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第11回音ゲー早慶戦 感想

はじめに

 こんにちは、初めましての方は初めまして。BBD15期のでんたくといいます。普段はビートマニアやドラムマニアをメインに遊んでいます。
 今回、第11回音ゲー早慶戦(以下「戦」と書く)ドラムマニア部門で次鋒として出場したので、それまでの軌跡をここに綴ろうと思います。かなりのボリューム&駄文になりますが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

始めたきっかけ

 自分がドラムマニアに出会い、そしてここまで頑張れたのには、三人の欠かせない人がいます。

 1人目はレクリア。去年9月の終わり頃、池袋で自分が初めてチュウニズムで虹レートになった時、息抜きにレクリアがドラムをやっているところを後ろで眺めていた時に、「やってみる?」と提案されたのが全ての始まりでした。あの時やってなかったら、ギタドラという機種に出会うのがかなり後になっていたのかもしれません。本当にありがとう。でもそれはそれとして夜に駆ける紫を勧めるのがいくらなんでも早いんじゃない?まぁいっか。

 2人目はねふぃかすさん。ドラムを本格的に始めてから今に至るまで、練習曲や稼ぎ曲、ギタドラで一番いい曲などを教えてもらったりと、自分の成長の面においてなくてはならない存在です。両9000のデカい背中を見ながら楽しく成長できたので、本当に自分は恵まれているなぁと感じています。
今回の戦でもとても輝いていたのですが、それは後ほど。

 そして3人目が、kitchenさんです。
去年10月中旬に開催された、本厚木レジャーランドでのオール会(交流会)にて、まだドラムを数回しか(前述の池袋以来?)触っていない自分に、バスの踏み方から色々と指南していただいたり、セッションして頂いたのをよく覚えています。
 当時すでに金属ネームだったkitchenさんは自分にとって憧れの、雲の上の存在でした。この日を境に、自分のメイン機種にドラムマニアが追加されました。ここが自分の音ゲー人生にとって一番の転換点でした。

橙ネーム(スキル1000)達成時

 この頃はまだドラムで戦に出るなんて夢にも思っていなかったです。そもそもこの時は戦というイベントの存在を全く意識してなかったとおもいます。

 以上の三人だけでなく、KBDのいろいろな方に支えられながら今まで楽しく成長できました。こういったところがKBDの良さなのかもしれません。
この時は比較的ビートマニアにお熱でしたが、沢山ドラムマニアというゲームを触り、IR などを経てかなりいいペースで成長できました。

前回の戦

 春休みあたりに開催された前回の戦時点では、自分は赤グラネーム(スキル6500)になっており、初心者卒業はできたもののまだ十分に戦に出る実力を有しておらず、またBBDチームは十分に人数が足りていたため、ドラム部門においてはまったくの外野でした。補欠にすら選ばれて無いです。そもそもIRを提出してないし。

 前回のドラム部門も例年に負けないくらいの熱気とレベルの高さで、現地での観戦はできなかったものの自宅でかなり盛り上がったのを覚えています。特に次鋒戦でのPAYAさんの三連続フルコンボは強烈でした。難易度7後半という決して簡単ではないレベル帯で、しかも一発勝負の場での接続はとても印象的でした。

 次鋒以外でもとてもアツい戦いを繰り広げたドラム部門を見て、次こそはこの戦の舞台に立ちたい!と強く決意を固めました。

選抜IR

 前回の戦から今回の選抜IRまでにたくさんのクレを積んだ結果、自分は金ネーム(スキル8000)になり、戦に出るために必要な地力をある程度蓄えることができました。金ネームになるまでにやったことなどはここでは書きませんが、またいつか気が向いた時に改めて綴ろうとは思ってます。
 この時期は実力の近い先輩のやなっさんえらさんをライバルに入れて切磋琢磨できたのが大きかったです。そんなこんなであっという間に選抜IRが始まりました。

ドラムマニア編

 前回の戦に出場していた人の中で卒業したのが一人、つまり実質的に自分がその枠に滑り込む形でメンバーが決定しました。当初自分は先鋒に割り当てられるだろうという想定で考えていましたが、前回と同ポジションのほうが対策がしやすい点や、実力順での妥当性などから、次鋒(難易度7後半)のポジションに割り当てられました。枠争いなどは特になかったため、取り合えず満足のスコアを提出したうえで、早めに次鋒対策を始めていました。

