#3 ギター。

さて、今回はギターの話。

僕がギターを弾き始めたのは、8歳になる頃。
当時は、XやLUNA SEA、GLAY、黒夢…その辺りが爆発的に人気を博していた。
長兄もその影響でベースを弾いており、当時XがX JAPANに改名した頃で、その直後Burny社より発売されたHeathモデルのワーロックベースを使ってたほどだ。

中学生の長兄がギターからベースに移行した為、ギターを譲り受けた様なもの。
その頃、特にXが好きだったので、弾けもしないのに、一生懸命練習したのを覚えてる。

自分で選んで使い始めたものでは無いけど、とにかくそのギターが気に入って、1日何時間も弾いてた。
当時はアンプなんて持ってなかったんだけど、家にあったカラオケ用のアンプに繋いで、安物の、どこのメーカーかも不明なドライブペダルを噛ましてね。
それだけで楽しかった。

その頃から、プロになりたくて必死に練習してた。中学になったら、文化祭バンドを組んで、うちの車庫でよく集まって練習してたなぁ。懐かしい。

ギターってさ、他の楽器には無い、自由度があると思ってるんだ。
リズム楽器としても、リード弾くにも完成されている。
それなのにちょっと弦を持ち上げるだけで、ピッチが変わる。
フレットの押さえ方が少し甘いだけで、真面に音も出ない。
そんな曖昧な楽器なのに、なんでこんなに惹かれるのか。

6本張られた弦(今なら9弦以上もある。副弦を張ったギターなら12弦もある)に、22フレット(ギターによっては様々。フェンダースタイルなら21f、レスポールスタイルなら22f。ハイフレットのプレイヤビリティをあげる為に24~27fまであるものも。30f以上あるギターは主にスカイギターと称され、半音刻みではなく全音刻みになる場合も)というフィールドを縦横無尽に駆け回る。
その上、ハーモニクス(倍音を人工的に発音するテクニック)やベンディング(弦を持ち上げたりして音程変化を付けるテクニック)、アーミング(アームと呼ばれるアタッチメント。これも音程変化に使用する)を使い、より色彩鮮やかなプレイが可能になっている。
また、アンプやエフェクター(音色を変化させる機械)を使用することで歪ませたり、透き通るようなクリーンにしたり、また残響をコントロール出来たりと、無限の可能性を秘めている。

そう言った色んな音が出ること、色んなプレイが出来る事に興味を持ったんだと思う。

これからもこいつと共に、音楽家として、伸し上がって行こうと思います。

Litty

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