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世間知らず


教員は社会を知らない、とよく揶揄されると思います。

本当にその通りだと思います。
ストレートで合格している場合、「学校」という空間から全く外に出ていません。

僕もそうです。
だから、知らず知らずのうちに、子どもたちに「学校で生きるための力」を付けようとしていないか、見直すことが大事だと思います。

そのためには、学校を飛び出した外界に触れることが大切だと思います。

一つは読書。
読書は時代も国も何もかも飛び越えて、いろんな人に出会うチャンスです。

いろんな人の本を読んで、外の空気に触れることって、教員には必要なことかと思います。

一つは人と出会うこと。
自分から一歩踏み出して外に出て、人に会いに行くこと。
これは人見知りな僕の中では苦手とする分野でしたが、2校目に勤務したときに3人の師匠と出会えたのが大きなターニングポイントでした。(勝手に弟子入りしていると思い込んでいます)

趣味をもつことで、自分とは別の世界の人と触れ合える。
人に話を聞きに行くことの大切さも教わりました。

ここまでは自分に「社会」を取り入れる方法でしたが、子どもたちの中にも「社会」を注ぐことも必要だと思います。

だから僕はゲストティーチャーを呼びます。
いろんな人の価値観に触れ、見方・考え方の違いを感じることが、子どもに学校以外の社会を体験させることにつながると思うからです。

世代、性別、人種、宗教、信条、立場、職業…様々な見方・考え方に触れる。

少しずつ、少しずつ自分が出来上がっていく感じ。

親とも、先生とも、友達とも違う、自分だけの価値観。

そうしたことを実感して、次のステップへと進んでもらう。

それが教師の仕事(の一つ)じゃないかなぁと思います。

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