ビートマニア編

 実は選抜IR中一番頑張っていたのがビートマニアで、期間中ずっと課題曲を詰めていました。課題曲のR乱配置を全部暗記するくらいには頑張った。
 しかし実力及ばず、補欠という形でビートマニア選手になることができました。同期のらいおんもかなり悔しい結果に終わってしまいましたが、彼もポップン選手として活躍していたので何よりです。来年は必ず二人とも出場できるよう頑張ろう。まずはA1かぁ……

 ビートマニアについては多くは割愛しますが、先鋒に繰り上がったときのためにop31.叙情を頑張って仕上げていました。鳥Aも乗っていないのでそこまで上手いわけではないですが、今後アリーナなどで飛んでくることがほぼ確定しているため必ず向き合わなければならない曲なので、対策できるいい機会だったかなという感じです。

AAA-14 結構頑張ったでしょ?

いい機会だと思って、他のソフラン曲のギアチェンもまとめてメモに残しておきました。今後アリーナやBPLバトルで自分に当たるひとへ 皿とソフランにご用心。

さて、こうして自分はドラムマニア次鋒、ビートマニア補欠として、戦に向けて対策を始めていくことになります。

課題曲対策

苦手の克服

 ドラムマニアはその名の通りドラムを模したゲームであり、手足両方を激しく動かして演奏を行います。ギタドラには多くの曲が収録されており、その中には手が忙しい所謂手譜面と、足が忙しい所謂足譜面が存在します。以前少し太鼓の達人を触っていた自分はもちろん前者が得意で、金ネームになるにあたって手譜面をガツガツ触っていました。そのため足がとんでもなく弱いです。特にツーバスと言われる、簡単に言うと足でトリルをする動作がとても苦手で、BPM120の16分でも足が硬直してまともに反応しないレベルでした。

ツーバスを必死にやる自分(できない)

自分の担当する次鋒課題曲の中にはツーバスができないとお話にならない楽曲が複数存在しており、中にはBPM160のものもあったため、最優先で解決しなければならない問題でした。選抜IR後からは、長い長いツーバス克服期間が始まります。

ツーバスは一日二日でできるようになるものではなく、長期間にわたって徐々に限界を押し上げる必要があるため、自分ができるBPMのツーバス曲を地道にやり続けました。練習の際に主に使った楽曲は次の通りです。

  • S Launcher 120

  • Fire in my heart 120

  • Evil Ogre 130

  • Predator's Crypto pt1 136

  • 百鬼夜行 青 145

  • IMITATION TOUCH 157

  • Shake and Shout!! 160

 アップがてらに余裕のあるツーバス曲を触り、特攻は1日に一回まで、負け癖をつけないように慎重に練習しました。また、サボるとすぐに踏めなくなってしまうため、できるだけ日を空けないよう努めていました。そして地道に感覚をつかんでいき、最終的に戦本番までにBPM160をそこそこ踏めるようになりました。何においてもですが、できなかったことができるようになる瞬間が一番楽しく感じます。徐々に踏めるようになっていく感覚が自分にとってモチベーションになっていました。

努力は実ります

また、ツーバス練習のおかげで足譜面と戦えるようになったため、スキル170(虹ネーム相当)も出るようになりました。

偽りの名 ヤバスギル・スキル

ツーバスを対策している過程で、足の技術としてそこそこ問題だったニ連バスも安定してきたため、次鋒対策に向けた下地作りは上々だったといえます。

課題曲埋め

 ツーバス練習の息抜きとして、少しづつ課題曲埋めを進めていきました。曲ごとの特徴をメモに残したり、1~5の五段階評価で危険度をつけたりしていました。ちなみにover comeの危険度は10、Beyond the lightの危険度は10000です。7後半を埋めるにあたって多種多様な譜面傾向に触れることができたため、対策後期はかなり譜面対応力が上がってきたのを実感しました。
 結局メモに関しては本番においても使われることが無かったのですが、今までの努力を可視化できたり、段々と表が埋まっていく様子を見たりするのが好きだったため、モチベーション維持の観点からもとても有意義でした。











