普通にネットショッピングする際、よく確認した方が良い事(その3)

この記事は、私が個人でやる前、会社のネット通販業務で得た「ネット購入時に少し確認してもらえれば、売る側も買う側も面倒や問題にならなくて済む」であろう事柄のいくつかを、私なりにご紹介させて頂く「その3」になります。
「その1」で述べましたネット購入の際の基本的な流れ
①「購入したい商品を決める」
②「購入したい商品をカートに入れる」
③「購入を決めた商品をレジに持って行く」
④「発送先、発送方法を指定する」
⑤「支払方法を決める」
⑥「商品の購入を確定する」
のうちの①と②において確認して欲しい事を「その1」、③と④において確認して欲しい事を「その2」で書かせていただきました。ここでは残る⑤と⑥において、確認して欲しい事を書きたいと思います。

なおこちらは、「ネットショッピングにおける偽サイトの回避やセキュリティ強化法」と言った内容ではないので、予めご承知の上、読んでいただければと思います。
またこの内容は、当店に関わらず、様々なショッピングサイトを使う際にも参考になると思います。

⑤「支払方法を決める」際に確認して欲しい事

④までで、買いたい商品と送り先を指定しました。続いて、いよいよ支払方法です。まず大前提として知っておいて欲しい事は、「支払方法はそのショッピングサイトで指定された方法でしかできない」と言う事です。例えば「自分は現金派なので代金引き換えで」と思っていたとしても、代金引換を選択できるお店でないとできません。また、一部商品では代金引換できないと言ったこともあります。自分がやりたい、またはできそうな支払方法を選びましょう。
支払方法はいろいろあり、私もとても全部把握していると言えません。ある程度分かる範囲の支払い方法で、確認事項をご紹介させていただきます。

「クレジット払い」:クレジットカードで支払う、一番オーソドックスな方法かと思います。この支払方法の場合、「クレジットカード残高は大丈夫か?」「支払回数をどうするか?」「リボにするか?」と言ったことは、まぁ、みなさん注意されると思います。それ以外に、結構見落としがちに感じるのは「クレジットカードの有効期限が過ぎていた」「カード自体は使えるけど、自分が使いたいカードと違うので変更して欲しい」と言った、要するに「カード自体が不適当」なパターンですね。実際問い合わせの合った中には、「カード番号伝えるから、お店で処理して」と言ったお客様も数人いらっしゃいました。個人情報の塊のクレカを、お店側が使える訳が当然ありません。注文をキャンセルし、再度適切なカードにて購入いただく形になってしまいます。

「コンビニ払い」:コンビニや郵便局に行って支払う方法ですね。クレカ払いの次に、オーソドックスな印象があります。この方法で確認して欲しいのは「自分が支払いたいコンビニ(郵便局)が対応しているか?」「手数料がどのくらいかかるか?」の2点ですかね。コンビニ払いと聞くと、なんとなく「大手3社なら良さそう」と言ったイメージはありませんか?正直私はありました。ですが、実際は「L社しかダメ」とか「F社かS社か選んでください」と購入時に指定しないといけない場合もあるので、確認しておきましょう。特にコンビニの多い都会だと、「L社のつもりで支払いに行ったら、支払できず、戸惑った」とメールをいただいて、確認したら「S社指定なのを勘違いしていた」ケースも、体験上ままあります。手数料に関しても0円のサイトも多々あるようですが、原則200円弱かかると思って確認した方が良いでしょう。

「銀行振り込み」:この支払方法の場合、「振込口座に間違いは無いか?」はやはり慎重になるくらいで良いと思います。「手数料がどのくらいかかるか?」も確認しておくと良いですね。なお、先程の「コンビニ払い」もそうですが、「登録したメールアドレスに振り込み方法や必要な番号が書かれた」メールが来るので、メールアドレスは今の自分が確認できるものを登録するのは、前の記事でも書きましたがやはり重要になります。また、「支払番号などが書かれたメールが来る」タイミングですが、多くの場合、注文確定(本記事ですと注文の流れ⑥「商品の購入を確定する」)しておよそ数十分~1、2時間後にはメールが来るようです。が、ネットショップの中には「在庫確認、商品チェックのち梱包してから通知メールを送る」パターンのお店もあります(私がいたところもそれでした)。そうすると、「支払番号の通知メールが半日~1日2日」かかる場合もあるので、ある程度日数的な余裕をもって注文した方が良いでしょう。
あ、もう一つ大事なことを忘れていました。「コンビニ支払いにせよ銀行振り込みにしろ、支払期限がある」のは、十分気に留めておいてください。なお、「支払期限が過ぎた場合は自動的にキャンセルとなるサイトが多い」と言うのも念頭に置いてください。(「なんで勝手にキャンセルにしたんですか!?」と言った問い合わせも、ままありましたので‥)

「キャリア決済」:これは正直、スマホ苦手な私はよくわかりません。ですので事例だけ言いますと「A社かんたん決済の決済ミス」「電気料金まとめ支払いの決済ミス」がかなりあったイメージです(利用しようとしたお客様の3,4割はいたかも・・)。「決済ミスがあった場合通知のメールが届く」はずなので、注文して数日のうちにそれっぽいメールが無いか確認してもらうと良いかなと思います。

