小松貴氏著「絶滅危惧の地味な虫たち」良かったです。
来週10月5日は小松貴先生の講演会。
今日は電車で移動だったので、まだ読んでいなかった小松貴先生の「絶滅危惧の地味な虫たち」を往復1時間ほど読みました。
面白い!!そしてかっこいい!!
今人知れず失われていく虫が多数います。
その中でもずば抜けて地味だけれども、なぜかレッドデータブックに記載された虫がいくつか。それらは写真も載っていない。。
今のままでは、せっかく絶滅危惧種として名前が挙がったのに、この世から失われていくのは必須・・
ならば、ぜひ今その姿を撮影し、世に知らしめ、その美しさ、面白さを知らしめよう・・!
こう思っても本当に出来る方は普通はいません。
でも小松先生は日本の最も秘境と言われる場所まで二輪(小松先生は四輪は運転されない)、自転車、徒歩で昼・夜かまわず歩き倒したり、水の中を歩き回ったり、土を掘り続けたり・・本当に会いに行かれたんです。。
かっこいい!!の一言に尽きます。
たとえば清流に住む日本古来の蚊「オオハマダラカ」が、かつて沢山いた沖縄本島の豊かな森を訪れた小松先生。
でも期待は外れ台風被害や開発でもうほとんどいなくなっていたといいいます・・・しかし、バスと歩きで4時間半もかけて探し回った末たった一匹だけれど見つけたというのです。
たった一匹だけれど、レッドデータブックに載っているものを見つければ、いつかはすべて開発の対象になるはずのその環境にスポットは当たります。
その積み重ねが、失われていく生物多様性を食い止める一助になるのではないか・・!
虫に詳しくない私にも、一筋通ったメッセージがしっかりと伝わる一冊です。
10月5日は「大きな木で繰り広げられる虫たちのドラマ」についてお話いただけます。
楽しみです。
ご興味のある方はぜひお申込みください。
https://passmarket.yahoo.co.jp/.../detail/02urnj4hhew11.html
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