そういえば対策過程でこんなこともありました。

果たし状 初見

このリザルトを上げてすぐ、こんなタレコミが。

なるほど。

 どうやらkitchenさんはこの曲が得意らしいという情報をもらいました。夏が始まってすぐの頃、まだ戦本番は全然先で、想定される相手すらわからなかった時期ではありましたが、一応曲名だけは覚えておくことにしました。


心理戦対策

 さて、課題曲を一周する過程で心理戦楽曲は一通り対策できていましたが、まだ仕上がりが甘いところも多く、この時点で戦本番までそこそこの猶予があったため、心理戦楽曲全90%を目標に掲げ、残り期間を過ごすことに決めました。
苦手分野の克服と、課題曲一周もあってか、2周目はほとんどが一発で自己ベストを達成できました。新たな気づきがあればどんどんメモに追記しき、本番の自分が困らないようにしていました。まぁ本番メモ見れなかったんですけどね。
 嘘だらけの僕から出た言葉WalnutsShake and Shout!!といった難曲に苦戦しながらも......

嘘だらけ(以下略)は危険度5000000

全90%を達成しました。今までこう言った埋め作業をあんまりやってこなかったため、かなりの達成感を感じました。ここまでやればまぁ本番ボロボロになることは無いだろうと思いつつ、ひとまず本腰入れた心理戦対策はここで終了しました。

自選曲探し

 3本勝負における自選での一本はとても大切です。これを落とすわけにはいきません。ということで、一通りメモをつけ終わった楽曲リストと譜面動画を行ったり来たりしながら、かなり悩みました。自選曲選びに関しては、

  • 本番一発でも繋がる(ある程度安定している)←とても重要

  • 相手に刺さる、明確な切りどころが存在する←かなり重要

  • 曲が良い、ギタドラらしい←これはマジで重要

  • 専用BGAが存在する←トップクラスに重要

以上の項目を判断基準として、自分に合った曲を探しました。結果、いくつかの曲が候補に挙がりました。

  1. 地方創生チクワクティクス
    ボツ理由:スネアのメンテナンスに左右されがち、ギタドラらしくはない

  2. つまり...Gブルース‼︎
    ボツ理由:心理戦対象で対策されてそう、専用BGAが無い

  3. ポップミュージック続論
    ボツ理由:心理戦対象、そこまで安定してない、ポップン

  4. Hunter〜どうしても欲しいもの〜
    曲良い、繋がる、刺さる、BGAある...内定‼️

こんな感じで自選曲が決まりました。まじで神曲、神BGAなので皆さんぜひ見て欲しい。
 自分の投げるHunterは、ハネリズム主体で技術寄りかと思いきや、ハイハットやフロアタム、シンバルの二連打の繰り返しが多いパワー系の譜面になっています。

シンバルのニ連打
結構速い

こういった二連打は、腕の力で叩くというよりかは手首のスナップと指の動きを駆使して小さなモーションで反応させるのが大事になってきます。こういったテクニックは太鼓の達人で鍛えられているため、ある程度安定していました。しかし難所は連打だけではなく、

ここ
スネアが一打増えています

サビ後のここ。覚えていないとほぼ100%接続できない箇所ですが、自分は独自に運指を組むことで成功率をかなり上げることができました。

これで本番までにできることは全て揃いました。我ながらかなり仕上がっていたと思います。直前にもらった心理戦お題は接続率七割ほどで、ようやく勝てるビジョンが見えてきました。

対戦相手について

 正直、直前の直前まで全く読めていませんでした。というのも、今回のドラム部門ではKBMチームにOBが3人(!?)出場し、現役の希望ポジションを最大限尊重するといったルールがあったため、誰が次鋒に来てもおかしくはなかったからです。粗茶さんやかねこさんといった超格上にボコボコにされるのはちょっと嫌だな〜とか思ってたりしました。

 その中でも可能性が高いのがkitchenさんとkabyさん。どちらもしばらく大きな動きが無かったために様子を伺っていましたが、戦数日前のある日、突然kitchenさんが次鋒課題曲を埋め始めていることに気づき、ここに来て初めて対戦相手がkitchenさんであることを確信しました。


