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小惑星キロン(カイロン)双子座、天秤座、水瓶座、第3、第7、第11ハウスの特徴と傷の癒やし方、ヒーラーになる方法【西洋占星術】

西洋と東洋、小惑星キロンの解説

■西洋は太陽を重視し、考え方は男性的です
厳しい戒律と超格差社会。人生がハードモードなのは、西洋です。慈悲の気持ちや隣人を愛する「キリスト教」の教えで、社会は木星系に変化。

■東洋は月を重視し、考え方は女性的です
八百万の神を受け入れる大らかで多様性が認められる社会。弱い人に優しい社会だが、考えが浅く混沌としやすい。自己責任や成熟さを重視する「仏教」の教えで社会は土星系に変化。

キロンのハウス=きっかけとなった幼少期の傷
キロンのサイン(星座)=成長すると外側に現れるコンプレックス

キロンは小惑星の中でも、西洋人と東洋人で解釈が変わると考えています。またハウスとサイン(星座)では、鑑定で積み上げた統計に基づき、筆者は上記のような解釈を取り入れています。

■小惑星キロン(カイロン)とは?

以下のサイトでご自身のキロンを無料で調べることができます。

購入前の注意事項

第3ハウスor双子座にキロンがある人

■深い傷が「知性、対人関係、言語、才能」に現れる
それは自分を理解してもらえない不安かもしれませんし、自己表現の不得意さかもしれません。兄弟の中で傷ついた経験や競争があった可能性があり、生活していく上で「知的な関係を築く事」「コミュニケーション」に問題やコンプレックスが出やすくなります。自分の発言に誰も耳を傾けない、人の言葉や意見を信用できない(懐疑的)、他人の方が賢いと感じる(或いは自分の方が賢いのにと感じる)、才能への焦り、自己表現が苦手で誤解や汚名を着せられる…など。

■この第3ハウス(or双子座)は水星に対応しています
自分の考えや言葉を整理する事、伝達に脆弱性があり、人とのコミュニケーションに不安を感じる、ゴシップや噂話からあらぬ誤解が生まれてしまうといった、情報、学習、コミュニケーションに関連したコンプレックスが出てくる場合があります。

■第3ハウス・キロンの傷(幼少期に原因がある)
兄弟間での傷つく経験、友達とのコミュニケーションに関する傷が原因で、能力競争&情報競争に勝たなければといったコンプレックスを持ちやすくなるかもしれません。或いは子供の頃に何らかの「コミュニケーション」での失敗を経験し、自己表現や自分の意見を主張する事に苦手意識を持ってしまうかもしれません。

■双子座キロン(or第3ハウス)の傷(幼少期・成長して行く中での課題)
情報戦で勝ちたい、知性で評価されたいと言うコンプレックスを持ちやすく、嘘も方便(言葉の巧みさ)が逆効果になってしまうかもしれません。実は双子座の武器は知性。その知性の評価を下げるのが「嘘」なのです。ですから「正直さが大事」だと双子座の解説では常にお伝えしています。それは(双子座の話す)正直な意見や真実こそ、評価に繋がる近道だからです。自己表現やコミュニケーションに苦手意識を持ちやすく、その場を収める軽口や嘘が大ダメージになるので、「表現方法」を模索し、知識や情報収集力を武器に苦手を克服するのが課題です。

日本人のキロンへの処方箋

キロンはケイロンの神話が元になっている小惑星です。
知性や客観視という、水星や天王星的な性質で自分自身の傷に向き合うという感性が必要で、西洋人よりも心を重視する日本人(月重視、海王星マインド)には扱いが難しいと感じる小惑星です。今回は日本人に起こりやすいキロンの傷と、それをすんなり受容できるステップを処方箋としてお伝えしたいと思います。

■第3ハウス(or双子座)にキロン(日本人の特徴)
西洋では「自分は知的な存在だ」というアピールが過剰な傾向がありますが、月を重視する日本人の場合、知性を人と比べて焦りを感じやすいかもしれません。勉強や資格の取得に追い詰められたり、情報を追いかけたり、知識コレクターになってしまったり…。またリップサービスが失言や誤解を招く恐れもあります。

月を重視する日本人の問題点は公私混同で、特に双子座キロンは家の中でするような会話は外では避けておく方が無難。職場の人とのLINE上のやり取りも、スクショが裏で出回る時代です。情報のトラブルを避けるためにも、常に「公の顔」を意識しておくと安心ですね。

日本の特徴は女性的な事。
日本では同調圧力や忖度が起こりやすく、個人の意見はなかなか発言しにくい環境があります。本音や言いたい事が言えない、或いは言わない方がいい。そうなると「思いやり=嘘も方便」という気遣いをしますよね。ただ昨今はデジタルタトゥーとして文章は永遠に残ります。後々「辻褄が合わない」という事がトラブルや、信用信頼の失墜に直結してしまうのが、双子座キロン。双子座とは情報や通信を支配しており、正確さが非常に大事なサイン(星座)です。特にこうした失敗をしやすく、コミュニケーションや人前での発言に苦手意識が出てしまう場合があるかもしれません。

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