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いつでもどこでも有線LAN化できる配信向きルーター

セミナーやシンポジウム等のハイブリッド配信を行う会場には、フリーWi-Fiだけ飛んでいたり、そもそも回線がないなんていう会場もあります。
よーく考えるとわかりますが、有線を無線化するのではなく、無線を有線化するほうです。
今回は、普段の配信業務でいざというときに重宝しているモバイルルーターをご紹介します!


GL-AXT1800

このルーターはトラベルルーターと呼ばれ、Wi-Fi6に対応しているギガビットルーターです。
主なスペックは以下の通りです。

  • CPU IPQ6000 1.2GHzクアッドコアプロセッサ

  • Wi-Fi Speed 600Mbps (2.4GHz), 1200Mbps (5GHz)

  • 最大 120台までのデバイス接続

  • Ethernet Speed 10/100/1000Mbps

  • 重さ 約240g

  • 電源 type-C、5V / 4A

外観

GL-AXT1800の正面。正直やすっぽいw
背面:ギガビットイーサネットとUSB3.0ポート
USBに外付けHDDDをつなぐとネットワークストレージとして使えます。
モード切替ボタンは、自分でどのモードにするか割り当てられます。
TFカード(microSDカード)も入れられます。(使ったことは無いですw)

豊富なインターネット接続方法

いろいろな機能が搭載されていますが、配信のときに役立つ便利な機能を紹介します。

パターン1 既存ネットワークから有線LANでWi-Fi化

まぁこれは当たり前ですね。アクセスポイントとして使用できます。事務所とかで特に設定もしないですぐにつながります。
初期設定で、192.168.8.1がルーターIPなので、既存ルーターでよくあるIPとぶつかりにくくなっています。多段ルーター前提で設定されているみたいです。DHCPのデフォルトで有効になっているところも便利です。

視覚的に接続がわかる便利な管理画面

パターン2 USBテザリングでネット接続

本体のUSBポートにスマホやポケットWi-Fiを接続するとUSBテザリングが可能となります。ただ、ボンディングはできないので、5G回線がバリバリ入るようなところであれば、配信に使えます。

パターン3 リピーター(中継器)

このリピーター機能が優れものです!このために買ったといっても過言ではないです。公共施設等で、フリーWi-Fiしかないときに有線LAN化してハードウエアエンコーダで配信したかったのですが、よくある中継器は、既存のWi-FiアクセスポイントにWPSでつなぐことしかできません。
このGL-AXT1800は、スマホやパソコンと同じように、SSIDを選択または入力して指定してフリーWi-Fiと接続することができます。
最終的には、ハードウエアエンコーダのWebPresenterHDに有線で回線を入れられればいいので、かなり助かってます。

公共Wi-FiのSSIDを手動で接続してインターネットにつなげる。
飛んでいるWi-Fiを拾ってきてくれます。

ネットにつながなくても便利

配信に使用している機器は、BlackMagicDesign製のものが多くて、基本的には、LANケーブルでつないでネットワークで設定や調整をします。すべてパソコンでUSBにつなぐわけにはいないのでw
その時には、ルーター機能があると非常に助かります。もともと持ち運び用のルーターなので荷物にもなりません。ポート数が少ないのがちょっと残念ですが、必要なときは4ポートHUBがあればいいので、楽ですねw

不明な点が1つだけ。。

管理画面にはcellularって書いてあるので、もしかしてSIMカード内蔵できるのかなと思ってますが、外側からがTFカード(SDカード)を入れるポートしかない。。もしかして、分解して入れるのか?とも思いましたが、諦めましたw 自分、不器用なもんでw

まとめ

いかがでしたでしょうか?
ライブ配信はいろいろな場所で行われます。時には山の中、時にはビルの屋上などなど。その現場や予算に合わせて、ハードウェアエンコーダを使ったり、ソフトウェアエンコーダを使ったりと切り替えて調整しています。
LiveUは1台しか所有していないので、レンタルする費用ももったいないし、複数台所有するまでもない。でもできるだけハードウエアエンコーダで配信したい。その時々に応じた回線の使い方をしなければいけない時には便利な逸品です!

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