「ギタドラを始めるキッカケになった、憧れの相手と戦という大舞台で対等に戦える」


こんなに嬉しいことはありません。
せっかくもらったこの機会、絶対にいい試合にしてみせる!と意気込んでいました。

他選予想

 直前にkitchenさんと当たることが判明したので、そこまでスコアを精査する時間を取れませんでした。得意傾向は自分と同じ手譜面ではあったものの、八分バスや二連バスといった自分のできない足要素もできるため、投げられてもおかしく無い曲はたくさんありました。他選は何になるだろうか......と悩んでいたその時、数ヶ月前に聞いたある曲を思い出しました。







奇跡

 果たし状はアップテンポでギタドラらしいとても良い曲で、当時の自己べはこちらが93%、kitchenさんは95%ほどとこちらが負けていました。個人的難所は中盤の二連バス+タムで、本番までに一度も繋がったことがありませんでした。

左右の足に振り分けてくれ〜😭

 このゲームの達成率はコンボにかなり依存するため、曲の真ん中でコンボを切ると大きく達成率が落ちてしまいます。自分はこの地帯で必ず切ってしまうため、ここ以外をどれだけ頑張っても92〜3%が限界でした。
とはいえ、全体で見ると八分刻みと左足の一定踏みがメインで、比較的素直でやればやるほど安定するような譜面であったため、以前からずっとやっているkitchenさんが投げてくるならこれしか無いだろう、と決めうちしていました。

本番前日

 本番前日はねふぃかすさん、ゆーとらいおん、自分の4人で決起集会という名目で昼に焼肉を食べ、士気を高め合いました。おいしかったのでまた行きましょう。
 その後4人で会場に向かい、筐体の判定や液晶などの確認も兼ねた最終調整をおこないました。ポップン筐体はテンキーが3kmくらい(?)離れていてSUDDENの付け外しが大変そうだったり、ドラム筐体はスネアの反発が普段使っているものよりも強く無いため、スネアを激しく使う曲は事故が起きそうだったりと、実際に触ってみないと分からない情報が多かったです。今後戦の出場を考えている人は、最低限一回は本番筐体に触れて特性を把握しておくことを推奨します。

 本番の筐体では、自選とツーバスがきちんと繋がるかどうか、タム周りの位置を掴めているかの確認を行いました。自分が普段使っている筐体はいわゆる黒筐体(液晶がやや大きめ、比較的古い筐体)、本番は白筐体(全体的にコンパクトで、新しめの筐体)だったため、白筐体に感覚を合わせるのがやや苦戦しました。

 一通り調整を終え、周りを見ると他の機種で出場するBBDのメンバーと、おそらく相手になるであろうKBMのメンバーが同じく最終調整を行っていました。戦う前のこのピリピリした雰囲気、いいね
 普段自分はそこまでKBMの人には会わず、中には初顔合わせのいたので、その人たちに挨拶を済ませつつ、近くにある他のゲーセンに移動しました。

 すると、移動したゲーセンのドラムマニアで、なんとkitchenさんがプレーしていました。会うのは去年の10月のオール会ぶりで、またこの時点で自分の対戦相手であることをほぼ確信していたため、声をかけるかかなり迷いましたが、勇気を出して声をかけることに。
 お久しぶりです、と言った挨拶のあと、お互いに次鋒であることがほぼ明らかであったために、明日の本番の話題に。

「自選なんだと思う?」

「一個だけ心当たりがあるんですけど......『果たし状』ですか?」

「そう!明日それ投げるからよろしくね😊」

¿

 流石にかなり動揺しました。kitchenさんの性格上、とても嘘をつくような人ではないのはわかっていたのですが、ここまであっさりと手の内を明かしてくるのでもしや......と疑ってしまう自分がいました。

 勝つこと負けること以上に、この試合をみて、ギタドラに興味を持ってもらえるような、そんないい試合にしようという約束を交わして、その日は離脱しました。

 そして帰宅。この数ヶ月間積み重ねてきたものが報われるか、全て明日にかかっている。そう考えると寝ても寝付けなかったです。ベッドについたのは21時ごろだったのに、寝たのは23時ごろでした。譜面ずっと眺めてたり、心理戦リストをジロジロ見てたりしてましたが、スマホの画面見てたら眠れなくなるだろ お前は何をやってるんだ。

