Link_note_サムネ

僕らがLinkを創るわけ

こんにちは。Link代表の小林です。

Linkについてのnoteを3回に渡って書いていきたいと思います。

本日はその1回目。

「僕らがLinkを創るわけ」

です。

Linkとは?

Linkは・・・

コンテンツシェアSNSで投稿をURLのみに限定しています。従来のSNSとは一線を画し、投稿にコメントを付け加えたりすることなく、ユーザーはインターネット上にて面白かったコンテンツを投稿するだけのサービス

です。

1回目となる今回はなぜLinkを創るのか、その背景にはどんなモノがあるのか。そこらへんについて書いていきたいと思います。

SNSは便利であると同時に人々を疲弊させている

それは既存のSNSが大きな問題をはらんでいたからと言えるでしょうか。
いまや世界中のほとんどの人がインターネットを通じて他の人々とつながっています。この特徴は、インターネットの普及とともに、2000年代に登場したモンスター級のSNSであるTwitter・Facebook・Instagramが作り上げたといっても、異を唱える人は誰もいないでしょう。インターネットやSNSが登場する前、人々は自分が「会うことのできる」人としか知り合うことは許されませんでした。18世紀のイギリスを思い出せば、コーヒーハウスなる社交場・情報交換場が栄え、ここからたくさんの英知が誕生したのでした。そんな中、新たな文明の登場は距離や言語という障壁をものともせず、世界中の誰もとつながることを可能にしたのです。

しかし、いまわれわれを取り巻く環境を見てみると、必ずしもSNSに魅力ばかりを感じている人は多くありません。世の中には「SNS疲れ」という言葉が定着してしまうほどに、人々はこの新たな文明を敬遠しつつもあるのです。なぜでしょうか。誰とだってつながることを可能にする便利としか言いようのないはずのSNSが、どうして人々を疲弊させるのでしょうか。答えは簡単ではありませんが、既存のSNSの特徴に注目してヒントを探してみましょう。InstagramやTwitterに投稿されるのはどんな内容でしょう?なぜユーザーはこれらのアプリに投稿をするのでしょう?ここでわれわれが立てた仮説はとてもシンプルなもので、「そこにいるユーザーは『共感』を集めたい」というものです。換言すれば、彼らは「わたしがしたこと」に対する何らかの反応を待っているのです。「他人からの何らかの反応が欲しい!」、それが彼らの投稿動機です。TwitterのUIを見れば、投稿の最下部にはリプライ・ファボ・リツイートの数が表示されているのはご存知の通りですし、これはインスタであっても大差はありません。要するに、ユーザーは、他者の反応を受けることによって生起する何らかの感情を麻薬としています。

LinkがSNSにこだわるのは、現代人にSNSは不可欠だから

ここまでお話しして、勘の良い方はこう思うかもしれません。SNSで疲れているのだったら、SNSを辞めればいいだけの話じゃない。そう思ったあなたは、現代のマリーアントワネットと呼ぶにふさわしいかもしれません。試しに提案したいのですが、このnoteを読み終わった瞬間から1週間、あらゆるSNSの使用を禁止してみましょう。TwitterもInstagramもFacebookも。......心なしか「それは無理」という声が聞こえてくるような気がします。当然です。もはやSNSが当たり前となっている世の中では、「SNSで疲れるなら、Gmailで生活すればいいのよ」という人の方が馬鹿げているのです。つまり、われわれ現代人には「SNSをやめる」という選択肢は、実際にはあるようでないに等しいと言っていいでしょう。常に身の周りの人々と繋がっていなければ、わたしたちは不安・不満を感じるようになってきつつあります。そして、このことは決して悪いことでもなんでもないと思います。では、現代人は、SNSから脱することもできず、SNS疲れも避けられないという状況を看過するしかないのでしょうか。われわれは声を大にしてNOと言いたい。これこそ、Linkが「疲れないSNS」を追求する所以です。

Linkの投稿インセンティブは「関心」

だからわれわれは、SNS疲れから脱却する(それでいてSNSには浸っていられる)方法として「共感」をインセンティブとする投稿をやめさせたいと思ったのです。というのも、先ほど述べたように「共感」とは、簡単に言い換えれば自分に対する他者の反応です。そして、「共感」を前提とした投稿は、他者からの反応を予想するという過程を含むまさにその点において、予想と現実の乖離が起きる時に、人々を疲弊させるのです。「ポジティブな反応を得られるだろうと予想して『狙った』投稿だけどファボ・リツイートが伸びなかった」「自分としてはポジティブな反応とはならない投稿なのにみんながファボ・リツイートをたくさんしている」、いずれの状況も「共感」に関して自分の予想と現実が一致しないことで、疲労感をおぼえてしまうのです。
一方で、われわれは、SNSアプリを作る以上、「共感」を脱してなお投稿のインセンティブを維持する別の力を考えなければなりません...。その力、つまり、他者ではなく他ならぬ自分の内から湧き上がる力のことを、われわれは「関心」と呼ぶことにしました。「これって面白い」「これって不思議だ」、付随する感情こそなんでも良いのですが、とにかく「他人からどう見られるか」という側面を抜きにして、純粋に自分の心が動かされる「関心」を投稿動機に据えれば、ストレスフリーなSNSを作れるに違いないと考えたのです。こうして出来上がったLinkというSNSは、言い換えれば様々な人の「関心」が渦巻くアプリです。

Linkに込められたメッセージは「疲れないインターネット空間の創造」

少し長くなってしまいましたが、Linkが目指すのは以上のような世界です。この記事の冒頭に、Linkは「表面的に言えば」、URLのみが投稿され、ユーザー同士が関心でつながってゆくSNSと紹介したのを覚えているでしょうか。先の紹介文はLinkの機能的な特徴を述べたに過ぎない点で、われわれはこれを「表面的」であると断ったのです。そして、ここまで読んだ方にはお分かりいただけたように、Linkは、この機能を備えることを必然とする、より深層的なメッセージを持つSNSです。「脱SNSが不可能な社会で、少しでもストレスフリーなSNSがあったらいい」、それがLinkに込められている開発陣の真の思いです。今回はこのあたりで終わりにさせていただきます。

終わりに

Linkというアプリの紹介
僕たちが作っているLinkというプロダクトがあります。LinkはコンテンツシェアSNSということで投稿形式をURLのみに限定しています。面白い記事や動画等を投稿するSNSです。コメント等を付与することなく簡単に投稿ができます。

アプリに関してはこちらをご覧ください!
https://www.li-nk.link

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