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【U-20世界選手権を振り返って⑧濱野莉人】

海外組インタビュー第八弾‼️

今回は、2021年12月にエストニア🇪🇪で開催されたU-20世界選手権に出場した"濱野莉人(はまのりひと)"選手にインタビューをしました‼️

普段はカナダ🇨🇦のボーディングスクール"Stanstead Colleague"でアイスホッケーのプレーに励んでいる濱野莉人選手ですが、先日の世界選手権ではなんと飛び級で選出されました👏✨✨

ここで、U-20世界選手権を見ていなかった人のために結果をのせておきます😊

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🥇1位:フランス🇫🇷
🥈2位:スロベニア🇸🇮
🥉3位:日本🇯🇵

 日本の対戦結果はこちら>>>>

⌚️12/12(日) 🆚スロベニア🇸🇮          (3ー7)
⌚️12/14(火) 🆚ウクライナ🇺🇦          (3ー1)
⌚️12/15(水) 🆚ポーランド🇵🇱          (7ー2)
⌚️12/17(金) 🆚フランス🇫🇷              (6ー4)
⌚️12/18(土) 🆚エストニア🇪🇪          (5ー1)
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日本は、前回大会の時にDivision2-Aで見事優勝を果たし、Division1-Bに昇格しました。そして今回、そのDivision1-Bで3位に入賞となりました✨✨

メダル獲得を達成したということで快挙を成し遂げたと感じる人は多いですが、実際に濱野選手はじめ代表チームは結果に満足していたのか?
また、濱野選手はU-20世界選手権でどのような経験をして何を感じたのか?

それでは本編へどうぞ‼️

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◎U-20世界選手権の感想を教えてください

濱野:
一言でいうと、とても濃厚な時間を過ごせました。

入賞はしましたが、本来であれば優勝できる実力と勢いをもっていたチームだっただけに、僕もチームも3位という結果がとても悔しかったです。

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コロナの影響もあって僕を含め海外でプレーをする選手達の合流が遅れてしまいました。チーム全員が揃って練習を開始できる、という時には既に試合開始1週間前という状況でした。

本来1ヶ月前からチーム練習をしているはずでしたが大幅に短くなってしまい、準備不足が否めなかったです。誰の責任でもありませんが、そのようなアクシデントがなければ優勝は確実だったと思うので、やはり悔しいです。

ただ、チームに貢献するために自分が出せるだけのことは出し切ったという点では、素直に自分を褒めたいです。

◎同じく代表に選出されたチームメンバーの印象はどうでしたか?

濱野:
U20の代表メンバーには、僕のように海外進出している選手が多い世代でもあります。そのような事情もあり、とてもレベルが高い選手ばかりというのが1番の印象です。

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海外進出する選手が増えてきたことについては、やはり三浦優希さん/Heartlanders🇺🇸や佐藤航平さん/Bentley univ.(NCAA Div.1 )🇺🇸の影響があると思います。

先陣をきって海外進出して活躍している彼らの存在が、僕達に海外進出への道しるべを与えてくれているのだと思います。

僕たちの世代はこれからもっと強くなっていくと思いますし、必ず次世代の男子アイスホッケー界をリードしていきます

◎優勝を逃した敗因は何だと思いますか?

濱野:
まず1つは先程言ったように、海外でプレーする選手達の合流が遅れてしまったことだと思います。

正直チームの勢いや雰囲気も良く特別に大きいミスなどがあったわけではないですが、優勝を逃した要因を他に挙げるとするならば、それはフランス戦にあると思います。

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世界選手権は一戦一戦がとても重要で、目の前の試合に全てをかけなければなりません
しかしフランス戦では、前半でチームに攻める意識があまりみられずに、一時5ー0まで大きな点差をつけられてしまいました

終盤で5ー4まで追い詰めるだけの勢いを取り戻すことができただけに、前半に対する悔しさが残ります。

◎世界選手権でプレーをする上で何を意識していましたか?

濱野:
僕の本来のポジションは実はDFですが、今回はFWとして出場しました。
その上で僕はFWとしてプレーをするにあたり、フォアチェック(※1)とバックチェック(※2)の2つを特に集中して、とにかくハードワークを心がけていました。

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※1フォアチェック(FC)…アタッキングゾーン、ニュートラルゾーンで相手選手にプレッシャーをかけること
※2バックチェック…自陣の方へ攻め込まれている時に相手選手を追いかけること

💡どちらもパックを持っている相手選手やそのパスコースにいる相手選手にプレッシャーをかけたりパックを取り返したりするプレーのこと
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チームには得点力のあるFWがいたので、僕の役割はチームの流れをつくることだと思いとにかく走りました。
チームの流れを変えるにはこの2つのプレーが本当に大切なので、相手選手の思い通りにさせないように積極的にプレッシャーをかけました。

対戦相手は日本よりも体の大きい選手達ばかりでしたが、そのような選手相手にも確実にプレッシャーをかけることができているという感触があったので自信をもってプレーできました。

◎世界選手権の裏エピソードを教えてください!

濱野:
開催国現地のエストニアの方々が日本チームを応援してくれたという出来事が1番印象に残っています。

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日本人はあまり体が大きくないですが、スピード感のある試合を繰り広げていたので、試合を通して現地の方々が徐々に日本チームに惹かれて応援してくれたのだと思います。とても嬉しかったです。

また表彰式では、入賞国それぞれが表彰を受ける度にお互いにハイタッチをして称えあったことが印象に残っています。
試合が終わった後も写真を撮るなどとちょっとした交流があり、コロナ禍ではありますが楽しむことができました。

◎次回の代表選出への意気込みをお願いします!

濱野:
まず、今回代表戦で僕にプレーする機会をくださった監督やコーチ、支えてくださった関係者の方々に本当に感謝しています

次回の代表選手については、ぜひDFとして勝負したいというのが素直な思いです。
もちろん、FWとして呼ばれたとしても決められたポジションを全うする意気込みはあります
これからも、さらに上手く強くなれるように練習に励んでいきます!

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濱野莉人選手のインタビューはいかがだったでしょうか?

U-20日本代表チームが3位🥉という快挙を成し遂げたことは間違いありませんが、実は結果に満足していなかったという事実に私自身驚きました😳✨✨

チームが一丸となり本気で優勝を目指していただけに、今回の3位には悔しさが残るとのことでしたが、「次回代表に選出していただけたら、必ず優勝します」と前向きに意気込んでいました😊😊

また、普段は海外でプレーしている濱野選手ですが、彼よりも前に海外でプレーをして現在も活躍している三浦優希選手や佐藤航平選手、そして平野裕志朗選手のうな先輩方の存在あってこそのことだと思うと、感慨深くなりますね☺️✨✨

濱野莉人選手は、とても真っ直ぐな純粋な印象だったのですが実は天然でもあります✨✨

インタビューでは優等生!という感じかもしれませんが、彼にはそんなチャーミングな1面もあるので皆さんにもこれから知っていって欲しいです🙌✨✨

そして、濱野莉人選手が来年DFとしてU-20世界選手権で優勝を果たすまで、ぜひその挫折や成長の過程を見守ってくれたら嬉しいです❣️

これからも濱野莉人選手はじめ海外組選手の情報を発信していくので、お楽しみに‼️

中村

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