今年の出会い

幸せな人とは、あらゆるものに「幸せ」を見出せる人である。
同じように「出会い」を見出せると、人生の刺激は増えていく。
今年はどんな出会いがあったか振り返ってみたくなった。

就職した。
同期、先輩、上司、幅広い年代の沢山の人達と知り合いになった。
優しい人ばかりだけど、心を開ける人はまだほとんどいない。
会社の人が悪いんじゃなくて、僕の相性の癖が強いから。
でもとにかく、仕事を学びながら新しく出会った沢山の人の行動や価値観に触れ続ける毎日。
まだ実感は沸かないけど、食べ物が体内で栄養として吸収されるように、自分の考え方の糧に少しずつなっていくんだろうなと思う。
この例えは、高校の現代文の先生が言ってたものだったな。

一人暮らしを始めた。
小松菜と水菜が便利。舞茸も便利で美味しい。
カレーにエノキを入れるととろみ要因になって美味しい。
台所は狭くても僕は案外いける。
掃除めんどくさい。カビが気持ち悪い。
沢山のライフハックや、自分の性格にも気付くきっかけになりつつある。

音楽は、学生の頃ほどではないけど沢山聴いた。
ネクライトーキーのアルバムは最高。
じんさんの新曲も最高。
二ノ宮はぐさん、という推せる歌い手さんを見つけた。
ハンブレッダーズ、という尊いバンドを友達から教わった。
ハヌマーン、というエモいバンドを石風呂さんのツイートから知った。
自分はオルタナティブロックというジャンルが好きなんだなとやっと気づいた。
後に触れる、胡桃堂喫茶店のイベントを主宰されていたアーティストさんと繋がった。
繊細な歌詞と、古川本舗さんを彷彿とさせるどこか幻想的なサウンドがとっても素敵。

スペースを沢山した。
主に大学の友人をきっかけに、思いがけず沢山の知り合いができた。
直接会った人はまだ誰もいないか。
会社の愚痴とかどうしようもない考え事、沢山聞いてもらった。
相手の人生観、生活の知恵、沢山教えてもらった。

スペース以外にも、Twitterでの出会いがあった。
一昨年くらいから相互フォローにはなっていたフォロワーさんと沢山話すようになって、直接会うことができた。
僕の上げたピアノ動画をきっかけにフォローしてくれた人やそのフォロワーさん達とも繋がって、機会があると喋るようになった。
部活の後輩の友人と、Twitterで喋るようになった。ずっと前から知り合いだった気がするくらい自然に喋れてて笑える。

胡桃堂喫茶店が、行きつけのカフェになった。
これが極めつけかな。
哲学カフェ「胡桃堂の朝モヤ」の存在を去年知って、今年はとうとう年始から年末まで通い続けた。
常連さんとはもうすっかり顔馴染み。
気づけば完全に自分の中で、新しい居場所になっている。
朝モヤ以外にも、「歌詞をつくるワークショップ」という魅力的なイベントにも惹かれて参加した。
そのイベントを主宰していたアーティストさんのライブに、イベントの参加者だった人達と一緒に、今度行く約束をしている。
なんだろうこの縁は。
この喫茶店で出会える人達は、どこか自分と似た感性を持っていて、
僕のちょっとズレた価値観、繊細さ、拘り、そういう部分を理解してくれる人が多い。心を開ける人が多い。
今年は、胡桃堂喫茶店に本当にお世話になった。

他にも、去年以前から継続して繋がり続けてくれている、沢山の人やモノのおかげで、
凄まじくあっという間で刺激的な1年だったと思う。
つらいことがあるのは仕方無い。
それはもう10年以上前から諦めている。

自分らしく振る舞える場所を、
自分らしく振る舞った結果、自分と一緒に居てくれる人達の存在を、
大切にしていけたらな。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?