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OBS Studio配信者必見!オーディオインターフェースSteinberg UR-Cシリーズがアプデ!

オーディオインターフェースを使って、OBS Studioでライブ配信をされている方で、特にSteinberg UR-Cシリーズをお使いの方は、ぜひお読みください!

私がオーディオインターフェースを使うのは、zoom等オンラインミーティングをする際に簡易的にマイクをつないだり、映像編集するときくらいです。ライブ配信を始めたばかりのころは、OBS Studioで1人2人の演者でライブ配信をするときにも使っていました。
当時は、音響の「お」の字も知らなかったので、音響に詳しいスタッフにお試しで始めるオーディオインターフェースを借りたときに出会ったものがsteinberg URシリーズでした。UR-Cシリーズは、その後継機にあたる低価格でいろいろできるオーディオインターフェースです。

Steinberg UR-Cシリーズが、2024年1月にこっそりドライバおよびファームウェア等がアップデートされました。このアップデートは無償で受けられるのですが、発売後、数年たっているにもかかわらず、かなり面白いアップデートがされていたので、ご紹介します!


Steinberg UR-Cシリーズとは

UR-Cシリーズには、入出力数に4つのラインナップになっています。
UR22C、UR24C、UR44C、UR816C。
使っていたのは、UR24C、UR44Cあたり。

USBでパソコンに接続し、ダイナミックマイクやコンデンサーマイクを気軽に使えるようになります。もちろん、DTM系のソフトとの連携も可能で、ギターをつないだりしながら簡単な収録が可能です。
Steinbergは、価格が優しいこともあって、導入しやすいことも魅力の一つです。本体には、ゲインノブや出力ノブ、V48スイッチ等がありますが、コンプやEQなどの細かい部分は、コントロールアプリの「dspMixFx UR-C」をパソコンやスマホにインストールして調整します。

UR-Cシリーズのドライバ・ファームウェアのアップデート

適当な頻度で、使用している機器のアップデート状況を確認して、最新版に置き換えているのですが、2024年1月にこっそりアップデートしていたUR-Cの特に気に入った・面白かった内容をご紹介します。

コントロールアプリの「dspMixFx UR-C」の進化

コントロールアプリが進化して、いろいろな機能が追加となりました。
UR24Cの旧アプリ画面とUR44Cの新アプリ画面の比較になってしまいますが、入力数の違いなので、ご了承ください。
まず、旧アプリのインターフェース。

UR24Cの旧インターフェース

次に、アップデート後のインターフェース。

UR44Cの新インターフェース

フェーダーが増えたり、effectが一段増えていたりいろいろ変わっていますが、その中でも時におすすめの変更点を紹介します。

ストリーミングモードの追加!

ストリーミングモード

従来は、本体に入力された音のすべてをヘッドフォンでモニターするしかできませんでしたが、ストリーミングモードを使用すると、配信に乗っている音だけをモニターすることが可能になりました。

ボイスチェンジャー機能が追加!

これが一番面白かったのですが、新たにボイスチェンジャー機器をそろえなくても、無料でボイチェンできるようになりました!適用したいチェンネルのeffectで「Pitch Fix」を選択し、ONボタンを押すだけという簡単操作!

effectでPitch Fixを適用するとボイチェン

プリセットも少ないですが準備されていて、よくあるニュースで犯人の声的なプリセットが「VoiceChange(Low)」、女性の声によせていくプリセットが「VoiceChange(High)」となっています。細かく調整して、プリセット保存も可能でした!これでYoutubeとかでよくある声色を変えて解説なんていうことも機材を買わずに可能ですw
新たにボイスチェンジャーを揃えなくていいのは助かります!
ちなみに使えるの1チャンネルのみです。

ボイスチェンジャーの詳細変更可能!

PC側のスピーカー(出力デバイス)の選択肢が増えた!

DAW、Voice、Line(Music)から選べる

従来は、PC側のスピーカーには、Line(Steinberg U●●C)のみでしたが、アップデート後は、DAW、Voice、Lineの3つに増えました。
これにより、3系統のオーディオデバイスを出力できるようになったので、PC上の複数のソフトウェアの再生音をassignできるようになりました。
試した感じ下記のような割り当てのようです。

  • DAW ➡ PCのDAWソフトウェアを出力

  • Voice ➡ ハードウェア本体のInput Mix(UR44CはMix2)を出力

  • Line(Music) ➡ PCのデスクトップ音を出力

これにより、コントロールアプリのdspMixFx側にもDAW、Music(Line)、Voiceが追加されていて、配信時にMixの調整ができるようになっています。

※Line(Music)の表記は、アップグレードするとLineの表記で、新規で入れるとMusicの表記になるようです。

チャンネルにDAW、Music(Line)、Voiceが追加

PC側の入力マイク(入力デバイス)が増えた!

出力デバイスと同じように、3系統の入力デバイスも増えていました。
LoopBackされる入力音を選べるようになりました!これは便利!

  • Input1/2 ➡ Input1/2をパラで入力

  • Voice ➡ InputをMixで入力

  • Streaming(Line) ➡ ストリーミングモードのMixを入力

どうやら、ストリーミングモードの追加によってLoopBackパラメターは廃止になったみたいです。

※Streaming(Line)の表記は、アップデートするとLineと表示され、新規で入れなおすとStreamingと表示されるようです。

Ducker(オートミキサー)機能が追加!

Duckerは、オートミキサーとも呼ばれるみたいですが、Duckerを適用しているチャンネルは、他のチャンネル例えば、1chに入力があった場合、自動的に、ゲインを下げてくれる機能です。
BGMを入力しているチャンネルにDuckerを設定しておくと、マイクで誰かがしゃべった時だけ、BGMを下げてくれる便利機能です。どの程度下げるか等細かい設定もできます。OBS Studioでオーディオインターフェースを使ってマイク入力していたりするとこれは便利ですね!

超便利!Ducker!

このほかにもいろいろな機能が!

追加されたエフェクトはDuckerだけではありません。
詳しい説明が今回は見送りますが、以下のようなものも追加されています。

GATE
しきい値(THRESHOLD)より小さい信号が入力された場合、出力を一定の値(RANGE)で小さくする機能で、ストリーミングモードのみで動作します。
ノイズ等小さい音を小さくする場合に最適!

コンプレッサー
しきい値(THRESHOLD)を超えた分の信号レベルを圧縮することで、音量変化を整える機能で、ストリーミングモードのみで動作します。

DELAY(リバーブ/エコー)

マルチバンドコンプレッサー
なにげにこれはすごいと思ったのは、Low・Mid・Highの帯域ごとにコンプレッサーの設定を入れることができる機能で、ストリーミングモードの最終出力時のみ使用できます。帯域ごとにコンプがかけられる機能が無料で手に入る・・w

まとめ

いかがでしたでしょうか?
発売から数年たってから、大幅なアップデートがある場合がたまーにあるのって、その商品が人気商品だからなんですかね?
でも定期的に機器のメンテをすることで、お金をかけずに新しい発見があったります!
買ったときから一度もアプデしていないという方は、一度アプデを試してみてください!もちろん、一番の目的は、不具合の解消ですけどね!

Steinberg UR-Cシリーズは、比較的安価で、OBS Studioとセットで使っている方も多いと思います。お持ちの方は、ぜひお試しください!
あと、わざわざボイチェン買わなくて大丈夫です!w



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