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「あなたが心を動かされたことについて教えてください。」ほか

エントリーシートなどにあった設問でnoteに向いてそうな内容のものを、身バレしない程度に貼り付けておこうと思います。

1.あなたがこれまでに感銘を受けたり影響を受けたエンタメコンテンツについて、理由とともに3つ書いてください。

①又吉直樹『人間』
 主人公の「永山」と、永山が嫉妬をする「影島」という二人の人物がお互い人生経験を積み、大人になって人間関係として最も心地のいい場所に落ち着いている姿にとても感銘を受けました。二人が信頼のもと本音を語らいながらバーでお酒を嗜む姿に憧れに近い感情を抱き、「影島」と友人になりたくなりました。

②配信ライブ『明日のたりないふたり』
 この配信は、オードリー・若林正恭と南海キャンディーズ・山里亮太がユニットで漫才をするテレビシリーズの解散ライブでした。お互いキャリアを重ねる中でのさまざまな苦悩を全部笑いに落とし込んだライブで終始圧倒されました。お二方のエッセイやラジオも読み聞きし、考え方に共感する部分がたくさんありました。そういった予備知識があり、ライブ終盤で本音の殴り合いになる部分ではその言葉の数々全てに胸打たれて号泣してしまいました。この日を境に涙もろくなったような気がしています。

③星野源『いのちの車窓から』
 星野源さんによる4冊目のエッセイ集なのですが、闘病と、「恋」によるさらなるお茶の間への浸透を経て綴られる話の数々に胸を打たれました。特に人との出会いについて綴られる節は星野源さんの愛も感じられ、そういった出会いに憧れに近い感覚を抱きました。そして、「恋」という楽曲の歌詞ができた時のエピソードが綴られた節は、私の頭の中を整理してくれた気がして涙せずにはいられませんでした。

2.あなたが「大人になったな」と感じた瞬間について教えてください。

 家族で食事をする際、母や妹が食べきれなくて残した食べ物が父ではなく自分に回ってくるようになった時、初めて「大人になったな」と感じました。実家に帰省するたびに、改めてそれを実感します。

3.あなたの好きな作品(小説・小説以外・コミック)について、理由とともに述べてください。

①小説
・又吉直樹『人間』
・私が小説を読むようになったきっかけの一冊で、どこまでも自分事に思えてしまう小説に胸を打たれました。読みながら何度も本を閉じたくなりつつも読み進めずにはいられないということを初めて体験した作品です。

②小説以外
・若林正恭『ナナメの夕暮れ』
・初めて読みながら泣いてしまった本で、私の著者への個人的な思い入れを除いて、人生で一番心に刺さった、生きるためのバイブルのような一冊です。半年に一度は読み返したくなる本です。

③コミック
・尾田栄一郎『ONE PIECE』
・私が人生で初めてハマった漫画であり、人生で初めて買った漫画であり、人生で初めて大人買いをした漫画であり、人生で初めての趣味の友人を作ってくれたきっかけの漫画でもあり、私の人生には外せない作品です。

4.あなたが1ヶ月以外に読んだ本の感想を教えてください。

・又吉直樹『東京百景』
・私は大学進学とともに東京で一人暮らしを始めたのですが、この本を読み、芸人を志して上京した著者の体験が自分と重なった感覚があり、「初めての場所での初めての体験」というものに希少価値を感じました。

5.あなたの「欲が出てしまったな」というエピソードについて、400字程度で記述してください。

 高校二年生の時、初めて自分の財布を購入した。どのショッピングモールにもあるお店で買った財布なので、今でも新品の状態の財布と出くわす。それから年月が経ち、私はアルバイトを始め、当時と比べると金銭に余裕ができてきた。二十歳になった時に財布を買い替えようと思っていたがなんとなくタイミングを逃してしまった。
 そんな中、バイト先の先輩から財布を購入したという話を聞いて「今しかない」と思いたち、とあるブランドの財布を買うことに決めた。その財布は人気のため抽選販売となっており、欲しさが先行するあまり、要項をしっかり読まず複数口の抽選申し込みを行なってしまった。それが運の尽き、複数口の申し込みは無効となってしまった。私の欲が全面に出てしまったばっかりに、月一回しかない抽選の機会を無駄にしてしまった。

6.あなたの「個性」について、300字程度で記述してください。

 大学生になり自分の服を自分で買う機会が急増した。6年にも及ぶ制服生活により服のセンスのようなものは著しく後退してしまったが、大学へ通うには着衣からは逃げられない。まずは「好きな服を着ればいい」を信じて好きな色を軸に選んでみた。からし色、深緑、青緑。それらをいざ着てみると服に着られている感が否めなかった。そんな中、私の好きなミュージシャンが全身黒しか着ないのを思い出し、それに倣ってみた。大学1年の春に知り合った友人と大学のトイレで1年ぶりに不意に会った時、「なんかオシャレになってない?」と言われた。親には毎度「黒好きねぇ」と言われてしまうが、これは誇りを持って私の個性であり自分らしさだなと思う。

7.あなたが心を動かされたことについて教えてください。

 私が最近心を動かされたのは、Netflixで配信されている『ボクたちはみんな大人になれなかった』という映画を視聴したことです。この映画を通じ、これまで自分が体験してきた些細な出来事も全て大事に心にしまっておこうと思うようになりました。同名の原作小説は著者の半生が元になっており、著者がテレビの美術制作の仕事をされているということもあり自分と重ねてしまう部分もありました。この作品の舞台は1990年代で、その頃の時代背景が随所に散りばめられています。映画の随所で90年代の音楽が使われており、それが引き立てるノスタルジックな情景と楽曲に心を奪われ、90年代に思いを 馳せることしか叶わないことが悔しく感じられました。著者のように小説や映画にならなくても、自分の平成ノスタルジックを活かしたことができる仕事に就きたいという思いもより強まりました。

8.最近興味関心がある映像コンテンツ1つに言及し、その理由を教えてください。

 私は相鉄東急直通ムービー『父と娘の風景』に関心があります。映像を知ったきっかけは動画内で使われているコラボ楽曲がラジオCMとし てオンエアされていたことです。YouTubeにはメイキング映像も掲載されており、それを見て「そこも全部CGだったのか」と度肝を抜かされ、 その撮影の規模にも驚かされました。すごい作品を見てしまったぞと感動するとともに、同じように魅せられた人と感想を共有したくなりまし た。

9.「利他」について、自身の体験を絡めて記述しなさい。

 生きていく中でなるべく「利他」は常に考えるよう意識しています。利己のための利他という側面もありつつ、誰かのためを意識することはその また誰かのためにも繋がります。そのため、アルバイトでの接客中はできるだけ思いやりを持ち、気を配り、お客様の気を煩わせないよう日々 取り組んでいます。お客様の「ありがとね」の一言だけでも、とても活力になっています。


#371  「あなたが心を動かされたことについて教えてください。」ほか

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