見出し画像

③合格までのステップ:2. 学習方法 – スケジューリングについて(番外編)

こんにちは、LiNKです。
(先週末に新入社員を迎えて入社式や研修も無事に進み、彼らのひたむきで初々しい姿勢、に自分も襟を正して自己啓発学習に臨まねば、というエネルギーを貰いました^^)

ところでいかなる資格試験においても、『進捗』という二字熟語は
最も学習者に嫌厭される日本語なのではないでしょうか…(苦笑)
皆様により現実味のある、
『メンタルヘルスマネジメント検定(特に合格率の低いⅠ種)合格』という
目標達成迄の段取りを踏んでいただきたい ―———
そんな気持ちから、学習方法の『番外編』として、
スケジューリングについての記事を作成するに至りました。

今回は、≪私のケース≫を【PDCAサイクル】に沿って参考までにお伝えしようと思います(これもよく出題される用語ですね^^)。
※精査すれば(皆様のケースにあてはめにくい)汎用性に欠ける部分もあると思いますが、考え方の原則(★)を適宜個々で応用いただけますと幸いです。『自分にあった』学習方法を確立する能力こそ、最大の武器だと考えます。



【Plan:計画】
★一通り学習教材に目を通し、TODOリストを作成し可視化する
★公式テキストの前書きやネット上の経験談(SNSも有効活用)を読み込み、
 合格に向けて特に乗り越えるべきポイントを押さえる
★最も効率的に学習できるよう、TODOの順番・所要時間や割合を加味し、  
 全体のスケジュールを立てる
★必要な資材(ノート、赤シート、ブックスタンド、付箋、しおり、原稿用紙、蛍光マーカー、インデックス 等)を用意する

個人的なmy best buyはブックスタンド(100均で十分)。机にテキストを開きっぱなしにしていると視線が下方で固定されてしまい、肩周りが辛くなりがちですが、そんなイライラも神回避。分厚いテキストを押さえずにシケノート作成に集中できたのもブックスタンドのおかげです。(Amazonとかでケチらずある程度丈夫なの買った方がよさそうだな笑)


≪私のケース≫
①公式テキスト・過去問集(最新・1つ前版2冊ずつ)初見(★)時に感じた所感、『分厚い』『圧倒的文字量』『青黒2色刷ベタ打ちで重要箇所が不明瞭』
であることを踏まえて、
『重要箇所を厳選』『図や表を活用しコンパクトに』『赤シート利用前提に色を使い分け』
作成した試験用ノート(今後、『シケノート』と呼ぶ)を基盤に学習(TODO)
⇒赤シートで反復演習し選択問題に対応できるようにする

Ⅰ種シケノート3冊(A5版)。とにかく量が多いのでインデックス付をおすすめしたい。
黄(透明)色付箋は論述既出箇所、桃色『論』付箋は加筆修正で狙い目の箇所と区別した。
Ⅱ種シケノート3冊(A4/実質2.5冊くらい)。個人的にはこちらのサイズ感が良いと思った。
適度な余白があれば、②のマーキングのスペースにも余裕が生まれる。

②シケノート作成・赤シート演習の精度向上後に過去問演習へ(論述含む)。
⇒間違えた問題をマーキングし、誤った原因/学習・理解不足を洗い出す。公式テキストに立ち返りピンポイントで復習し、シケノートでも付箋やマーカーで目立たせる(TODO)。

③②の反復精度が確かになったら、(多くの受験生が苦しむとみられた)論述問題対策として、
本番を想定した原稿用紙での過去問演習(二巡目以降)、
全編を読み直して見当をつけた記述のヤマを抜粋したレジュメ作成、
セルフ口頭試問に着手する(TODO)。
⇒論述解答フロー(知識・情報の引出し⇒構成検討⇒答案作成)に効率よく慣れることが目的。

本番は大抵横書き(私の回もそうでした)のようなので、演習もこれを横向きで使っていました
こんな感じ。20X20 だとn00字単位も5行毎なのですぐに扱いやすい。

④合格のダメ押しに資料(人数や社数といった数値、順位や割合、データ)関連だけのレジュメを作成し、赤シートで反復演習(TODO)を重ねる。
⇒選択問題での些細な取りこぼしを防ぐとともに、データに紐づいた各セクションの要点復習。

