第96回アカデミー賞ノミネート予想第5弾(最終)
第96回アカデミー賞ノミネート予想第5弾(最終)
1月23日に迫った第96回アカデミー賞ノミネート発表を前にノミネート予想をしていきます。
第5弾は、作品賞、監督賞、国際長編作品賞、長編ドキュメンタリー賞です。
作品賞
・アメリカン・フィクション
・落下の解剖学
・バービー
・ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ
・キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
・マエストロ:その音楽と愛と
・オッペンハイマー
・パスト ライブス/再会
・哀れなるものたち
・関心領域
【ひとこと】作品賞の予想はアカデミー会員と投票者が被っているアメリカ製作者組合賞のラインナップと全く同じにしてみた。この中で不安が残るのは「関心領域」か。かなり厳しく冷酷な作風だけに敬遠する人が出るかもしれない。
この枠を狙うのはミュージカル「カラーパープル」、アニメーション作品「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」、バリー・コーガン大暴れの「Saltburn」、まさかのここにきて強力キャンペーンを繰り広げているらしい「ORIGIN」といった作品が並ぶ。「スパイダーバース」が作品賞に食い込むことを夢に見てます。「MAY DECEMBER」は無念です。
監督賞
・グレタ・ガーウィグ/バービー
・アレクサンダー・ペイン/ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ
・マーティン・スコセッシ/キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
・クリストファー・ノーラン/オッペンハイマー
・ヨルゴス・ランティモス/哀れなるものたち
【ひとこと】こちらもアメリカ監督組合賞のノミニーをそのままもってきた。本命ノーランとレジェンドのスコセッシは安定感抜群。続くランティモスも大丈夫そうだ。
心配なのはガーウィグ。今年一番の大ヒット作を手掛けながら、脚色部門に票が流れる可能性あり。英国アカデミー賞では監督賞候補を逃している。アメリカ国外の人気が薄い?
ペインはギリギリを走るが、なんだかんだでアカデミーから好かれている彼だけに今回も候補入りするだろう。前回ノミネートの「ネブラスカ」の時も、ぎりぎりで滑り込んでいたし。
もしガーウィグ落選となったら「関心領域」のジョナサン・グレイザー、「パスト ライブス/再会」のセリーヌ・ソンあたりが最後の席に着くかもしれない。
国際長編作品賞
・枯れ葉
・PERFECT DAYS
・雪山の絆
・マリウポリの20日間
・関心領域
【ひとこと】予想した以外にもドイツから「THE TEACHER'S LOUNGE」、フランスから「ポトフ 美食家と料理人」、アイスランドから「ゴッドランド/GODLAND」と熾烈な争いが繰り広げられている。日本代表「PERFECT DAYS」頑張れ!
長編ドキュメンタリー賞
・ジョン・バティステ:アメリカン・シンフォニー
・ビヨンド・ユートピア 脱北
・FOUR DAUGHTERS
・GOING TO MARS: THE NIKKI GIOVANNI PROJECT
・マリウポリの20日間
【ひとこと】「STILL:マイケル・J・フォックス ストーリー」も面白かったです。マイケル・J・フォックス好きにはたまらないぜ。
というわけで、予想はおしまい。
ノミネート発表は明日1月23日の夜10時過ぎ。あとは結果を待つのみ。
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