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船橋市小室で鳥の観察、例年にない渇水(千葉県船橋市)

鳥がさえずる散歩道

昨日は、千葉市のとなり船橋市の小室というところを自然観察指導員の先輩Tさんと待ち合わせて散策。
沢山の鳥に会えました。
カシラダカ、ホオジロ、シロハラ、モズ、ジョウビタキ、アオジ・・などなど、Tさんは鳥の名前だけではなく、雌雄のちがいや生態まで詳しく教えてくださいます。(写真はあまり撮影できませんでしたが)Tさんが描かれた素敵なイラストのビンゴを持ってきてくださってまた勉強になりました。
虫にも詳しいのに、鳥もこんなに詳しいなんて本当に尊敬してしまいます。
神崎川河岸のの枯野のボサボサした藪でちょこちょこ顔を出すホオジロが微笑ましい。
Tさんによると色んな鳥の数が減って来ていて、沢山いたホオジロの数も減ってきているとのこと。
ちょっとしたこんな藪を残すだけで、鳥の住処が確保できるんですね。ボサボサしているけれどもこんな空間が大切なんですね。

■ 神崎川沿いに生えていたハンノキ。沢山の鳥の住処になっていました。

ハンノキ_樹形_小室_MayaN (24)


冬芽や虫、石碑も楽しい・・

冬芽を観察したり、葉っぱの裏の虫を観察したり、石碑を見たり楽しい時間でした。

■ 途中、ケヤキとムクノキが根がむき出しになった場所があり、びっ、くり。道が作られたせいで、根の土が落ちてむき出しになってしまったようです。根は幹と同じような材質になっていました。

ケヤキとムクノキ_根_小室_MayaN (木質化したね) (1)

■ホシヒメヨコバイ。小さい虫ですが模様がはっきりしていて分かりやす い。フカフカの毛の生えたビワの葉の裏にいました。

ホシヒメヨコバイ_幼虫_小室_MayaN (56)_ビワの葉の裏

■ニセアカシアの冬芽のかくれんぼ。棘の間に冬芽が隠れていて、冬になると割れて出てきます。

ニセアカシア_隠芽_小室_MayaN (35)_冬芽かくれている

■トンガリ帽子をかぶったリョウブの冬芽。外側の皮が割れてかぶさってます。

リョウブ_冬芽_小室_MayaN (45)

■庚申塚。大正時代ぐらいまで庚申信仰はとても盛んであちこちに建てられたんですね。この塚を囲んで邪気を払うため村の人たちは庚申の日に夜通し飲んだんですね。見ざる言わざる聞かざるが彫ってあるのが面白い!

庚申塚_小室_MayaN (18)

■木の幹に面白い模様が沢山!様々な地衣類がついていました。

地衣類か_小室_MayaN (39)


渇水には愕然

でもショックだったことが・・・
毎年冬もなみなみと水のある調整池が干上がってしまったというんです。
大きな鯉がお腹を出して転がっていました。
いつもはカモ類も沢山きて泳いでいるというのに・・
本当に今年は渇水なんですね。
その風景をみて実感しました。
秋から降水量が少なくてキノコも少なかったのですが、冬も・・
太平洋側では春まで渇水を補うような沢山の雨や雪が降るとは思えません。
木々の体調は本当に持ちこたえるのでしょうか?


■どんどん水が少なくなってなくなとうとうなくなってしまった調整池。案内下さったTさんによるとこんなことは初めてとのこと。今年は特に渇水がひどいんですね。

調整池_小室_MayaN (37)_乾燥のため干上がる

■池の真ん中では、鯉がお腹を出して死んでいました(-_-;)

調整池_小室_MayaN (40)


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