第1章冒頭のこのあたりは頻出資料。改版時にはデータ更新もされますので要確認。
割合に大小順番(符号)、その資料の重要性は何か ― 簡潔に答えられれば安パイ。

〖時期〗①~8月(当初~6月予定が改版の影響で遅延)
    ②は9月中、③10月以後当日まで、④直前1週間とする

〖配分やペース〗
・①は土日祝に一気に時間を取ってセクション毎に設定した〆切厳守で作成
・②について月前半で選択過去問を、月後半は論述過去問を含めて完璧に
・SNS/インターネット上の情報で、選択問題でなく論述問題足切りでの不合格が懸念されるため、試験前1カ月はできるだけ③に注力するとともに、
定期的に①を挟んで選択問題向けの忘却を防止する。
・④は半月前以降定期的に実施してカバレッジを確実にする。

※結果として計画通りにいかないことも多いですが(私のケース含めて)、
 大まかな学習の方向性や段取りを構えておくだけでも
 カラーバス効果的に進捗へのコミットメントが高まるのでおすすめ。

【Do:実行】
★学習を進め、記録をつける。
(記録なしには評価と改善はできませんし、自信や本番での度胸を確かなものとしたい自分にとっては重要なプロセスだったと感じています。)

≪私のケース≫
・シケノートや過去問集、論述/データ対策のレジュメ、
 セルフ口頭試問の演習をする度にチェックや日付を
 シケノートやレジュメの余白、あるいはシケノート巻末の進捗表に記入。

赤シートで覚えるべき箇所にはㇾ点が、加えてページ端にはOKの文字が犇めく。
論述用レジュメに残された演習日の記録。毎日全部カバーしなくても不安になる必要はない。


・さらに、直前期には選択・論述問題対策をバランスよく進められるよう、
 時間の使い方・取り組み内容をスケジュールに起こして可視化。

9月半ばに前職退職、激務+テキスト改版で進捗に乏しかった総復習に没頭し気づけば10月半ば。
10月後半以降の猛烈なキャッチアップ。②、③(時折④)が入り乱れている。
11月~転職先で就業開始したため、基礎は整っているとし③・④のみを優先し学習を続けた。

【Check:評価】
★学習計画と実績を突合、学習不足/進捗遅延のみられる部分を特定し、
 対応を検討する。

≪私のケース≫
・シケノート作成期間途中でテキストの改版が生じたため、
 一部内容加筆修正への対応に時間を要した。
 (∵出版タイミングが公式当初発表より1カ月ビハインドになる想定外)
・しかし旧テキストが手元に揃った状態であることから、
 内容を比較することで、出題者がエッセンスとして追加で
 ねじ込みたかったテーマやその意義が深堀りできるようになった。
・コロナワクチン接種の副反応でのダウン1日半、
 退職後の公的手続き/転職前準備に時間が割かれた。
 (履歴書上にブランク1月半を設けたので落ち着いて学習することは可能。)



【Action:改善】
★学習方法や計画を見直し、当初の目標達成のために最適化する。

≪私のケース≫
・①の反復演習方法を、書き下し⇒PCでのタイピング⇒記憶出力へ変更。
(物理的に手を動かさずして、知識・情報を引出す訓練になりました^^)

全て書き下していた時の心身の疲労感といったら…(Ⅱ種は分量控えめだったのでまだイケた)

・副反応での発熱時や退職時/転職前の野暮用を足している隙間時間は、
 (比較的)深い集中と必要としない選択問題の演習であれば可能なので、
 ①に充当。

×『熱だからできない』/◎『熱があってもできる』ことを考えよ(認知行動療法的なソレですね)

・直前期の学習内訳については③を優先し、特に改版での加筆修正部、
 つまり演習経験の浅い部分を効率よくキャッチアップできるよう
 レジュメをアレンジ。
 (実は論述用レジュメのアイディアはこの過程で生まれたものです^^)
・論述対策についても、原稿用紙への書き下しで形式慣れできたら、
   セルフ口頭試問に移行することで、知識・情報の引出しが
   スムーズにできるように工夫する。
   ※全く同じ問題はほぼ出ないので、
  必要以上に”過去問を完璧にする”ことに労力を割かないことが重要

大幅加筆のされた第9章、働き方改革の部分。まとめ方一つで覚えやすさは変わります。
赤シート演習から徐々に、セルフ口頭試問を経てレジュメ抜きで内容がアウトプット可能に。

今回の内容は以上になります。
次回はいよいよ学習方法についての(選択問題・論述問題)本編に突入です。ではまた。(次回執筆:3月勤怠分の給与計算〆が落ち着いたら)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?