【読書記録】自然保護レンジャーになるには
皆さんはレンジャーと聞くとどんなことを思い浮かべますか?
まず思い浮かべるのは子供の大好き戦隊モノの○○レンジャーではないかなと思います。 それ以外だと救助隊とかも思いつきますね。
レンジャーを英語にすると「Ranger」Webil辞書によると
1偵察や奇襲攻撃のための特別訓練を受けた遊撃隊員。また、その部隊。
2日本の国立公園の管理員。→アクティブレンジャー →パークレンジャー
3米国の森林監視員。
と出てきます。
今回2,3に該当するレンジャーについての本です。
国立公園とレンジャーについて
レンジャーについて話すにはまずアメリカの国立公園について知る必要があります。それについてはこちらの資料が参考になります
読んで頂くとわかりますが、日本とアメリカでは国立公園の管理体制に大きな違いがあります、大きな違いで例を挙げると土地の所有にかんしてアメリカでは「営造物公園」日本では「地域制公園」と区別されています。他にも法執行に関してアメリカでは担当である国立公園局が担っているのに対し日本では各省庁の分業が獲られている点もあります。
そしてそんな国立公園で働く職員を一般的にレンジャーといいます。
レンジャーの職員数も日本とアメリカでは大きく違っており、レンジャ一1人当たりの1㎢の管理面積でいえば日本はアメリカより20倍ほど広い面積をカバーしなければなりません。
そんな国立公園局職員の分業には大きく7つの分野に分かれています
そんな中でもパークレンジャー職と呼ばれる業務はビジターサービスやインタープリテーション、日常的な維持管理(草刈り等)を主に行っています。
この本では主にこのパークレンジャー職に該当するような仕事について紹介されています。 ちなみに私の協力隊のミッションもこれに該当するような業務です。
環境省レンジャー
日本の環境省管轄のレンジャーについて、本を読んでみて感じたことは業務量の膨大さこれに尽きます。
その理由は国立公園のことならなんでもやっている というところと、事務所の人員配置が1,2人程度であることです。
そしてこれらの問題を解決するには外部の人達との協力・連携 つまり人間関係に尽きるなという感じです。まさしく総合力が問われる仕事です。
また行政的な仕組みやレンジャーになるための採用試験についても詳しく書かれており大変勉強になりました。
民間のレンジャー達
私は知らなかったのですが民間企業、団体にもレンジャー職に該当するようなものがあります。その代表例として日本野鳥の会が挙げられます。
仕事内容は大きく分けて4つあり①環境教育活動 ②環境保全の仕事
③調査研究の仕事 ④管理の仕事 があります。
その他にもNACS-J パークボランティアといったボランティア系の仕事もあります。
資格・研修制度も想像よりは充実しており私自身の今後の活動においても本書籍を参考にしていこうと思いした。
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