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パックロ①

写真に意味は無い。
実はパックロッドが好きなんです。

昔から結構色々買ってるし、うん。
有名どころはほぼ買ってるはず。

でも今は使って無い。
釣りを仕事にしてる以上は、やっぱり性能は譲れないし、なんかこう、構造的にネガティブなのって嫌で。
物としては好き。

例えば小径折り畳み自転車。
わざわざタイヤ小さくして、折り畳み機構をつけて、収納に特化させたけど、実際は畳まないとかね笑
写真のは分割式。
趣味趣向なんでまぁ良いの。
わかってやっているから。
コストとか強度とか、色々抱えてるんです。
小径は。

話もどそうか。
5本継ぎライトゲーム用のマルチピースロッドを作ってまして。
長いことあった継ぎの苦手意識。
昔のバスロッドのワンピース信仰に踊らされたって言うか、実際昔は良くなかったから仕方ない。
三子の魂もなんとやら、、、
もう呪いですよ。

大概のパックロッドは綺麗に曲がらない。
というか、製作者の出したいアクションとガイド位置、継ぎ位置の整合性を出すのが難しい。

ほぼほぼ、最初はアクションやレングス決めて、じゃあぶった斬りましょう、と。

既存の1Pなり2Pの再現を狙っちゃうんだよね。
これ、釣り人の求めてるアクションと、製造、設計上出来る事が噛み合わないから起こる問題。

ちょっと前にパックロッドをキャストで折ってから色々勉強したんで(設計、製造の話)色々わかるようになりました。

で、いざ自分が作るとなると、マルチピースの欠点と言うか、辻褄をどこで合わせるかを考えていたんです。
長さ、ブランクスの継ぎ、ガイド位置。

単純に強度増してなんとかしてる竿結構あるんよ。
ライトゲーム用なのでそれはできないし、そもそもそんな竿使いたく無い。
強度出して重くなったからバランサー突っ込めばオケ!
ってやり方はなぁ。

で。
出来た!整合性の取れたマルチピースロッド。
6.4ftで5本継ぎ、仕舞い寸法45センチ。

継ぎありきの調子。
継ぎを節として生かす。
この調子にするなら継ぎが必要ですよって話。
アクションは1Pでも再現出来るけど、間を作るには節が必要だったと。(この辺は味付けの話なんで割愛

このコンセプトは3本繋ぎのロッドを作り始めた時からの物。全く別のベクトルだけど。
って、まだそれも完成してない笑
諸事情で。

僕、別にコンパクトになる竿は必要無いからねー。
作りたい調子を出せたのが今回の竿。
結果今のマルチピース需要にハマるのかなって。

ってのは本当にタイミング。
ずっと温めてたイメージとか、自分の釣り方とか、世の中の環境とか、何かが噛み合わなかったら出来なかった。

カラーリングやらデザイン、ちょっとしたセッティングの変更はある物の、完成がイメージ出来てるんで後は少しずつテストしながらまとめます。

っても設計とかはちゃんと専門家にやってもらったんで、口だけだしたって言う最近のパターン。

あーじゃねーこーじゃねーってね笑
おかげで組まないでボツになったブランクスがあるとかないとか、、、

加来さんもすごく気に入ってくれてるし、実際イベントで触ってくれた人も期待してくれてるってのはモチベーション上がる。

使ったらもっとびっくりするよ?
使い心地、釣り味にも当然こだわってるから。
直球ど真ん中。
仕舞寸法関係ない人にも刺さると思う。






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