好きすぎてひとり渡韓した話
この数日あまりにもジェットコースターみたいな日々が続いたことと、この宝物みたいな記憶が無くならないうちにnoteに残します。
6/7(金)
この日は朝から絶望してました。というのもソンソックさんの最新短編映画「夜釣り」の公開に伴い、ソックさんに会えるチャンスのスペシャルGVがあると知ったからです。兼ねてから一度はソンソックさんの映画をスクリーンで観て、舞台挨拶でご本人を見てみたいと思っていた私は次こそは舞台挨拶があれば行きたい、いや行くぞの気持ちでいた中でスペシャルGVが「抽選」という事実に絶望していました。チャレンジだけでも、と思ったものの日本からの応募が難しいと分かり早々に断念。
6/11(火)
朝に突如舞台挨拶日時の発表があり(しかも1日だけ)、発売してる!と気づいたのも束の間、舞台挨拶のチケットは秒殺sold out 。
キッチンで少しだけ泣きました。
それでも諦めの悪い私はどうにかならないかとTwitterを彷徨い本国の方のお譲りツイートを探すもない。全然ない。読めないハングルを翻訳しながら血眼で探して焦りまくってました。焦りすぎてフォローさせて頂いていた本国ソックペンの方に勘違いメッセージも送ってしまう始末。慌てて間違いに気付いて急いで謝罪のメッセージを送ると「大丈夫ですよ〜」と返してくれました。優しい。
今をときめくソンソックのチケットなんて夢のまた夢だよなー…と諦めモードに。またいつかチャンスはあるかもしれないと自分を言い聞かせてました。
6/12(水)
意気消沈気味で仕事に行く途中、前日私がとんだ勘違いメッセージを送ってしまったペンの方からメッセージが届きます。「チケットは見つかりましたか?見つかってなければお手伝いするのでおっしゃって下さい」と。
その瞬間パニックです。超勘違いメッセージを送ったにも関わらず私のことを気にかけてメッセージを送ってくれる….その優しさはどこから?と大パニック。でもチケットは売り切れたし手立てもないし….「ありがとうございます!チケットは取れませんでした、来週もしもまた発表があればお願い出来ますか…..?」と厚かましいを承知でお伝えすると「今週分のチケットもまだ探せるので手伝います^ ^」と……もう神様かと思いました。そこから希望の座席を聞いてくださったり、翻訳頼みの絶対おかしな私の韓国語メッセージに丁寧に返してくださったり、遠くから来るのだからいくらでもお手伝いしますと言ってくださる優しさに泣きました。
そしてなんと座席チケットが確定し夕方には飛行機を取っているというミラクル。
家族に話し半ば強引に承認を経て(その節はありがとう家族)、渡韓が決まりました。明日出発なので準備を夜中までする中、すでに推しに会いに渡韓済みの友人たちが急遽決まった私の渡韓に喜んでくれつつ、やるべきことをリストアップしてくれたりおすすめホテルを探してくれたり。優しい。さらには同じソックファンの友人も予定が難しく一緒に行けなくとも沢山相談に乗ってくれました。
優しい。
優しい人が多すぎる。
6/13(木) 舞台挨拶前日
私のようなしくじりをする人は居ないと思いますが自戒として先に伝えておきます。出発便が夕方でも絶対に仕事などせず朝から空港に向かって下さい。当たり前ですね。すみません。
当日はずせない仕事があったので昼前くらいに出発したものの、高速バスで空港まで行くはずが高速の事故による渋滞中で乗ると間に合わない。即刻成田エクスプレスに切り替えるも人身事故で電車が動いてない。そうです、空港へ行けない事態大発生。ホームで絶望しました。一向に来ない電車。だめだ…どう頑張っても間に合わない…パニックの私は友人に状況説明しつつアドバイスをもらいながらとにかく航空会社に電話してみるも日本語対応は折り返し…..電話を待つ間あらゆる方法とあらゆる最悪の事態を想定しつつ、絶望してました。
ところがふとスマホのショートメールを見ると
そうです2度目のミラクル。飛行機も遅延してくれました。奇跡。神様ありがとう…..と言いたいところそれでももうすぐ来る成田エクスプレスに乗っても到着がチェックイン間に合うかどうか微妙なところ。折り返しも来ないのでやけくそ発動してとにかく来た成田エクスプレスに乗車、出発後列車は止まることなく意外とスムーズに走ってくれたので到着からチェックインカウンターまで急げばギリギリ間に合うかも….という状況。周りにも同じような状況らしき人々がいてみんな鼻息荒く扉前で待機してました(私含め)。
そして空港の駅に着くととりあえずキャリー持って急ぎました。走ったというと怒られそうなのでとにかく急ぎました。長い長い距離を全力で急ぎ、カウンター到着時には飛行機出発遅延を以ってしてもチェックイン時刻ギリギリアウト(アウト)。息切らしてカウンターに着いてこの便なんです….と伝えると、もうチェックインの締切終わってますよとやんわり怒られながらパスポート受け取ってくれました。
神様。
上記の通り、このような限界出発を行いましたので旅行の際にはぜひ余裕に余裕をプラスしたご出発を。当たり前ですね。
無事に?なんとか飛行機に乗り韓国へ。
到着もすっかり夜で空港からホテル行きのリムジンバスを乗る時にも乗車バスを間違えかけ、アジョシと日本にいる友人に助けられるなどして難を逃れました。韓国のアジョシ、優しくて渋い。(TMI)
ホテルに着いてからの記憶はほぼありませんがとりあえず渡せるかもしれない?ソンムルと手紙を眠気と戦いながら準備し就寝。(たぶん朝4時すぎ)
6/14(金) 舞台挨拶当日
眠いなどと言ってる暇もない当日、舞台挨拶は夕方からですが前日の飛行機事件もあり恐怖の為映画館へは早めに行くことに。
お昼前あたりに到着。
時間までモール内でドキドキして過ごしてました。私が行く舞台挨拶の前には今回お世話になった本国ペンさんが参加するスペシャルGVがあったのですが、"スペシャルGVが終わったらこのイベントに参加できるようチケットを渡したいから急いで来てください"と画像付きの連絡が……
ハングル読めないので画像翻訳したらポップコーンて書いてました。
映画館からポップコーンもらえるイベントなんだ…?
