見出し画像

[デュエプレ]ND最終2位!レート1763到達・最強赤青ケンセイ

はじめまして、餃子(芹沢真央)(@BBH_million)と申します。今回はデスドラゲリオンcupで使用しレート1763に到達し最終2位を獲得した赤青ケンセイとそれに至るまでのプロセスについて話させていただきます。

※本記事は構築がメインとなっているので各対面のプレイに関しては最低限のことしか書いてません。ご了承ください。

1.プロセス

筆者が赤青ケンセイを使い始めたのは先月の中盤あたりでした。当時はバトルアリーナ6thの使用デッキを考えている途中で環境上位のナイトと赤青ケンセイは当然使用候補に含まれていました。その時の赤青ケンセイの使用感はビート系に五分以上で、コントロール系(特にナイト)に不利な印象でした。ナイトはビート系に有利でドルバロムと青抜き以外のコントロールに不利な印象でした。その時使っていた赤青ケンセイのリストは下の画像のもので、テンプレ構築をそのまま使ってました。

画像7

アリーナ予選後、最終日に向けていいデッキないかな〜って考えてました。月末はライゾウ・青白メカオー・赤青ケンセイ・ガントラ・ナイト・リースアポロが多いと予想していたので、ナイトと赤青ケンセイの立ち位置が良さそうと思いました。この中だとケンセイはナイトに不利で、ナイトはライゾウに不利だがそれ以外の対面には五分以上の相性だと考えていました。

その時2つのことを思いました。

「ライゾウに勝てるナイトが最強なのでは?」

「ナイトに勝てる赤青ケンセイが最強なのでは?」

つまりそのデッキの弱点を構築で補完することで不利対面を無くそうということです。

ということでまずはライゾウに勝てるナイトを考えました。

            ・

            ・

            ・

            ・

            ・

            ・

            ・

                                           ・

無理!

シーザーの枚数増やしたり色々と試行錯誤しましたがどうしてもライゾウがキツい(あと筆者のプレイが下手)のでナイトは諦めました。

ということで次にナイトに勝てる赤青ケンセイを考えました。

            ・

            ・

            ・

                                           ・

            ・

            ・

            ・

                                           ・

画像2

とんでもない救世主がいたことに気づきました。トモエ入りが流行り始めてから赤青ケンセイから抜けがちだったこのカードなら赤青ケンセイ最大の課題だった「ネログリフィスでかすぎて超えられない問題」を解決してくれるのではないかと思いました。実際に使ってみた所ナイト対面の勝率が大幅に上がり不利対面ほぼ無しの状態になりました。自分の中ではこのデッキが最強だと自信を持てたので最後の3日間このデッキだけを使い続けました。その結果、レートを150以上上げて最終日に一瞬だけ1位になれました。なおその後2位の人にすぐ抜かれて最終2位で終わりました。

画像3


2.構築と各種カードの解説

画像1

・ヨイチ・トモエ・弥太郎・デュアルスティンガー以外

とりあえず全部4投しましょう。パーフィン抜いてスパークやグレンオー入れると青足りなくて絶望的に回らなくなるので大人しくパーフィン入れましょう。

・ヨイチ

3ターン目にザンゲキを出すことが出来る神カード。後手を捲るカードとしても強く、5ターン目にモノノフ2体とケンセイ着地を可能にするため4枚採用

・トモエ

このカードの着目すべき点は2つあります。1つ目は多色であることです。赤青ケンセイはマナカーブ通りの動きをしたいので多色を埋めることができるのは基本的に1ターン目だけです。そのため途中でトモエを引くと邪魔になることがあります。

2つ目は手札補充がランダム要素なことです。皆さんはアクアハルフォートというカードを覚えているでしょうか?青単ツヴァイに採用されていてトモエ同様山上のカード次第で手札補充が出来るカードです。ハルフォートはビジョンやマーキュリーを墓地に落としてしまうので今まで多くの人に文句を言われ続けてきました。

トモエもハルフォート同様多くの人に文句を言われています。筆者もトモエが出た直後、トモエ入りの赤青ケンセイを使いました。使い始めたころはトモエに文句ばかり言っていてこんなアホみたいなツイートをしていました。

