MuseScore キーボード入力しようよ

はじめに

先日、konadd(@kon09430950)さんから手書きの楽譜をいただきました。もう嬉しくて嬉しくて、家宝にするってお返事しました。PDFでいただいたのですけど。

これをMuseScoreで入力しておけば、いろいろと書き加えられるし、演奏もできるから便利ですよね。それでMuseScoreで入力をはじめました。やはりキーボード入力をすると早く効率的に入力できます。ここではそのコツをお教えしましょう。

キーボード入力の仕方

では、具体的にやってみましょう。まずは音符入力モードに入るために「N」を押します。音符入力モードを抜けるのには「N」を押すか「ESC」です。音符入力モードで適当な小節をクリックして、「5CDEF」って入力しましょう。

5CDEFと入力した

5は4分音符です。4にすると8分音符、3は16分音符、6は2分音符で、7は全音符です。そしてCはド、Dはレと入力しています。

入力がオクターブ高い低いときには、Ctrl ↓、Ctrl ↑ でオクターブ調整します。半音上げる、下げるは↑、↓でできるので、♭つけたり、♯つけたりできます。

「5CD0E」と入力すると次です。0は休符になります。

0を入力すると休符になる

ピリオドを打つと付点音符になります。「C.DE」と入力するとピリオドを打ったところで付点がハイライトされるので、そこからは付点がついた音符のDとEが入力されています。付点を外すのにはピリオドを打てばいいです。あるいは「5」を打てば4分音符になります。

ピリオドで付点付きに切り替わる

和音(コード)を入力するときには、SHIFTキーを押すと、その前に入力した音符に付け加わります。たとえば「C、Shift E, Shift G」と入力すると次です。

Shiftキーで和音(コード)の入力

ちなみにAltを押しながら3, 5を押してもできます。これは3度高い音の追加と5度高い音の追加をしています。

もうちょっと複雑なキーボード入力

最後に入力した音の長さを半分にする「Q」
最後に入力した音の長さを二倍にする「W」
これはQとWがキーボードで並んでいるからここに割り当てられたんですね。

それで、次もあります。
Shift Q: 付点分短くする
Shift W: 付点分長くする。
このShift Wは付点を付けるのにも役に立ちます。ピリオドでも同じく付点を付けられます。

スタッカートはShift+S, テヌートはShift+N, 装飾音符は/, クレッシェンドは<で、デクレッシェンドは>です。

その他のマニアックなキーボード入力

次を試してみて下さい。
休符を選んでV: 非表示にできます。
音符を選んでX: 旗の表記が変わります。
音符を選んでJ: 異名同音に変えます。
小節を選んで}: 広くします。
小節を選んで{: 狭くします。
Return: 改行
Ctrl Return: 改ページ
Ctrl T: 譜表テキストを入力します。
Ctrl M: リハーサルマークを入力します。
Shift ←、Shift →: 直前に入力した音を入れ替えます。これはやってみないと分からないです。で、どういう時に使うんだろう?
「フォーマット」→「ページの設定…」 「スケール」で全体の大きさを変える
「追加」→「テキスト」→「タイトル」でタイトルの追加
Ctrl 3で三連符
Ctrl k でコード入力

マニュアルを読もうか

面倒で無ければ、まずは下記を読まれてください。できれば、「コンピューター・キーボード」のセクションでは実際にキーボードを使って入力してみましょう。

それが終わったら、さらに下記の「キーボードショートカット」を実際に試してみましょう。ここまでやっても10分、20分くらいで終わると思います。

最後に

キーボード入力ができると、マウスを使わなくて、音符を入力することができるようになるので、格段に正確に早く入力できます。マウスは直感的には分かりやすいのですが、速度が上がりません。キーボード入力は慣れるとさらに早く入力できます。ですから、最初にここでちょっと練習しておけばトータルではかなりの時間を節約できるはずです。頑張ってやってみましょう。

この記事は備忘録でして、また数ヶ月後ぐらいに読むように書いてみました。ではまた。

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