あまり理解されない苦手な食べ物


 基本、なんでも食べる。エスニック料理や中華圏の料理は好物。甘いものから辛いものまで。米、パン、麺類。なんでもござれ。

  今日は私の苦手な食べ物の話をしよう。
苦手と言えど、一切食べられない訳では無い。出されたものは残さない主義なためどんな量でも食べるが、本心は複雑である。


①バナナ

  苦手だ。食感、匂い、味。全てが私と相性が悪い。あの熟れてキツい匂いとふにゃっとした食感になったバナナは特にダメだ。チョコレートパフェやクレープで美味しそうなものがあっても、バナナが入ってる時点で即座に却下である。チョコバナナは論外だ。何故せっかくのチョコの味をバナナで殺すんだ言うと、友人にこいつは何を言っているんだという目で見られた。

  物心つく前、記憶にもない頃はとんでもない量を食べていたらしい。今とは真逆である。きっとその時に一生分のバナナを食べたため、体がもう人生でそんなにバナナを食べなくていいとストップをかけているのだろう。あくまで推測である。



②煮込んだ大根
  苦手だ。おでんの大根、ぶり大根、烏賊と煮込んだもの、厚揚げと煮込んだもの。とりあえず煮込んだ大根全般が嫌いだ。レシピを検索すれば、○○×大根というものは沢山出てくるのが信じられない。美味しいと思っている人が多すぎる現実。

  おでんの大根アンチが極まりすぎているため、おでんの大根信者に怒られそうなことを言うが、そもそもおでんに大根が入ってる意味は何だ。何故おでんに大根をいれるのか。鍋の場所を取るだけである。

  煮込んだ大根の、硬いのか柔らかいのかよく分からない食感がまず苦手だ。中途半端な歯ごたえは一体自分が何を口に入れているのか分からなくなる。ちなみに、煮込んだ大根ほど苦手という訳では無いが、冬瓜も食感が好きでは無い。

  次に味が苦手だ。そもそもの大根の味は許せる。大根サラダ、大根おろし、刺身についているツマは好きだ。
だが大きな塊になった途端に味が変わる気がする。漬け込んでる汁の味や、一緒に煮込むモノの味も混ざり、結局何の味か分からないまま口に入ってくる。あと独特の苦味も苦手だ。大根の味噌汁は汁に味が染み出しているせいか、後味が苦い。入ってなかったらラッキー!と思うくらい私の中で大根は味噌汁の味を阻害していると感じている。


  バナナと煮込んだ大根という、大多数は好きであろうものが苦手だ。今までこの2つが苦手だと言って、共感を得たことは無い。だが世の中には私と同じ味覚の人間は0では無いと思っている。