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【西武ライオンズ 今日の見どころ】投手王国再建で 山川不敗は球団記録が射程圏

●シーズン完封27.5試合ペースのライオンズ 

【1日◇タイガース‐ライオンズ2回戦(甲子園)18:00】
甲子園初登板の佐藤隼輔から、水上由伸、平良海馬、増田達至の必勝リレーでシャットアウト勝利。12球団トップのチーム防御率は2.46となり、5月の月間防御率は2.22だった。

チームの月間防御率が2.30を切ったのは、開幕直後の3月やシーズン終了間際の、試合数が一桁台しかなかった月を除くと、2002年5月以来、じつに20年ぶりになる。

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また、無失点勝利は今シーズン10度目。昨シーズンの無失点勝利が9度だったので、開幕52試合目にして、昨年1年間の回数を早くも超えた。シーズン二桁の無失点勝利は、2017年以来4年ぶりだ。

ここまでの52試合で10試合のペースを143試合で換算すると、シーズン27.5試合になる。ライオンズの無失点勝利のシーズン最多記録は、西鉄時代1956年の32試合で、これはプロ野球記録でもある。さすがにこの記録には及ばないが、現在のペースであれば、所沢移転後のシーズン最多記録である18試合(1991年、95年)を大きく上回る。

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対照的にタイガースのほうは、開幕54試合で13度目の完封負けとなり、プロ野球シーズン最多記録の31試合(1956年大洋ホエールズ、同年東映フライヤーズ)を更新するペースだと話題になっている。

ライオンズ投手陣が、どれだけタイガース打線に「ゼロ行進」させることができるだろうか。

●與座とバッテリー組むのは古賀? 森? 

先発は自身3連勝中と好調の與座海人。ただ懸念されるのは、バッテリーを組むキャッチャーだ。6回無失点と好投した5月5日のマリーンズ戦から、與座が先発する試合では古賀悠人がマスクをかぶり、素晴らしい投球を続けてきた。

だが、指名打者の使えない甲子園でのゲーム。このところ山川穂高が歩かされるケースも多く、あとを打つバッターの重要性を考えると、前日(31日)も貴重なタイムリーを打った森友哉の名前はメンバー表から外しにくい。辻󠄀発彦監督がどんな選択をするのか、注目したい。

●山川の本塁打不敗 球団記録が射程圏に

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