よくわかってない私はとりあえず指令通り待機。
でも冷静になってもう一度画像をよく見たら
"出演者 ソンソック"
"贈呈イベント"
って書いてる!!?!!
その瞬間大パニック。どうなるかわからないけれど、もしかしたらそんなことが起きてしまうのかもしれないと悟った私はあらゆる韓国語の自己紹介を検索。しかしすでにキャパオーバーだった為、「私は」はチョヌン...... 「私は」はチョヌン......これだけを呪文のように頭に叩き入れました。
スペシャルGV終了後、ペンの方から連絡が入るものの電波も悪く会場の混雑で連絡が上手く繋がらない…..お互い一度も会ったことがない。始まるらしきポップコーンお渡し会。パニック度MAXの私はとにかく自分の持っているものや服装を写真で送り探しまくります。(早めにお会いすべきでした本当にごめんなさい😭🙏)
すると列を挟んだ向こう側の人と目が合い、
絶対あの人!!!!!!!!
ゆっくりご挨拶する暇などなく、とにかく最上級のご迷惑お掛けしましたのチェソンハムニダ!!!とカムサハムニダ!!!!を伝えイベントチケットを受け取ります。その後何がなんだか分からぬまま列に並んで気づいたらここでした。
スタッフさんに促され前の前の人、前の人、ついに順番が来て源星野味の優しいムンビョンゴン監督からポップコーンを頂き、カムサハムニダ.....泣 のあと隣を見るとソックさんこっち見てました....…..見てる!?!のパニックの中、目の前に行くと距離60cmくらい向かい合わせでソックさんが居ました.....至近距離ソンソック、本当にソンソック。意識飛びすぎてわ〜肌の質感......と思考停止した頭を再起動させ、言わねばと言葉を振り絞ろうとしてるのを察してくれたソックさん、
ん?と首を傾けて聞こうとしてくれてました.....
優しい…..
チョヌン イルボンペン......!
瀕死の状態で唯一叩き込んだチョヌン!!!
視界の右端で大丈夫かこの人と言わんばかりの心配と笑いが混在した監督の温かい目線を感じつつ
優しいゆっくりとした声で
「あー、イルボン(から)??」
みたいなことを言いながら目を見てくれたソックさん。
その姿はよくここまで来たなの気持ちが込められていました(拡大解釈)
すると同時にまさかのソックさんから両手が差し出され、ここでも勘違い発動した私、ソックさんからもポップコーンもらえると思ってしまいます。(並んだ人みんな握手してたのに緊張しすぎて見てなかった)
あれ...ソックさんの手が止まって....いや違う握手?!!!!となり慌てて握手......私の(たぶんすごい手汗の)右手を両手でふんわり包んでくれたソックさんの手、本っ当にとても温かくてふわふわのふわふわでした。なんだかもう安心感がすごかったです。存在が安心感。緊張してるのに圧倒的安心感。
震えるカムサハムニダをお伝えして退場。
夢…….?状態ですよね
大パニックの中すぐさま本国ペンさんを探し再度心からのチェソンハムニダとカムサハムニダを連呼し泣きながらシアターへ。本国ペンさん、隣に座ってくれたんです….優しい….。ほぼ話せないし聞き取れないのでパパゴ使ってたらペンさんもアプリでコミュニケーションとってくれました(優しい)。
そしてさっき起きた夢のようで夢じゃない余韻で意識朦朧としながら
わずか1000ウォンで観られるソックさん最新のスナックムービー「夜釣り」上映。まず大画面で観るソンソック様が素晴らしすぎたのと、10分ほどの映画なのに、本当に本当に良かったです。なにかしらの形で日本でも観られるはずと願っているのでネタバレは伏せますが、ストーリーも面白いし車目線の映像が主軸となっていてすごく新鮮でした。分かりやすい内容なので日本語字幕なくても十分理解できました。あとたぶんこの映画観た人全員ソンソックに惚れます。本当に最高すぎて惚れます。
観てほしい。
エンドロールのあとしばらくすると監督とソックさんが登場。引きで見る生ソックさん、大変素敵でした。登場後しばらく話し、監督がお話になると会場全体を見渡すソックさん。
合いましたね、確実に目が合いました。
よくわかりませんがそんな思い込みも推し活の醍醐味ですよね。へへ。
韓国語はほぼ理解出来ないものの、なんとなくこんな話なのかな.....と聞きながらソックさんの姿を頭からつま先まで目に焼き付けました。画面越しでない実物のソックさん、身体のバランスが整われていてもっとマッチョ感あるかと思ったら着痩せするのかすら〜っとしててすごくナチュラルにセクシーでした。