画像6


トモエはオボロカゲロウが出る前の青白メカオーのエルカイオウと同じようなものだと思います。オボロカゲロウ無しだと途中で引いたエルカイオウを処理するのが難しく動きの邪魔になることが多かったです。特にほぼ全てのメカオー使いの人が体験したことある5ターン目にトップでエルカイオウを引くことはその最たる例と言えます。そして多くの人がエルカイオウにブチギレたことでしょう。それでも当時メカオーからエルカイオウを抜く人はほぼいませんでした。それは何故なのか?それはエルカイオウの多色のリスク以上に4500のトンカチ出来るブロッカーとしてのリターンが大きかったからです。

トモエも多色というリスクがありますが、採用することで青の枚数が多くなり2ターン目の動きがしやすくなること、効果が成功した時の圧倒的アドバンテージといったリターンの方が大きいと感じたので採用しました。トモエの効果に関して、この構築だと成功率は75%ですがそこそこ失敗しても全然許容範囲で、使ってて3回中2回成功すれば強いと思えました。たまに手札1枚からトモエ→モノノフ→ケンセイのようなミラクルムーブが出来ます。

2ターン目に先手後手・対面関係なくプレイしたいカードであり、初手に引いてマナに埋めたいという意味も込めて4枚採用。ちなみにコテガエシが8枚使えたらトモエ抜いてコテガエシ入れます。

・弥太郎

セイバー効果のおかげでリーサルをかける時にジャックアルカディアスなどの小型除去をケア出来るのが偉い。しかし、ナイトのデュアルザンジバルにクソ雑魚すぎるので2枚に抑えました。

・デュアルスティンガー

今回の構築の最重要カード。元々不利対面だったナイトに対して非常に強く、特にネログリフィスを突破できるのが強い。ナイト対面で有効的なカードとしてラネーバがありますが、スティンガーはボルットで回収出来るので、ラネーバに比べて再現性が高いのを評価しました。1枚だと盾落ちや手札の都合上マナに置くしかない時にプレイ出来ないので2枚採用。たまにメカオーに刺さるのも良い。クロスギアの候補としてムシャレジェンドがあるがあれは有利な状況をより有利にするカードであり、不利をひっくり返せるスティンガーの方が強いと思いました。


最終構築

画像8

このリストを使ってHDMcup(1月)にレート1734まで行きました

ツバメガエシのここが強い!

1.青単色なので1ターン目アクセラーがしやすい

先1アクセラーはよほど手札が揃ってない限りやらないが後1アクセラーは色々な対面でやるので出来る確率は上げておくに越したことはない。

2.ヨイチが絡まなくても4ターン目ザンゲキ剣誠が出来る

先行だと1ターン目アクセラー、2ターン目トモエ、3ターン目ボルット、4ターン目ツバメガエシザンゲキ剣誠のように手札補充するカードを2回プレイすれば出来る。後攻だと手札補充するカードを1回プレイすればいいので色々なルートがある。

3.普通にプレイしているだけでパーフィンのケアが出来る

2ターン目スタートすると4ターン目にサムライクリーチャーが3体並ぶ。そして5ターン目にモノノフ剣誠して剣誠から殴ることでいつ踏んでパーフィン1枚はケア出来るようになる。

4.マナの先払いによって実質2コスト以下になることがある

基本的にツバメガエシは4ターン目にザンゲキと一緒に出す。ツバメガエシを出すことで盤面のサムライの数が2増えるので、4ターン目にザンゲキ単体を出す時と比べて5ターン目に出すサムライの数が1少なく出来る。例えば先行3ターン目ボルットスタートで4ターン目ザンゲキのような通常の動きの場合、5ターン目にサムライを3枚出す必要がある。モノノフを絡ませようとしたら1コストで出せるサムライが2枚必要になる。このケースで4ターン目ツバメガエシザンゲキした場合、5ターン目に出すサムライは2枚でよい。つまり1マナで出せるサムライが必要無いのである。要は4ターン目にツバメガエシでザンゲキを出すと5ターン目に払う1マナを先払い出来るので2コストの単色サムライクリーチャーの代わりになるのである。

