライバル視できていたのも大きかったです。向こうがどう思っていたかは不明。

このあたりでCastHourに切り替わったので変に皆伝を意識せずに済みました。(バージョンが切り替わってしばらくは皆伝を受験できないようになっているため)

ハードを埋める中で出た強いリザルトがこちら

焔極OVERKILLハードクリア

大台ともいえる地力Sをハードクリアし、いよいよ皆伝に向けて本格的な練習を始めました。

皆伝に必要な力をつける

直前期に自分は具体的に以下のようなテーマをもって取り組んでいました。

  • EMERALDAS、卑弥呼の16分乱打を捌く鍵盤力

  • 灼熱の遅めの皿を回すための皿力、それを補助する片手力

  • 冥の序盤の高速乱打を耐える鍵盤力、脱力の意識

  • 卑弥呼の最後をギアチェンすることなく耐えるための低速力

  • 冥の加速地帯の縦連力

特にTITANS RETURN(L)Level3 のハードクリアは自信につながりました。

そして

中伝、皆伝が実装されてから数日たった1月7日、BBDの同期や先輩が後ろで見守る中、皆伝の挑戦がスタート。
一回目と二回目は正規皆伝で臨みました。2pサイドからみると卑弥呼の軸が1番に降ってくるので多少辛いものの、の縦連が非皿側になるため多少楽といわれていたからです。

二回ともまで到達したものの、やはり低速地帯で落ちてしまいました。前半の繰り返し地帯にも違和感があり、このまま粘着するとまた十段の時と同じように癖をつけてしまうと考えたので、この日最後の挑戦と決めてミラー皆伝を受けることに。

卑弥呼の軸が楽な配置になり、特に問題なくに到達。しかし前半でボロボロとミスを多発。低速突入時点でゲージは40%ほどでした。かなり低い。このままではまずい、と加速が始まるまで全力で光らせにいきました。

問題の縦連、なぜかbpm130になるあたりまでかなり繋がっている。動画を見返してもなんでこんなに繋がったのか自分でもわかりません。
そして加速を全力で耐え、最後の大階段を突破し・・・


念願の皆伝に合格しました。嬉しさのあまり思わず泣いてしまいました。
後ろで見守ってくれた同期や先輩からも祝福されました。さながらアニメ版エヴァの最終回。

ビートマニアに向きあって約1年、こうして自分は皆伝になりました。

やっておけばよかったこと

を突破するひとは大きく2種類に分けられると思っています。

  • 序盤の鍵盤で回復して、多少低速が苦手でも逃げ切った人

  • 序盤の鍵盤で稼げなくても、低速がある程度得意で耐えきった人

自分はもちろん後者にあたりますが、もう少しクロペングングニルなどの高速乱打を練習して、余裕をもって低速に突入できるようになれば良かったなと後悔しています。
また、自分の皿力を過信しすぎたあまりに直前にあまり皿を練習しなかったために、本番の灼熱もかなり危ないゲージになってしまいました。これから皆伝を挑もうと思っている方は、灼熱のゆっくりな皿回しの感覚を忘れないよう定期的に皿と向き合うようにしましょう。直前は特に。

最後に

ここまで長々と自分語りにお付き合いいただきありがとうございます。自分の皆伝までの道のりはほかの人に比べて個人差要素に偏っているとおもいます。こんな受かり方もあるんだな、程度に思っていただけると幸いです。

自分がここまで楽しく成長してこれたのは、同期はもちろん、いろいろな面でサポートしてくださった先輩方のおかげです。弐寺に限らず、多くの機種にこういった競い合う仲間や、支えてくれる人がいるのはBBDの大きな特徴であり良さでもあります。こういった大きなコミュニティは日本にそこまで多くないので、存分に活用していただけるといいのではないでしょうか。

改めてここまでお付き合いいただき本当にありがとうございました。これからも楽しい音ゲーライフを送りましょう!

でんたく

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