【保存版】尊敬する看護師や医師から頂いた言葉集

どこかで頑張っている未来の看護師に届いたら良いなと思って、私が頂いた言葉のギフトを残してみる。

・「看護師さん」と呼ばれたら、「〇〇(名前)です」と答えなさい。名前を覚えてもらえる看護師になりなさい。

→学生のとき、緩和ケアのベテランナースから頂いた助言で、私はこれを実行してきた。

・看護師は責任と覚悟と勇気がいる仕事です。その人の望んでいることをよく聴き、何ができるかを考えて行動する責任と覚悟と勇気を持つことができるかどうか。踏み込んだ質問を投げかけたならば、責任を持って、その人の希望に応える。

→看護師2年目、深刻な状況にある患者さんとのコミュニケーションで悩んでいた。自分の経験年数の乏しさをできないことの言い訳にしそうになった時に頂いた。一歩踏み込んで関わった後のフォローこそ重要で、どのような状況になろうとも、逃げずに最後まで見届ける。これもその日以来、ずっと意識している。

・患者さんの話を聴かせてもらったら、それだけでありがたいと思いなさい。あなたは人に寄り添いたいとか、何かしてあげたい思いが強すぎる。一人の人間が、その人のためにできることなんてほとんどない。不安を聴かせてもらったならば、どうしてその不安が痛みに結びつくのかと考えて、その理由があることを推測してさらによく聴きなさい。訴えのその先を聞くことができていない。

→看護師1〜2年目のとき、緩和ケアのベテラン医師と看護師に諭された。最初から100点取れない人が、100点を取ろうと思うなとも。この日以来、肝に銘じている言葉。

・”弱い立場に置かれた人の代弁者”というだけで、人権擁護の立場からは正当化されやすいが、それが真のニーズを捉えているかどうかは保証されていない。

→いつかの勉強会で心に残った言葉。自分の主義、主張を押し通さず、データを示して、建設的な議論ができる人になりたい。私は、感情的になりやすいので、この事実を心に刻んでいる。

・「あなたの本当の願いは何ですか」と問い続ける看護師でいたいと思っている。(その問いかけを真の意味でできるようになるには、経験?価値観?と尋ねると)看護師が看護師自身の切なる願いと向き合っているかどうかじゃないかな。その切なる願いは、過去に叶わなくて諦めたみたいな経緯があるからこそ、もう傷つかないように隠されていることがほとんどだと思う。そこにたどり着くためには、傷を見つめる作業を通らなきゃならないから、勇気ある道かもしれない。

→私がベテランナースに対し、「”患者さんが言語化していない欲望”に敏感で対応できる→患者の潜在的ニーズを満たしている→患者さんがケアを受け入れている(ケアに参加している)」と思うのだがと伝えると、この答えを返してくださった。

・バーンアウトは、どれだけ忙しいかによるのではなく、どれだけケアされているかによるのです。

→Burnout depends on not how busy they are but how they are cared for.私はこの言葉に心を打ち抜かれた。ホスピスの研修でリズが仰っていた。また会いたい、憧れの人。

・客観的な目、人道的な目、両方の目で社会を見よう。人間はみたいものしか見えない。自分が見ているものは偏っていく。それをニュートラルに戻すため、真実を見極める自分になるために、客観的な視点を持っておこう。

・身勝手に自分の領域の重要性を主張するのは良くない。

→某有名な学者が授業中に仰っていた。看護、看護とでしゃばることに全く意味はなく、その人やその人を取り巻く重要他者を、その地域の健康を、どうチームや地域でサポートするか、ですよね。

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