なぜ無職転生を5話で見るのをやめたのか

 タイトル通りです。
そもそもなぜ見ようと思ったのかというと、トレンドか誰かがリツイートしたのかは忘れてしまいましたがとにかくツイッターで作画がいいという情報や、無職転生がなろうでは非常に人気という話を見かけました。
 以前から異世界転生物は流行ってはいるが、見たことがないので始まったばかりというタイミングもあり、見てみることにしました。

実際に見てどうだったのか

 序盤はストーリーより世界観やキャラクターの説明を中心に話が展開され見るまではなろうは魔法と言ってもいわゆるRPGのようなスキル制のものだと思っていたのですが、修行で習得し発動させるときも一応唱えて魔法を使うという馴染みのある方法だったので、自然に受け入れられました。
 作画も水の魔法の作画や背景、キャラクターも普段アニメをあまり見ない自分でもわかるぐらいに奇麗だったので、最近の深夜アニメってすごいなあと素直に感心したのを覚えています。

じゃあなぜ見るのをやめたのか

 本題です。
なぜ見るのをやめたのか、というよりも見れなくなったのか。
理由は主人公を受け入れられないことでした。
 具体的にはまず、あまりにも性欲をむき出しにしているのが気持ち悪く耐えられませんでした。主人公は元いた世界では、いじめが原因で引きこもっていたそうですが、隙があれば性的なものに関心を寄せており本来は同情する要素として悲しい過去があるはずなのに、そこに共感もできずにむしろいじめられて当然、いいことが起きてもよかったねと思えず素直に楽しめませんでした。
それに関連して登場人物が女性ばかりなのも主人公の性欲のはけ口にしか思えず気持ち悪く感じました。
 次にですが主人公がとある事情で家庭教師となり街のお嬢様のとこに行くのですが、その女の子が非常に反抗的なのでおとなしくさせるために誘拐をでっちあげることになりました。
しかしその誘拐事件は、使用人がでっちあげではなく本当に誘拐しようとするのですが間一髪で助けてもらい解決するという話がありました。
 この話のなにが嫌いかというと、女の子にいうことを聞いてもらうために説得や信頼関係を築こうとせず、命の危機に晒して恐怖で支配するようなやり方がとても不快に感じました。
本人は魔法を便利さに気づいてもらうためと言っていましたが、別に魔法の使いどころは命の危機だけじゃなく、村で師匠が畑に水を撒いていた天候操作など暴力以外でいくらでも見せられるはずなのに、ただ自分をすごく見せたいがためにそういう危険な選択をとるのがあまりにも不自然に思いました。
 その後女の子は顔面を殴打され自分で動けないような重傷を負うことになりますが、その状況を一緒にいた人物に家庭教師をしてもらうとしても、いくら命の恩人とはいえ顔も見たくないのが普通の反応のように思えます。
なんなら最終的に誘拐犯を倒したのはボディガード?のような人物が暴力で解決していたので、結局魔法は習わず暴力のほうになってしまうんじゃないかとしか思えませんでした。

 というわけで僕が無職転生を見なくなった理由でした。書き出してみると揚げ足取りのようにも思えましたが、それでもそこに引っかかって楽しめなかったし、きっと対象年齢やターゲット層が自分とは違うのでしょう。悲しいね。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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