ドキュメンタリーとクリエイティビティのはなし

ドキュメンタリーとクリエイティビティって異なるって話。
ドキュメンタリーは歴史の分類
事実に基づきそれに対して解釈を加えたり、あるいは委ねたり、あるいはその事実性から歴史の中に照合して意義や意味を位置付けたり。
対して、クリエイティビティはそのまま創造性とは何かという問題と背中合わせ。
その創作物が、あるいはその創作物が生まれるに至るまでの構成要素や元になるインスピレーションが事実に即しているかどうかは必須ではない。また重要ではない。つまりその人がどういう人間性を持っているかとか、どういう実体験を持っているかは直接的にその評価に影響しないし、それを影響させてはならないということだ。
芸術というものが倫理性を持つとしたら僕はそれが芸術における倫理であり、そうであるからこそ、どんな奴にも芸術が開かれるということだと思うのだ。ここでその具体例を挙げるまでもなく、むしろ、それはこれから僕やあなたが生きている間に出会うあらゆる芸術を目にした時に思い起こしてほしいことだ。
そしてそれこそが芸術というものが人類の社会の中に、生活の中に、個々人の心の中にあるということにおいてとても大事なことだと思う。

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