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オリジナルの会場を使ってイベントを開催してみよう!

この記事は クラスター Advent Calendar 2021 17日目の記事です。
昨日は@rizumiさんの「UnityネイティブプラグインのM1 Mac対応」でした。

▢ 自己紹介

みなさま初めまして、橋本真実です。
クラスター株式会社で会場制作のお仕事をしています。

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今回の記事では、オリジナルの会場を使ってイベントを開催してみたい!という方々に向けて、普段どのようなことを意識しながら会場制作を行っているのかについて書きたいと思います。

▢「cluster」でイベントを開催する魅力

1 自宅にいながらもみんなと体験を共有することができる!
2 参加者の負担が掛からないので気軽にイベントを開催することができる!
3 演出やデザインなど無制限・自由自在にオリジナルの空間が制作可能!

デバイスの体験(会場の負荷)重視

「cluster」は、“PCはもちろん、VRやスマホまで様々なデバイスで体験することができる!”という大きな魅力があります。だからこそイベントに来ていただいた方々がどのデバイスでも快適に楽しめるようにデバイスの体験(会場の負荷)を重視して制作しています。

バーチャル空間ということで、装飾や演出等、無制限・自由自在に空間をデザインすることは可能ですが、まずは必要な要素は最低限の要素に絞りつつ、「みんなが快適に楽しめる!」を心がけています。

▢ 参加者の体験(会場の設計)重視

無制限に空間をデザインすることが可能ということで、様々な要素を盛り込みたいとは思いますが、まずは「何がメインのコンテンツなのかが分かりやすい会場」を意識して制作しています。

開催するイベントのメインコンテンツの多くは会場自体ではなく、パフォーマーによって行われる企画が大多数かと思います。例えば、ステージ上で何かを発表するイベントを開催するときには舞台のようなものがあったり、客席とパフォーマンスが行われる場所が分かりやすかったり、参加者がどこで見ればよいのか分かりやすい設計を心がけています。

段差

また、体験は分かりやすさだけでなく、参加者の方に感じていただきたい気持ちや感情も含まれています。例えば、スポーン地点からステージが目の前にあるというだけでなく、時には狭い通路から広がるステージなど「みんながワクワクする気持ち!」を大切にして制作しています。

会場を制作する中で、“自分の思い描く体験が参加者の方々もそうだろう!”となることが多くなりがちですが、制作をしている人以外の方に入っていただいて“どんな気持ちになったのか?”や“本当に分かりやすいのか?”を聞いてみることが参加者の体験を大きく向上させる方法かと思います。

▢ パフォーマーが円滑に進行しやすい会場設計

時には、どんなに事前にリハーサルを行っていても、音声・回線・VR機器のトラブルによってイベントの進行がままならないことがあります。
特に、バーチャル空間上でのトラブルは“音声と回線の問題”が非常に可能性の高いトラブルとなっています。

そんなトラブルの際に、パフォーマーがすぐに避難できるエリア(控室や待機場所)を会場内に設けたり、パフォーマーがすぐに控室に行けるギミックを入れたりなど、「もしかしたら…」に備えた準備を心がけて会場を制作をしています。

控室

また、トラブルの解消だけでなくパフォーマーの方が円滑にイベントを行う為のサポートとして立ち位置をに目印を付けて分かりやすくしたり、スライドスクリーンを参加者の方には見えない形で設置することで参加者の雰囲気を確認しながらイベントを進行することが可能など実際にイベントを行う際に「スムーズに進行していくためには何があったら便利なんだろう?」を心がけて制作しています。

カンペ

▢ さいごに

今回は、「オリジナルの会場を使ったイベントを開催してみよう!」ということで普段、私が会場制作する中で意識していることについて書かせていただきました。「みんなが快適に楽しめる!」「みんながワクワクする気持ち!」の2つを意識するだけでとっても楽しめる会場を制作できるのではないかと思います。

明日は、@okanさんによる記事が出る予定です。
どんな記事なのか楽しみです!




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