「代金引換」:「注文した商品が届いたその場で代金を支払う」という文字通りのシンプルな支払方法。・・・ではありますが、この方法、結構くせ者です。「荷物が届いた時にその場にいて、代金を用意して支払わない」といけない訳ですからね。当然、配達員の方と対面しないといけないので、この支払い方法を選ぶ場合は「ポスト投函の安い発送方法は使えない」のです。
前の記事の④でもお話ししましたが、「対面手渡し、代金引換可能な発送方法に自動で切り替わる」場合が十分あります。加えて、代金引換は手数料がかかります。配達するだけでも近年特に大変と言われる中で、時間のかかりうるお金のやり取りをしないといけない・・・手数料がかかるのもやむを得ないと思います。そういった理由で「代金引換」は少額小物を買う際は特に、あまりお勧めできません。例えば100円の雑貨を手数料なしのクレジット払いで買おうとした場合、④で紹介した「クリックポスト」がだいたい200円なので、送料合わせても300円で済みます。が、「代金引換」を選択すると、「ゆうパック」で近隣地域でも送料だけで600円+手数料で500円がかかります。つまり「100円のものを買うのに、1200円支払わないといけない」のです。代金引換を選ぶ際は、そう言ったこともありうることを念頭に置いてください。また、代金引換を行う際は、まず日時指定ができると思いますので、お支払いできそうな日時を指定した方がスムーズにいくと思います。

⑥「商品の購入を確定する」際に確認して欲しい事

ようやくここまで行きました。後は、「注文確定ボタン」を押して待つのみ!・・・と言いたいところですが、面倒でも色々確認しましょう。
それは、もしこの後訂正箇所が見つかったとしても、「注文確定後は自分だけでの訂正が出来なくなる」からです。
一部サイトには「注文して20~30分以内なら、お店に伝えることなく注文キャンセルできます」と言った機能もあります。が、注文確定後は何を訂正するにしても「お店にメールしてお店側にやってもらう」しかないのです。しかも、特に支払い方法については、システム上お店では対応できないケースも多いです。その場合キャンセルしないといけないこともあり得ます。ひたすら面倒ですよね?
注文確定ボタンを押すまでは、いくらでも訂正が可能です。これまでの①~⑤の太文字部分だけでも、再確認いただければと思います。
あ、加えて、ポイント等の使用も、だいたい最後に入力項目があります。「ポイント、ギフト券、クーポンなどの使い忘れは無いか?」も確認した方が良いです。これも実質お客様のお金なので、注文確定後お店側で訂正できません。
また、私の知る限りですが、ほとんどのネットショップで購入伝票などはついてきません(レトゲ屋でも原則、伝票はつけておりません)。「購入伝票や領収書が必要な場合は、お店に伝えておく」のが確実です。大抵、④の発送関係を記載するところの下部などに、「お店への伝達事項」みたいにコメントが書けるところがあるので、そちらに記載するといいです。なさそうまたは見つからない場合は、お問い合わせフォームに「○○(商品名)を注文した××(名前)ですが、領収書も一緒に送付お願いします」みたいに伝えるといいでしょう。
そして最後に、「送料を含めた最終支払金額の確認」です。商品の代金、送料、ポイント使用額に間違いは無いかなど確認しましょう。
なお、④で記載すべきでしたが、「○○円以上送料無料」といったサービスを行っているサイトも多いです。「送料無料」を見越して購入しようとしている方は、ちゃんと無料になっているか確認しましょう。「まとめ買いで送料無料の金額越えたと思ったら越えてなかった」ケースも、ままあるようでした。

その1~その3まで、約1万文字!に渡る確認事項を確認し、いざ「注文確定」をポチッとな!
そうすると、しばらくしたら登録したメール宛に、注文の内容や「注文番号」の書かれたメールが届きます。これで(コンビニ支払いなどがある方はそれが必要ですが、)後は商品が届くのを待つばかりです。お疲れ様でした。
・・・と、人間と言うものは不思議なもので、「一息つくとミスっていたことがあるのに気づく」のは、あるあるだと思います。
もしそうなった場合でも、落ち着いて内容をまとめて、お問い合わせフォームからお店に伝えましょう。その際は、届いた「注文番号」と一緒に内容を書いた方がやり取りがスムーズになります。例えば「注文番号△△△で注文しました××(名前)と言います。発送先が間違っていたので□□に訂正したいのですが、よろしいでしょうか」みたいな感じですね。
この注文番号があると、お店側もかなりやりとりが楽になります。逆に「名前だけ」、「商品名だけ」、果ては「キャンセルお願いします」と言った用件だけのメールですと、注文の特定に時間がかかる(場合によっては、お客様に情報を聞き直す)ため、お客様としても面倒だと思います。(ちなみに注文後のやり取りで注文番号が書かれたものが体感2割、名前も商品名もないメールも2割ほどあった気がします…)
注文番号がわからない場合でも、名前と商品名、日数が経っていた場合はできれば「先月頭頃に」など、ある程度でも注文日をメールに入れてもらった方がスムーズにいきやすいので、問い合わせの際は気掛けてもらうとよいです。

前の記事で紹介すべきだった内容もあり、順序がバラバラになって申し訳ありません。おそらく抜けていることもまだあると思うので、一般的なネット購入の流れで「この辺知りたい」と言ったことがあれば、お気軽にコメント頂ければと思います。

買うお客様も、売る店側も、今よりさらにストレスなく、
ネットショッピングが楽しめる一助となりますように。

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます。

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