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ゴーストワールド
『GHOST WORLD』という映画が2001年の公開から22年振りに再上映するということで鑑賞。思えばずっと観たいと思っていた作品だが、何故だかサブスク各種に上がらず、今の今まで未鑑賞だった。
人とは違う何者かになりたいけれど何者にもなれず、社会とうまく適合できない主人公イーニドのイタさが全編通して強く伝わってくる。
1970年代のオリジナルパンクを愛する自分、個性的なファッションで固める自分、他の女性が見向きもしない中年男性に興味を抱く自分。だがそんなものは自身のアイデンティティになりはしない。
最後に来るはずのないバスにのってイーニドは街を去る。今までいた世界が空虚なゴーストワールドだったのか。それともうまく社会に馴染めなかったゴーストたちが揃う世界へ旅立ったのか。
いつの時代でもどこに住んでいてもTeenagerは変わらない。
思春期に観たらモロに影響を受けそうな映画だった。Buzzcocksよく聴いていたな。
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