正直これを書いててうまく説明出来ている自信がないので実際に使って確認してみてほしい。プレイの幅が広がるし、色々とバグムーブ出来て面白い。

ボルシャックNEXcup(2月)に使っていたリスト

画像9

このリストを使ってレート1683まで行きました。

元々トモエ入りを使ってましたがトモエに嫌われたのでトモエ抜きを使ってみたところいい感じに勝てました。トモエ入りと違い序盤から積極的にアクセラ―を絡めて殴っていくのでアクセルで殴り返しのされないコンコーンはこのデッキと相性が良かったです。


試したカードたち(AD,ND)(非サムライはトモエ抜きの構築で使用)

画像10

・ブレイズクロ―

上手くはまった時はすごい強いカード。不利対面の速攻への殴り返し要因、2ターン目からアクセラ―によるリソースの確保など唯一無二の強みを持っている。しかし、サムライでないためザンゲキの恩恵を受けることができない。そのため1ターン目以外に出しても強くないので不採用寄り。

・スパイラルスライダー

ルピア系統を除去してNEXの着地を遅らせれば後手でも勝てると思い使用。こちらの手札も足りなくなって剣誠の着地が遅くなって遅延した意味がなくなるので不採用寄り。

・ムシャレジェンド

モノノフがいる状態で剣誠以外につけることで1点殴って1点焼却→2点殴って1点焼却というように2体で盾を0にしつつ2点焼却出来るのでやってることはかなり強い。しかしこのカードを採用するとボルットの探索の都合上スティンガーを不採用にする必要がある。スティンガーが有効なナイトが環境にいる今は不採用寄りになってしまう。

・シンカイドウザン

やってることは弱くないけど3コストのカードであるため最初に殴るターンは4ターン目になる。4ターン目はザンゲキを出すターンでドウザンにクロスギアをつけることが出来ず噛み合いが良くなかった。3コストのカードはcip持ちじゃないときつい。不採用より。

・クリネッコ

申し訳程度の墓地メタともやし効果を持つ。前者はドルバロム、後者はナイトに対して強い。特に墓地メタの方は最近ADで復活しつつある黒緑ドルバロムに対して非常に有効なのでADでは採用寄り。

・ホーリースパーク

ミラーで踏ませることでほぼ確実に後手をまくることが出来る。ミラーが多いなら採用寄り。

・アクアサーファー

チームTKGの人たちが採用していて強そうと思い試してみた。青単色トリガーの原点にして頂点。割と青の枚数が足りなくなりがちなので受け札かつマナ置きしやすいカードは重宝される。採用寄り

・サーフスパイラル

アクアサーファーとの違いは打点が残らない代わりに1ドロー出来ることである。サムライを盤面に並べる上でトリガーで出したサーファーが邪魔になることがあったのでこちらの方を試してみた。サーファーの打点とスパイラルの1ドローはどちらもそれぞれの強みがあるので各々の好みに任せる。

ロイドゴエモン

昔の赤青剣誠に採用されていたので一定の強さはある。コントロールにザンゲキを破壊された後にこのカードをプレイすれば簡単に立て直すことが出来る。しかし、5,6マナでやることが手札補充とクロスギア展開のみなことに物足りなさを少し感じた。このカードだけは採用・不採用の結論が出なかった。

・武者ドラゴン

昔の赤青剣誠に採用されることがあったカード。剣誠を引けなかった時の打点要因になり盤面処理能力は剣誠をうわ回る。ムシャルピアが不採用なため武者ドラゴンを出すと基本的に他のカードを出すことが出来ない。やや採用よりではあるが枠が余ってたら検討するレベル。

・ボルバルザーク紫電

コルテオやスパークケア出来るのが強いと思って試した。しかしコルテオやスパークが入っているデッキにはこのカードを出すまでにゲームが終わってしまうので不採用寄り。スパークやコルテオは早めに踏んでケアしましょう。

・タイガーグレンオー

トモエで回収出来るトリガーの時点で強い。色が赤なのが残念なのでパーフィンには劣るがNEXやミラーに踏ませた時の強さはパーフィン以上である。12弾環境ではコントロールより殴るデッキの方が圧倒的に多いので採用寄り。

