自分は他人の視界に映っているんだろうか

 今から書く内容に対して「その気持ち分かる」って言ってもらったことがないので、ネットの海に放り投げてみます。

 僕は「他人の目に自分が映ってるのだろうか」と心配になる時があります。
それゆえに、バイトの先輩に「この時間にいるの珍しいね」と言われたり、Twitterで「誕生日おめでとうございます」と言われたり、他人に話しかけられたり、スキやいいねをされたり、自分のことを名指しされたりすると嬉しくなってしまいます。
プラスイメージで見られているかマイナスイメージで見られているかは一旦置いておいて、他人の世界にちゃんと自分がいること、他人の視界にちゃんと自分が映っていることに嬉しくなってしまいます。

===

 先日、バイト終わりに女性の先輩・鈴木Aさん(仮名)に話しかけられました。

鈴木A「釜飯さんって、社員さんに何て呼ばれてるんですか?」
僕「社員さんには苗字に”さん”付けですかね」
鈴木A「そうなんですね」
僕「いや、そういえば最近は苗字に”ちゃん”付けされてる気がしますね」
鈴木A「釜飯さんのこと、裏で佐藤さん(別の男の先輩)が●●って呼んでるの知ってますか?」
僕「懐かしいっすね。歴史上の人物じゃないですか」(←返事完全にミスってる)
鈴木A「….」
僕「更衣室で佐藤さんに会った時はいつも苗字に”さん”付けなんで知らなかったです」
鈴木A「釜飯さんがバイトで入ってきてすぐぐらいから佐藤さんは●●って呼んでましたよ」
僕「マジすか、そんな前からなんすね」

 まあとりあえず、相変わらず僕は返事をミスりました。裏で僕が呼ばれてるあだ名が歴史上の人物の文字りだったのでそれを言おうと思ったのですが、変にゴニョゴニョしてしまったし案の定芳しい返答がありませんでした。
このワンクッションなんか全くいらなくて、ただただ素直に「知らなかったです」って純粋なリアクションをしてりゃよかったんですよ。
やっぱり、思ったことを言わないでいる方が僕は良い気がします。
 僕は日頃からすごく会話の反省をしてしまいます。
会話をしながらしてしまうことも多くて、言葉を発した直後に「うわ、ちょっとミスったかも。こっちの返事の方が良かったな…」って思い浮かんだりします。
思い浮かんだら最後、会話の内容がそぞろになってしまうこともしばしばあります。
それで結局、家に帰る途中も、家に帰ってからも、ラジオを聞きながらも、朝起きてからもずっと反省してしまいます。

 話を戻します。
どんな話の内容で僕の話が出ているのかは知りませんが、とりあえず僕のことを認知していただいているってことで良いですよね?
僕はそれだけで十分嬉しいです。余裕で涙は出ると思います。

 上に記載した会話を踏まえた上で、話の内容はプラスとマイナスのどちらなんでしょうか。
僕はバイトの先輩方から嫌われてますかね?嫌われてはないですかね?
((読んでくださってる方はどう思いますかね))

===

 僕は本気で「全員から嫌われてる」と思って生きています。
自分が思う「自分が嫌われる理由」みたいなのがわんさか思いつくので、本気でそう思っています。

===

 大学生になってから、雑談ができるほどの仲の人が全然いません。
授業のグループワークで一緒になった人とも最後の壁みたいなものがなくならないまま授業が終わっていきます。
「俺は仲良いと思ってたのなぁ」「俺は信頼してたのになぁ」ってなるのがすごく怖くて、自分が思い上がらないようにするためになるべく人との距離感を保ちまくるようにしています。
バイト先の先輩には過剰なくらい敬語を使って礼儀正しくしているし、グループワークで同じ班の人にも全然敬語を使うし、Twitterでフォロワーさんとやりとりする時も基本敬語を使います。

 先日、「誕生日おめでとう」のカツアゲみたいなツイートをしました。
いただいたリプライへの返信で、最初は「これからもよろしくお願いします」を付けたりしていたのですが、次第に「今後もよろしくお願いします」になり、最終的に「よろしければ今後もよろしくお願いします」になってしまいました。
「お前とは別に仲良くしたくねぇわ」って思われるのが怖くて、「よろしければ」をワンクッション噛ませてしまいました。

 自分が他人にリプライを飛ばせないのは、相手に「嫌われてるかもしれないから」です。
世論は「嫌いならミュート」が主になっていると思うので、わかりやすい「嫌われている感」がわかりません。
だからこそ、「嫌われているんじゃないか」が永遠に展開できてしまいます。

 わざわざ僕にリプライを送ってきてくださる方には、「少なくともネガティブな印象は持たれていないのかな….?」と少しだけ思えて、少しだけ自己肯定感に似た何かを感じることができます。

#226  自分は他人の視界に映っているんだろうか

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?