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映画「コカイン・ベア」(原題:Cocaine Bear) 感想

公開日: 2023年9月29日 (日本)
監督: エリザベス・バンクス
出演:ケリー・ラッセル
配給: ユニバーサル・ピクチャーズ

かわいいしか出てこない、かわいい

TOHOシネマズ日本橋にて鑑賞しました。公開初の日曜昼回、ほぼどこの映画館も満員でした。
日本橋まで流れ着き、映画館へ向かう道すがら、オシャレな中央区民達に混ざって「お前の行先はコカインベアだな!」とみてすぐわかる感じのTシャツの人たちがウロウロ歩いていたのが面白かったです。わたしもきっとそう見えていたことでしょう。

以下は映画「コカイン・ベア」(原題:Cocaine Bear)実話ベースのモンスターパニック映画のためネタバレを知っても見られるとは思います。

本当に熊が楽しそうで可愛く描かれていたのが印象的でした。もっと獰猛な感じなのかと思っていたのですが、ふわふわで豊満なボディ、コカイン大好きな雰囲気といい本当に愛らしかったです。
粉をなめる様や、息遣いなど、細かい仕草まで目が離せなかったです。CGなのかな。すごいよな、、、。

実話では「コカインのODにより死んでしまった」だけで人を襲っていない熊。
監督も『愚かな人間たちのせいで1匹の尊い熊が死んでしまったことへの復讐を込めた映画』と言ってたし「こんなかわいい熊さんが死んでしまうなんて辛くて悲しい話だな」と思ってみていました。

そうであるならば、なるべく沢山の人間を血祭にあげ、なるべく沢山のコカインを摂取して楽しい気持ちで死んでほしい。

そういった期待を裏切らない程度には臓物や断面が出てきたのもよかったです。
全体的にブラックコメディタッチでした。無駄に職場でいちゃつく保安官と動物愛護家とか、救急隊とか、すぐ死ぬモブ達が全体的にチャーミングでした。

物語自体は、子供でも見られるくらいハートフルでいい話でした。
R15というか、PG7くらいでやってもいいくらいいい話でした。

子の命より麻薬を優先するマフィアはちゃんと死ぬし、人間も熊も、子供たちは無事でエンディングを迎えます。子供も本当にいい子で、こんな出来た子いる?と思いました。わたしの幼少期だったら、まず滝に写生に行きません。子供のころから引きこもりがちなため、家から出ません。そしてこんなに素直に親に謝りません。なんて出来た子供たち!

時折はさまるブラックジョーク(薬指と人差し指だけ撃つシーンとか好きでした)は全然子供と一緒に見られないのですごく不思議な気持ちになりました。なんだろうこの違和感。大きなお友達がたくさん映画館に来てるよ、、、。

熊が暴れるシーンは歌付きの音楽がかかって軽快でポップで最高でした。行け!熊!かみちぎれ!という感じ。本当にかわいかったです。もう語彙が出てこないよ。一番気に入ったのは、走って逃げる救急車の後部に突っ込んでいくところですね。ここだけもう一度映画館で観たいな。



みんな、もうダイナソー・ファイターはみたかな?素手で恐竜倒す、インディペンデントカンフーSF映画だよ🦕🦕🦕

最後まで読んでくれてありがとう。これからも、suzukaの映画日記をご照覧ください。




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