戦本番

 いよいよ戦本番。目覚まし通りきちんと起きて、時間通りに出発しました。コンディションも悪くはなく、前日のプレイによる疲労なども完全に取れていました。
 会場に向かう電車の中では自選のHunterと他選(?)の果たし状を延々とループ再生して、BPMを体に馴染ませていました。

譜面研究の際はお世話になりました

 ドラムはその日の後半からスタートで、本来は昼まで会場に入れない予定でしたが、弐寺で補欠を任されていたために、会場には他の選手より早く入れました。
 機材トラブルによりスケジュールに遅れが生じていたものの、柔軟に対応してくださった委員の方々には感謝しかないです。

 ドラムよりも先に行われたビートマニアギタフリはどちらもアツい試合ばかりでした。スピーカーから流れるアンセムトランスの音圧に圧倒されたり、DESTINYの激うまギターソロに感動したりしました。

 ドラムの事前アップは1クレで、本番に腕が動くか心配だったので、事前事前アップで太鼓の達人をやることに。

☆ドラムマニア㊙️最強アップ方法‼️☆

1.朱の旋律をやります。

結果 腕ポカポカ‼️

 ということで腕ポカポカの状態でいよいよドラムの事前アップ。あらかじめ2曲は考えてました。
 1曲目はツーバスの確認のためにPredator's Crypto pt1赤を選曲。その日ほぼ立ちっぱなしで足は疲労していたものの問題なく接続。
 2曲目はタム周りの位置把握の意味を込めて狂髪天をなんたらかんたら〜を選曲。スネアの相性が悪かったためブツブツコンボを切ってたけどまぁ合格点。
 3曲目は何も考えてなかったからとりあえず自選のハネに慣れるのと判定を掴むために嘘つき横丁は雨模様を選曲。最初にしょうもないミスをしたものの他は問題なく接続しSSは乗ったので良し。

 アップを終えて、いよいよ本番。時間の都合上ポップンと並行して進めていましたが、どちらもとても盛り上がっていました。

先鋒ではえらさんが自選、心理戦をかなり高い水準のスコアを出していましたが、わずかに及ばず、1対2で敗北。本当に惜しかった。どちらもとても上手かったです。

 そして次鋒。相手はもちろんkitchenさん。いい試合にしよう、と改めて言葉を交わし、自選の書かれたボードを提示する。

 他選は......果たし状でした。やはり、と一安心。こちらもHunterを選曲。観客の一部からは、なるほど〜とか、お〜といった声も上がっていた気がします。

 そして心理戦。戦本番で、心理戦の札をもらってから曲が表示されるまでが一番緊張していたと思います。
 過去のポエムからkitchenさんは一番嫌な曲を挙げる傾向にあることを把握していたため、あらかじめ、自分はkitchenさんの嫌がる曲にしようと決めていました。
 表示された課題曲は次の通り。

  1. ONE DAY

  2. YARA TUM KAHAN?

  3. IMITATION TOUCH

この三曲のうち、IMITATION TOUCHが光って見えました。なんかこの表現、前日に焼肉行った時に聞いたな
 この対策期間中にずっと向き合ってきたツーバス練習曲の一つがまさかここで選ばれるとは思ってもいなかったです。kitchenさんも自分と同じくツーバスが苦手であるという情報をもらっていたため、3カウントくらいの時点でこれを上げる気満々でした。
 そして0になったとき、相手の札をみる。予想通りkitchenさんも3番の札を上げていたため、IMITATION TOUCHに確定。心理戦は自分の思惑通りにいったこともあり、この時点でかなり緊張も和らぎました。

 いよいよ筐体の前に座る。プレー順も選曲順もBBDが先だったため、一番最初にHunterをプレーすることになります。このときは不思議と緊張もとけており、両手両足ともにいつも通りの動きをしていたと思います。シンバルの連打もやや体勢がキツくなったものの接続。そして難所のゴリ押しも練習通りに通過。気づけばコンボを維持したまま曲が終わっていました。あまりに嬉しすぎてすぐに叫んでいました。観客からも歓声があがり、今まで積み上げてきた努力が報われたことを改めて実感しました。

本当に良かった

果たし状は序盤の速いフィルの時にタムを空振りしてしまいコンボは途切れてしまいましたが、本番で初めて中盤の難所を繋ぎ、なんと2%ほど自己ベストを更新。グレードもSS乗っていたため、大満足スコアでした。

