PTZコントローラー AVITOK C170を使い込んでみました
年度末の3月は、いろいろな業務の締め作業があり、かなりバタバタとしていました。ライブ配信の多数入っていて、配信の準備が複数同時進行しならがという目まぐるしい月でした。
少しだけ落ち着いたので、最近使い込んだ、PTZカメラのコントローラー AVITOK C170をご紹介します!
PTZカメラ AVITOK
以前からPTZカメラを導入していました。そのPTZカメラは、AVITOK V429B4-NDI でFHDのPTZカメラです。
コントローラーは、導入せず、NDI TOOLSでパソコンのマウスを使ってリモートで動かしたり、メーカー公認ではないですが、companion経由でStreamDeckで操作したりしていました。以前記事にしていますので、詳細は、下記をご覧ください。
FHD版
4K版
同クラスのPTZカメラ FaMako FMK20SDI
コスパがいいPTZカメラの代表格として、FoMaKoのPTZカメラがあります。
AVITOKのPTZカメラよりも少し安い印象です。
購入する前に、パンダスタジオさんから借りて、比較してAVITOKを選択した経緯があります。
光学ズーム倍率やセンサーサイズ、もっというとWebブラウザでの設定画面までほぼ同じでした(笑)
同じメーカーではないか、と思うほど酷似しています。コントローラーの形状は違えど使い方もほぼ一緒でした。
ただ、コントローラーのほうに小さいですが、3インチ程度のモニターがついていて、これはかなり良かったです!
肝心の映像ですが、FoMakoよりもAVITOKのほうが段違いでキレイだったので、AVITOKをチョイスしています。
4Kモデルになると、AVITOKは、SONYセンサーですが、FoMakoは、FHD版のセンサーが大きくなったのみという感じでした。
AVITOK C170(PTZコントローラー)
今回追加した機材は、かねてよりほしかったPTZコントローラー C170。
4KのAVITOK PTZカメラのV449E2-NDIとのバンドルが安かったので、セットで追加しました。
コントローラー単体はこちら
ジョイスティックがあるだけで、自由度が格段に上がります!
コントローラーがないときは、プリセットを作って切り替えるだけでしたが、今では演者は動いても追えるようになりました。PTZカメラは、コントローラーが必需品だと改めて思いました。
ただ、マニュアルが英語版しかないのは痛いです。。
また、導入して、そのまま使用すると、コントローラーがフリーズしたり、なぜか使えない機能があったりと不具合が多かったのですが、メーカーに問い合わせたところ、日本総代理店にすら届いていないアップデートがあったようで、最新のファームウェアを共有してもらって、コントローラーのファームウェアアップデートで解消しました。
ファームウェアアップデートしないと不具合が多い
AVITOKユーザーで困っている方が多いかもしれないので、C170とV449-NDI(4Kカメラ用)のファームウェアのURLを紹介しておきます。
メーカーサイトでも今日時点では、発見できませんでした💦
コントローラー用ファームウェアアップデート
V449-NDI (4Kカメラ)用アップデート
C170の俯瞰
C170で操作できるのは、以下の機能です。
ホワイトバランスのAUTO、MANUALの切り替えおよび赤系、青系の微調整
フォーカスのAUTO、MANUALの切り替えおよび微調整
IRIS/シャッタースピードのAUTO、MANUAL切替および微調整
パン、チルトスピードの調整(8段階)
ズームスピードの調整(8段階)
CAM1~CAM4までの切り替え(PTZカメラの切り替え)
プリセットの登録・呼び出し・リセット
PTZカメラの登録
接続例
PTZカメラもコントローラもPOE電源に対応しています。
POEハブに接続すると、ACアダプタ無しでも動作します!
POEハブもNDIで映像を流さないのであれば、なんでもOKです!
私が使っている時の接続例は以下の通りです。
使い込んでみての感想
ある程度、使い込んでみての感想をまとめました。
コントローラーの微調整ノブは、ほんとに微調整用なので、大枠の設定は、Webブラウザ経由で設定したほうがいい!
セミナーやシンポジウムのような動きがそんなにないものなら、問題なく使用できる。
スポーツ系の場合、動きが激しいので、プリセットの呼び出しを多用しないと、追いつかない(笑)
画質は、通常のSONYやブラックマジックのカメラのほうがキレイだが、1人で複数台のカメラを操作できるのは魅力的なので、収録には向かないが、ライブ配信には向いている。
PanasonicやCanon、SONYのPTZカメラは高すぎるけど、ライブ配信ならAVITOKで十分いけそう。
もっといろいろなシーンで使ってみて、またご紹介します。
いかがでしたでしょうか?
現在、いろいろなライブ配信で使って試しています。
コントローラーがあると各段に利便性が増しますが、操作に慣れないとなかなか追いつかない場合が多いです。練度を上げて、もっと質のいい絵を狙えるようにしていきたいと思います!
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