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これ以上のないギフトだって

ファーストサマーウイカのオールナイトニッポン0。
この番組がなかったら僕は今ここにいないかもしれないな、と本気で思えるくらい思い入れのある番組です。

大学受験中、僕はオードリーのオールナイトニッポンにハマりました。
そこからしばらくは「オードリーのオールナイトニッポン」をメインに、ちょくちょく他の芸人さんのラジオを聴いたりしていました。

コロナウイルスが世界に広がり始め、訪れた最初の自粛期間の終わり頃。
”あつまれどうぶつの森”も、”スマブラ”も、”ポケモンソード・シールド
”もやり飽きてしまった僕は暇すぎて実家の庭の草引きをすることにしました。
雑草を抜きながら僕は興味本位でradikoを起動させ、適当な番組をタイムフリーで聞いてみました。

再生を始めるなり、パーソナリティの女性が少し興奮気味でした。
その女性の話を聴いていると「先週は安田顕さんが電話出演して下さり….」と語り、「あれがこの番組のピーク」「こっからはシーズン2」とも言いました。
芸人さんのラジオを掻い摘んで聴いているだけの当時の僕はその放送を聴いて「俺が寝てる間にこんなことが起こっていたのか」と胸打たれ、俳優・女優、ミュージシャンなどのラジオももっと聴いてみようと思いました。
それを期に僕は深夜ラジオの沼にヌプヌプとハマっていきました。

番組の終了が発表されてから色々考えたり思い出したりしながら、改めてこの時の放送をPodcastで聴いてみました。
「これから長い長い賢者タイム」「燃え尽き症候群みたいになっちゃった」
「ピークは過ぎた」なんてことを言っていましたが、全然そんなことなくずっと最高の淫テリジェンスな土手ラジオでした。
本当に、毎週の楽しみでした。

最終回直前の回のメールテーマが「二年間の放送で印象に残っていること」でした。
土手ポーズあったなぁとか、「酒っけー」あったなぁとか、賛否両論のエンドレスエイトとか、マーーーーとか、ノラさんとか、爆速HPで遊んだこととか、色々な記憶を開けられてすごく懐かしい気持ちになりました。
土手の衆もすごく楽しいイベントでした。
今僕がしている後悔は、「土手ンレスタンブラー」を買わなかったことです。
カートの合計金額を見て日和ってしまった、当時の僕が憎いです。笑。

年を跨いだぐらいからですかね、「もう24時間起き続けています」とか「ドラマの撮影をしてて….」という話をオープニングですることが多くなりました。
その正体がBSテレ東での主演ドラマだったり、しかもその主題歌を歌うことになったり。
ドラマの感想や配信開始された「Open the Door」の感想や、それを交えた内容のメールを送るのが心のどこかで楽しみで、年度を跨いだ4月頃に内心ウキウキしていました。

番組のステッカーができたことで心のどこかで「改編突破確実」と思っていた自分もちょっといて、番組終了が発表された時はやっぱりちゃんと悲しくて、その日は3時のヒロインの福田さんもいて「なんで今日言うねん!」みたいにその寂しさを紛らわせてくれて、でもその翌週のオープニングではウイカさんの本心っぽいことも聴けて。


そして、初めてメールを読んでいただいたのがこの番組でした。
土手ラジオ1年目の夏頃、今とは全然違う、ラジオネームっぽくないラジオネームで送ったテーマメールを読んでいただきました。
僕なんかではコーナーメールはほとんど送れませんでしたが、テーマメールを考えるのがすごく楽しかったです。
エピソード系のテーマが多く、CM中に必死に記憶の引き出しを開けて、「そういえばこんなことあったな!」と思ってメールを書く、そんな時間がすごく好きでした。
一番メールを読んでいただいたのもこの番組だったし、一回の番組で2通読まれたのもこの番組が初めてでした。

バージンを土手ラジオに捧げまくりです。



今日の放送で、最近言わなくなっていた「f●ckin' son of a bitch under hair」を聴けて嬉しかったし、土手チン・土手ガールから送られてきた「あなたと土手ラジオ」も自分に重なることがあったり逆に重ならない部分もあったりで”それぞれの土手ラジオ”を感じることができました。
僕がラジオにハマる”きっかけのきっかけ”を作ってくださった安田顕さんのメッセージや、「最高のギフト」の生歌、エンディングトークの数分、あさぼらけの冒頭での上柳さんの言葉で涙がボロボロ溢れてきました。

自分の中で”土手ラジオ”がこんなに大きなものだったんだと気がつかされました。
月曜日の深夜が、本当に毎週の楽しみでした。

「この番組がなかったら、今僕はここにいいないな。」と本気で思います。
改めて、僕を深夜ラジオの沼にハメてくれてありがとうございました。



オールナイトニッポン0はエンディングが「Bittersweet Samba」で、結構無慈悲に淡々と時間が流れてしまうんですね。
オールナイトニッポンは各番組独自のエンディング曲があって、最後2分間曲が流れる時間があって。
もう少し余韻に浸る時間くれや!と思ってしまいました。笑。

僕はまだラジオリスナー暦が2年半くらいしかないので、「番組開始頃から聞いていた番組が終わる」という経験が初めてです。
こんなに涙が出てきて、辛くて、まさしく心にぽっかり穴がブチ空いたようで、部屋で一人静寂の中でぼーっとしてしまって、椅子から立つ気力も出なくなるものなんですね。。。。。

ウイカさん、またいつか、100回目の「ファーストサマーウイカのオールナイトニッポン0」が聴けるのを心の底から楽しみにしています。





ウイカさんが「私は一番・一位をとれない人生だった」というようなトークをしていたのがなぜか印象に残っているのですが、全然そんなことなかったですよ。
ウイカさんが、正真正銘の一番でした。

ファーストサマーウイカさん、2年間ありがとうございました。
ファーストサマーウイカさん、2年間お疲れ様でした。

ウイカさんに届け、という淡い期待を込めて。


#259  これ以上のないギフトだって







改編の時期が近づくたびにTwitterにはオールナイトニッポンの改編予想のツイートが流れてきました。
でもみんなこの番組が終わる予想をしてて、心の底から張り倒してやりたくなったし、悔しかったです。

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