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小惑星キロン(カイロン)牡羊座、獅子座、射手座、第1、第5、第9ハウスの特徴と傷の癒やし方、ヒーラーになる方法【西洋占星術】

西洋と東洋、小惑星キロンの解説

■西洋は太陽を重視し、考え方は男性的です
厳しい戒律と超格差社会。人生がハードモードなのは、西洋です。慈悲の気持ちや隣人を愛する「キリスト教」の教えで、社会は木星系に変化。

■東洋は月を重視し、考え方は女性的です
八百万の神を受け入れる大らかで多様性が認められる社会。弱い人に優しい社会だが、考えが浅く混沌としやすい。自己責任や成熟さを重視する「仏教」の教えで社会は土星系に変化。

■キロンのハウス=きっかけとなった幼少期の傷
■キロンのサイン(星座)=成長すると外側に現れるコンプレックス

キロンは小惑星の中でも、西洋人と東洋人で解釈が変わると考えています。またハウスとサイン(星座)では、鑑定で積み上げた統計に基づき、筆者は上記のような解釈を取り入れています。

■小惑星キロン(カイロン)とは?

以下のサイトでご自身のキロンを無料で調べることができます。

購入前の注意事項

第1ハウスor牡羊座にキロンがある人

■深い傷が「自分自身」に現れる
それは自己表現そのものになるかもしれませんし、自己主張する事、容姿、アイデンティティの問題かもしれません。幼い頃に容姿をいじめられた(人種問題やアトピーなど変えられないもの)、自分の個性そのものにコンプレックスを持つ経験をする可能性があり、常に自覚し続ける深い傷が自分自身に出るでしょう。それは無意識の場合もあり、強い嫌悪感を自分に持つ場合もあります。自分が何者かわからない、なりたい姿に近づけない、イメージできないなどの問題が出てくる可能性があります。

■この第1ハウス(or牡羊座)は火星に対応しています
新しい行動を起こす勇気に脆弱性があり、行動力の欠如、臆病さ、対人恐怖として出てくる事があるかもしれません。存在理由そのものへの傷、自分は何もできない人間だと感じやすいか、最初の一歩を踏み出す事が苦手だと感じるかもしれません。自己の力を信じられず、物事から逃げてしまわないように注意しましょう。

■第1ハウス・キロンの傷(幼少期に原因がある)
他者と比較される事で自己嫌悪や存在に対する不安を持ったり、病気や体質、肌の色(人種問題)や容姿に関連した傷がコンプレックスの原因になりやすいかもしれません。子供の頃に何らかの「容姿」や「個性」で傷ついた経験が元で、なりたい姿に自分が近づけない事、或いはイメージそのものができない事で自己嫌悪を起こしやすいでしょう。自分自身の傷を癒す事がテーマになり、アイデンティティの確立が癒しへと変わる可能性があります。

■牡羊座キロン(or第1ハウス)の傷(幼少期・成長して行く中での課題)
攻撃的な態度で自己防衛したかと思えば、新しい挑戦から逃げてしまったり、意識しずらい「怒り」や「行動」に問題が起きやすいでしょう。本当は傷つきやすいのに、無意識的に強さを誇示して強がって見せたり…弱音が吐けないといったコンプレックスを持ちやすいかもしれません。行動力や自己表現に関する苦手意識があり、「何かを始める事」が課題となります。

日本人のキロンへの処方箋

キロンはケイロンの神話が元になっている小惑星です。
知性や客観視という、水星や天王星的な性質で自分自身の傷に向き合うという感性が必要で、西洋人よりも心を重視する日本人(月重視、海王星マインド)には扱いが難しいと感じる小惑星です。今回は日本人に起こりやすいキロンの傷と、それをすんなり受容できるステップを処方箋としてお伝えしたいと思います。

■第1ハウス(or牡羊座)にキロン(日本人の特徴)
西洋は「自分は自分」という(個人主義的な)態度や、自分の考えを人に押し付けるという(男性的な)傾向があります。ただ月を重視する日本人の場合は、自信のなさが問題になります。また正反対に思えるかもしれませんが、現実世界で自信がないが故に、ネット上では攻撃性を強く出すといった事も見られます。特に他者への嫉妬や妬みといった「女性的な面」と「攻撃性」が合わさった、ネット上での悪口や誹謗中傷には気をつけた方がいいかもしれません(裁判沙汰の時代に突入するため、過去のものも掘り起こされます)

日本の特徴は女性的な事。
月を重視する日本人の場合、火星を上手に扱えない事がコンプレックスの原因となりやすい面があり、自信のなさ、行動力の欠如、自己主張が苦手といった点が問題になります。特に引きこもりやコミュ障といった問題は、アジア(の豊かな国)特有と言われていますよね。牡羊座キロンにあたる氷河期世代の引きこもりの多さは、時代の厳しさもありますが、牡羊座キロンの問題もあるのかなと考える事があります。キロンが新しいターンになっており、社会の仕組みに自分は入り込めないと感じる経験をしたかもしれません。他人と自分を比べるより「自分は自分」という姿勢がキロン牡羊座には大切になります。

また前回の牡羊座キロンは1918年で、第一次世界大戦が終結した頃です。ただこの頃に生まれたキロン牡羊座〜牡牛座世代は、第2次世界大戦で前線に赴いた兵士の世代で、やはり「戦う事」「自分は価値がない」という経験を余儀なくされた世代だと思っています。今回のキロンの時代では「経済戦争」になっており、その経済戦争で「前線で戦う事」を余儀なくされた世代だと感じています。

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