・地獄スクラッパー

タイガーグレンオーの5枚目以降。レオパルドナーフ前の黒緑に全体除去を踏ませないと勝てなかったので少しでも踏ませる確率を上げるために使用。今はタイガーグレンオー4枚あれば十分なので不採用寄り。


3.各対面について

・ミラー:五分

かなりの先行ゲーです。今回は先行の時のトリガーケアについて少しだけ話します。ケアするカードですが優先順位はパーフィン・タイガーグレンオー・スパークの順になります。例えば下の画像の場面では4ターン目にザンゲキを出すのではなくモノノフを出すことで5ターン目にザンゲキコテガエシケンセイでパーフィン1枚をケアすることが出来ます。他にも色々なケアの仕方がありますが今回は割愛します。

画像4

・青白メカオー:五分

5ターン目に最高打点を用意することを心がけましょう。デュアルスティンガーが刺さる時があるので安易にマナに置かないようにしましょう。

・ライゾウ:有利

カモです。理想ムーブされなければ基本勝てます。焦らず5ターン目に過剰打点を作ることを心がけましょう。ベティスをケアするためにケンセイは最後の盾を割る時に殴ることが多いです。

・黒ガントラ:五分~微有利

相手にアレクセイが入っている可能性が高いので脳死で4ターン目にザンゲキを出すのは辞めましょう。特に先行の時は4ターン目までに他のサムライを4枚展開して5ターン目にザンゲキとケンセイを同時に立てるプランがあるので念頭に置いておきましょう。

・アポロ:微有利

この対面は追いかけっこのようなものでケンセイの方が若干早いので有利です。スパークについてはラス盾以外はケア出来ることが多いです。

・デイガナイト:五分~すこーーーーーーーしだけ有利

下の画像のようなザンゲキ、アクセラー、スティンガーを場に出すことを優先しましょう。その盤面を作れれば相手がネログリフィスを出してきても小型で殴りながら破壊出来て相手側のリソース管理が難しくなります。また盤面のサムライを3にすることで手札2枚からケンセイをたてるプランを取れるので少ない手札でも戦えます。

画像7

一般的にはナイト側の方が有利と言われているのでケンセイ有利って言うと炎上すると思いこの相性にしました。

ナイト側の動きがそれなりに強い時でもスティンガーのおかげで拾えた試合は多く、そのような試合のリプレイをこの記事のツイートのリプ欄に載せておくので気になる人は見てください。

・キリコ(スパーク型orフルパワー):有利

この対面は剣誠側が中途半端に盾を減らしにいくと返しにキリコが着地する危険があるので1ターン目の手札を見て5ターン剣誠が狙えると思ったら出来るだけ貯めた方が良い。リーサルを作れればその時点で57%の確率で勝ちなことに加えて仮にスパークを踏んでも相手がキリコを着地させてかつリーサルを作れるとは限らないので分のいい勝負を仕掛けることが出来ます。オリサイ型だと相性は多分5分だと思います。


・リースNEX:5分

先に打点を組める場合は盾に行っていいです。相手が4ターン目にNEXを出して殴ってきた場合で、そのNEXが手札に帰らないなら盤面処理、帰るなら盾にいくようにします。相手の盤面を処理する場合はターンを返してもリーサルを作られないか確認しましょう。ホーリースパークのケアは出来ませんがコルテオのケアは出来るのでそれを心がけてプレイします。


・黒緑Bロマノフ:微有利

基本的にBロマノフ側は1ターンでリーサルを作ることが出来ません。なので盾を全部削れればデスドラで盤面を全部処理されてもトップで引いたクリーチャーを出して勝てます。剣誠着地前に刻むこともありますが、こちらの剣誠より先に相手のBロマノフが着地しそうなら的を作らないために着地前のターンは殴らない方がいいです。殴り方は相手の墓地のクリーチャーが3未満なら小型から殴ってゲーネフをケアをします。3以上なら剣誠から殴っていいです。


4.最後に

最後まで読んでいただきありがとうございました。残念ながら最終1位を取ることが出来ませんでしたが、プレイングが難しくなく、強いデッキなのでぜひ使ってみてください。

今回ランクマで上を目指すモチベを与えてくれたNovaのみんな、応援してくれたゴンニーティア軍の皆さん、レート1720という目標を与えてくれたJOKERの皆様ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?