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小説 ボクのライフワーク

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パソコンの組み立てが好きで、店で部品を探している時に見たこと無い部品と出会った。その部品をなんとか動かしたら、未来のパソコンだった。そのパソコンから未来のいろんな技術を覚えていっ…
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ボクのライフワーク 第1話

 ボクは、竹内智志(たけうちさとし)。なんか、学校では陰キャなんで、無視する連中が多い。まあ、いじめの標的にされてないだけ、ましだけどね。クラスの中に幽霊のように存在するだけ。特に部活なんかしてないし、成績は中の下だけど、補習を受けないといけないほどでもない。だから、家でもうるさく言われることもない。  ボクの趣味はパソコンだ。自分で組み立てる。中古の部品を買ってきて、自分オリジナルの高性能の、まあ、自己満足のパソコンを製作することに、楽しみを見出している。パソコンの部品を

ボクのライフワーク 第2話

「トムはいつ製造されたの?」 「西暦2064年です。」 「なんで、2020年にいるの?」 「わかりません。」 「タイムトラベルできるというわけかな?」 「2064年でも、それは空想物語です。」 「そっか。」 ということは、もっと先の誰かが、トムを今以前に持ってきたことになるな。 「ところで電源は?」 「私の電源を、そのままオンにしておいて下されば、自由に充電します。」 「どういうこと?」 「空気充電です。」 「だから、それはどういうこと?」 「空気中の電気を、自由に集めてこ