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歩くだけで、脳トレ効果に!

歩くことは、健康なカラダづくりの基本です

適度な運動は自発的治癒が起こるカラダづくり。
運動の基本であるウォーキングは、
<血液の循環を促進>
<心臓のポンプ作用を強化>
<動脈の弾力性>
を高めます。

さらに、
呼吸器系を円滑に機能させ、酸素と二酸化炭素の交換を促し、
カラダから不要なものを排出し、
代謝と体全体のエネルギー効率を高めます。

また、脳からのエンドルフィン分泌で、
抑うつ状態の改善とストレスを緩和し、
深いリラクゼーションと眠りをもたらすことで、
免疫機能を高める効果をもたらします。

要するに、カラダの治癒力を高めるため、
規則的な運動は欠かせないということは確かなことです。

わたしたちの昔ながらの日常生活では、
カラダが必要とする運動のすべてをこなしていました。

たとえば、

・買い物などで、重いものを自分で運び
・掃除や家事などで、筋肉は常に円滑に動かし
・階段を登り、歩く生活

それと比べて、現代の生活は、
さまざまなテクノロジーの発展により便利になり、
わたしたちのこうした活動パターンを根底から変え、
歩く機会をなくしてしまい、
このことこそが、
わたしたちの「基礎体力を大幅に弱らせてしまった」原因といえます。

近年の研究で、デスクワークで座りすぎることが、
がんをはじめとする、さまざまな病気発症の危険につながる
可能性があるとされています。
→<デスクワーク症候群の危険性は、がん発症の危険性?!>

歩くことは、脳の老化につながります

人間は歩くようにできています。
普段当たり前におこなっている動作のため気がつきませんが、
歩くことは、
歩行は、感覚経験運動経験との高度な機能的総合が要求される、
複雑な行動です。

たとえば、
地面の凹凸を感じながら、重力を調整して移動するためには、
脳では、無意識のうちにバランスを保つために、
膨大な情報処理を行っています。

歩行は筋骨格運動性だけでなく、
脳のトレーニング(活発化)にもつながっています。

その脳が頼りにしているメカニズムのひとつが、
三次元空間を感知する内耳の器官。
そのちっぽけな器官のメカニズムによって、
わたしたちは平衡を保つことができていて、
もし、内耳に異常が生じたら、人はバランスを失ってしまいます。

また、脳は、耳からの情報以外にも、
視覚や皮膚からの情報にも頼っています。
皮膚からは、カラダのどの部分が地面に接しているかを脳に知らせ、
筋肉・腱・関節は、空間におけるからだの各部分の正確な位置を、
絶えず脳に知らせています。

つまり、それらのどの器官が機能しなくなっても、
カラダはバランスを崩し倒れてしまうことになります。

「歩くこと」が、カラダにもっとも優れた健康メソットです

このように、私たちが無意識に歩いているとき、
すべての情報を処理しているのが小脳です。
小脳では、状況に応じ常に筋肉が動くように、
指令を送り調整しています。

歩くときには、
右脚と左腕が、左足と右腕が同時に前に出る交差運動をしていますが、
これが、ほかの運動機能ではあらわれない、
脳の中枢神経全体に調和的な影響を与えています。

歩行という単純な行動には、
カラダのあらゆる機能を活性化し、
その結果治癒系をスムーズに働かせ、
自発的治癒を起こりやすくさせる力が秘められています。

「歩く」というシンプルなことが、
カラダにもっとも優れた健康メソットであるというを再認識したところで、

さあ、今日から、通勤や日常生活で、
積極的に、「せっせと歩く」習慣をこころがけましょう。


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