私が新卒コンサルを選んだ理由


 私は新卒でコンサルティング会社に入社することを決めた。しかし、就職活動を行っている段階では事業会社に進むべきという周りの意見もあった。その中で私がコンサルティング会社を選んだ理由を考えてみた。


専門性を身につける

 今後変化するであろう日本の雇用事情に対応するために、私は専門性を身につけたいという思いがあった。それでは、コンサルティング会社と事業会社で身につけることのできる専門性とはどのようなものだろう。
 結論としてコンサルティング会社では部門レベルの専門性、事業会社では産業レベルの専門性を身につけることができると考える。
 まずコンサルティング会社で身につけられる専門性を考えてみる。コンサルティング会社では主に部門別での採用が行われている。そのため、経営や環境など一つの分野レベルでの専門性を高め続けることができる。その一方同じ産業に携わり続けることは難しい。それに対して事業会社では会社の事業に関わる職種のローテーションが行われることが多く事業レベルでの専門性を身につけることができるが、経営戦略等一つの職種に携わり続けることはできない。
 このようにそれぞれの会社で専門性を高めることができる。それでも、私は盛衰が激しい産業レベルの専門性を高めるのではなく安定した需要が存在する部門レベルの専門性を高めたいと考えコンサルティング会社を選んだ。
 しかし、コンサルティング会社にもプロジェクト参加という配属リスクが存在する。それを減らし自分が望む専門性を高めるにはどうすればいいだろうか。

配属リスクを低減するためには

そもそもコンサルティング会社での配属リスクとは、プロジェクトリーダーが選定するメンバーに入ることができるかどうかというものである。メンバーとして参加ができない場合は成長に繋がりにくいプロジェクトに参加することになり、専門性を身につけにくいと考えられる。
 それでは何をすればコンサルティング会社で自分が参加したいプロジェクトに参加できるようになるのだろうか。結論としては周りのコンサルタントよりも成果を出すことと、決定権をもっている人に対するアピールが必要不可欠だと考える。コンサルタントは良くも悪くも個人事業主としての側面があるため周りよりも成果を残すことを示さなければ仕事は回ってこない。そして、結果をアピールする営業力がなければ個人事業主として自分の成長に必要な仕事を獲得することはできないだろう。

成長し続ける必要のある環境

 上記のようにコンサルタントとして専門性を身につけて活躍するためには成果を残しながら成長し続ける必要がある。以前私は『採用基準』を読んで成長できる人材でいるためには挑戦し続ける必要があることを実感した。そのため、新卒コンサルタントとして挑戦環境に身を置くことで、自分の力で専門性を切り拓きたい。

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