観客へのプレゼントタイムもありましたがクイズ?形式だったので分からず断念。ペンさんにいけいけ!(手を挙げて)と背中を押されちょっと分かった風に手をあげたりもしました(もし当てられてたらと思うと怖い)
1回目の舞台挨拶はこんな感じで終了。
2回目は場所が変わり永登浦の映画館で舞台挨拶がありました。(感謝です本当)
この辺りも本国ペンの方々のすごさを目の当たりにして感動したのですが話すとキリがないので省略しますがとにかくすごかった。プロでした。
本国ペンの方と電車に乗って移動後、永登浦のシアターでも2回目の夜釣りを観ることが出来て、1回目には無かった発見があったりして嬉しかったです。
その後再びソックさんと監督が登壇し映画について話してくれてました。
プレゼントタイムが近づいた時、今回もクイズかな〜と思っていたらソックさんの提案で?まさかのジャンケンに。ジャンケンならいける!!と意気込んだにも関わらずソックさんの出したグーを見てグー出してる自分が居ました。あほなのかな私。
もっと修行を積まねばならぬと思いながらプレゼントの行方を見ていたら、男性のソックさんファンが見事勝ち抜き!喜びのあまり言葉にならない男性ファンの方をソックさんが優しくハグ!泣
ファンの方を祝福する会場全体がすごくあったかくてほのぼのしました。
ステージに戻って少し話したあと、終わり間際にソックさんがおもむろに黒デニムの後ろポケットからスマホを取り出し、会場のみんなと写真を撮ろう!と提案。え、ファンミーティング?の錯覚を起こさせてくれたソックさんありがとうございました。幸せでした。ファンミーティングしてくれませんか。
写真を撮ってソックさんと監督は退場。と思いきやプレゼントや手紙を受け取ってくれてるではありませんか......泣きました。
というのも、プレゼントと手紙はなかなか渡すのは難しいと思いながらも渡せるタイミングがあるか事前に相談してみたところ、2回目はペンさんが最前なので成功するかはわからないけれど私からでよければ預かって渡しますよと言ってくれたのでした。本当に大したことのないプレゼントと朦朧としながら書いた手紙を退場時にペンさんから受けとってくれていて感動。速攻でペンさんの元に行き感謝してもしきれないほど感謝をお伝えして一緒にシアターを後にしました。
興奮冷めやらぬ状態の中、ありがたいことにペンの方お2人と一緒にご飯を食べに行くことに。ソックさんに会えた時間も特別でしたが、この時間が本当に、嘘みたいに楽しかった。思い出しても泣けてしまうくらい。言葉は全部は通じないけれど翻訳しながら韓国語・日本語・英語で会話したりお互いの国のドラマや俳優さんや旅行について話したり、言葉や住んでいる場所は違っても、ましてや初めて会うのに同じ俳優さんが好きというだけでこんなに通じ合えるものなんだなと感動しました。(あと2人はEで私はIなので2人が本当にEで面白かった😂)
ご飯のあと一緒にコーヒーを飲みながら、私のスマホを見て充電が少ないことを心配して充電してくれたりホテルまでの帰り方を調べて詳しく教えてくれたり明日の朝食とお昼ご飯の心配をしてくれたりする、すごく優しいお2人でした。(無事にホテルに着いたかどうかも心配して連絡をくれる優しさ....泣)
という今回本当に色んな奇跡とタイミングが合ってソックさんに会えるということが叶ったのもいまだに夢のように感じます。でも何よりも人の優しさが沁みた旅でした。そして来るべきタイミングが来たら迷わず行くべきなんだなと学びました。
私のカタコト無礼な韓国語を笑うことなく何か伝えたいの思いを感じとり、こちらの言葉に耳を傾けてじっと目を見て受け止めてくれたソックさん、本当に優しい素敵な方でした。
日本にも沢山ソックさんを好きな人がいるということが少しでも伝わってたら嬉しいな.....
最後に、こんな私の背中を押してくれた大好きな姉達と友達、そしてほぼ初めての渡韓で沢山の素晴らしい時間をくれた韓国ソックファンの友達に感謝します。
ありがとう!
こんな長くなってしまったnoteを読んでくださった方ありがとうございます。私のうっかりミスも含めなにかの参考になれば幸いです。
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