ご報告:幕張海浜公園鳥と冬芽とロゼットの観察会
土曜日は幕張海浜公園の鳥と冬芽とロゼットの観察会でした。
久しぶりの観察会!
講師は長年私達の活動をサポートをしてくださっているS先生が来てくださいました。鳥にも植物にも詳しく親子さん達の話を聴いて、生き物について深い話をしてくださいました。
告知期間が短かったせいか、4家族10名の参加者。こじんまりでした、幼児から小6までのお子さん6名とお母さん方4名が思いっきり公園の自然を楽しまれていました。
定番の生き物ビンゴとクイズを使って生き物観察をしました。
今回は意外にもロゼット(地面にぴったりとくっついて冬越しする植物の姿)に一番盛り上がっているように見えました。
目線の低い小さいお子さんたちには観察しやすかったようです。
バラの花のようだからロゼットと呼ぶと最初にお話したのがよかったかもしれません。
参加者の皆さんが、地面にはいつくばって一生懸命ロゼットを観察されている様子を見ていると、私までマメカミツレのロゼットがすっごくかわいく見えてきてきて、「可愛いねえ!!」と感動の声を上げてしまいました。
最後に「ロゼットが意外と植物にとっては過ごしやすい。機会があったら寝転んでロゼット体験してみてもよいかも。」というS先生の言葉をうけて「ほんとにやってみようと思う」という方もいました(笑)
今回は鳥観察の比率は小さかったですが。、各参加者、ツグミやモズ、ヒヨドリなど1~2種は覚えて帰ってもらったと思います。
小6のお子さんが「教科書に出てくるモズが本当にみられて感動。はやにえも自分で見つけられて嬉しい。」という感想がありました。
クイズを使って身近にいる鳥がどれだけ長い距離を毎年旅しているかということを伝えました。
またS先生から鳥の地鳴きとさえずりが全然違うことをお話いただきました。TVなどで「鳥のさえずりが聞こえます!」と言っているが多くが間違っているとのこと。さえずりはラブソング。ぜひシジュウカラの美しいさえずりを聞いてほしいというお話をいただきました。
スズメバチの巣が結構大きいのがみつかって(もう中身はいない)盛り上がっていました。「こわいーーい!」という声が上がりましたが、スズメバチは危険であるけれども、全体的な数は減っていて今では殺傷も禁止する国もあることをお話し、人にとっては危険でも、大切な自然界の一員であり、共存の道をさぐっていかなければいけないことを伝えました。
最後に参加者一人一人の方に「今日一番の感動」を発表してもらったところ
・クスノキの枝が爽やかな香りがして感動した
・ロゼットが可愛いかった
・鳥の種類が分かってよかった
・ハクモクレンの冬芽がフワフワだった
・香りや手触りなど五感を使って植物を感じることが発見だった
といった感想がありました。
生物多様性が少ない身近な公園でも毎回沢山の発見があり、子供達の自然への興味、関心を伸ばす起点になりうると改めて思いました。
(リトカル代表 中田)