精度も申し分なし

 そしてIMITATION TOUCH。ツーバスは少し崩れたものの、上手く持ち直すことができたため、まぁ及第点。この曲はツーバス以外の部分もムズイので一発ではなかなか繋がらないものの、せめて90%は出したかったなぁと少しだけ悔しいです。

いままでの努力の成果

 次鋒としてやれることは全てやった、渾身の3曲だったと思います。

 そしてkitchenさんの番。自選は目論見通り見事に刺さり勝利。心理戦もツーバスの経験値の差が出たためになんとか勝利。練習してて本当に良かった。
果たし状は両者ともに自己ベストの大健闘。kitchenさんに至ってはスキルまで更新して、結果発表まではどちらが勝ったのか本当にわからなかったです。結果は自分が95.23%、相手が95.13%とわずか0.1%差で勝利。ギタドラでこんな僅かな差で勝敗が決まるのは本当に珍しいと思います。

ドラムマニア次鋒は3-0で自分の勝利
初めての出場で3タテはかなり嬉しいです。

 続く中堅では、ケイゼトさんが渾身のツーバス曲で相手を帰宅させ、2-1で勝利。ツーバスできない自分からするとBPM190が踏めるのは本当に尊敬します。名無しさんも自選の幻想花めっちゃ上手かったです。

 副将戦はいつにこさんがネクロファンタジアで相手を消耗させ、心理戦で差し切る見事な頭脳プレー。遅効性の毒が効いたことで2-1で勝利。

 そして大将戦。Phisical Decayでの大幅自己ベストは本当に感動しました。一本目の裏バスがつながってからは息をするのも忘れるくらい見入っていました。去年の借りを返す、すさまじいプレーでした。

 ドラムマニア部門全体としても個人としても勝利を収めることができ、本当に嬉しいです。KBM側も、この日まで積み上げてきた努力を肌で感じる凄まじいプレーばかりでした。

最後に

 まず、音ゲー早慶戦を企画、運営して下さった委員のみなさん、そしてそれに参加し、大いに盛り上げてくださったKBDの皆さん、本当にありがとうございました。また、自分のプレーを見て応援して下さった方、ここまで頑張れたのも皆さんのおかげです。ありがとうございます。

自分のプレーを見て、少しでもギタドラという機種に興味を持っていただけたのなら、自分の音ゲー早慶戦は大成功だったと言えるでしょう。

 来年も機会があれば、戦を大きく盛り上げられるようなプレーをしたいと思っています。もしかしたら他の機種で出場するかも?

 これからのでんたくの活躍をお楽しみに。

個人攻撃

割と思いつきでやってるので偏っててごめんなさい

えらさん
先鋒お疲れ様でした。jubeat大将という大役を背負いながらの先鋒出場、本当にすごかったです。今後も時々ギタドラのこと思い出していただけると、自分も嬉しいです。ありがとうございました。

けいぜとさん
あらためて虹ネームの凄さを実感しました。あの時選んだドラムスティック、いまでも大事に使ってますよ。今後もギタドラを大いに盛り上げていきましょう。

いつにこさん
忙しい中での副将、お疲れ様でした。ギタードラムの両方での勝利、本当に感動しました。自分もギター少し頑張ってるので、機会あれば是非教えて下さい。

ねふぃかすさん
ギタドラ両大将、本当にお疲れ様でした。対策期間中も自分の進捗に反応してくださったことがかなりモチベーションになりました。今後もギタドラ頑張りたいと思ってるので、両9000のパワーを貸していただけると嬉しいです。ありがとうございました。

やなっさん
他機種出場で忙しい中での補欠、ありがとうございました。これからもやなっさんが様々な機種で大活躍する姿、楽しみにしています。あとアーリマン勝てないです。

kitchenさん
対戦ありがとうございました。お互いにベストを尽くすプレーができてなによりです。
これからもKBDギタドラを盛り上げていけるよう、頑張っていきましょうね。あらためてお疲れ様でした。

らいおんがおさん
なんだかんだポップンの対策見るのめちゃおもろかったです。土木ロックとかジャズアリアとかワールドツアーとか。来年こそは二人ともビートマニアで出場してライオン好き(A)投げましょうね。

以上。これからもよろしくお願いします。


でんたく

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