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【STEPN 】初日本向けAMA(説明会)まとめ

■はじめに

みなさんこんにちは、リンです。今話題の"運動して健康になり、お金も稼げるNFTの「靴」STEPN"について日本向けのAMA(質問会)が2022/2/12 に開催されましたので、そのまとめ&解説をシェアします。なお、AMAが開催されるようになったのはアジア、特に日本と中国でSTEPNユーザーが増え、盛り上がっているためです♪

★この記事で学べる内容

・STEPNの簡単な紹介
・当日には訳しきれなかった部分も含め詳細なAMAの内容

★対象者

・STEPNに興味あるすべての人
・AMAの細部まで日本語で知りたい方

■STEPNとは

STEPNはエクササイズ✖️Web3の新アプリであり、運動すると仮想通貨(GST)が稼げ、それが強力な動機づけとなり運動習慣が身についていく、ヘルスケア/エクササイズアプリです。また、今後は収益の一部をCO2削減の活動に使っていく予定であり、地球が抱える課題の解決を目指すSDGsにも貢献できるようになっています。さらに、すごいことに今後は開発チームだけではなく、STEPNユーザーにもアプリ開発の方向性や収益の使い方に関して一定の決定権を付与し、ユーザーも株主のような体験ができる仕様となっていきます。

STEPNについてもっと知りたいという方は是非下記のnoteを読んでください。


なお、このnoteはCHIBI画伯さんと自分のメモを元に、当日のTwitter スペースの録音も随時聞き直しながら作成しています。CHIBIさんにはスペースのセッティングから実際の予行演習まで色々サポートいただきました。この場をお借りして改めてお礼申し上げます🙇‍♂️

CHIBIさんのTwitterアカウント

また、AMA当日の臨場感を味わいたい、英語も勉強したい等の希望がある場合はAMAの録音リンクも貼っておきます。30日間は利用できると思います。

■質問と回答

0.共同設立者のYawnさんの自己紹介

オーストラリアで2010年より7年間で3つの分野にまたがり、40個のビジネスを展開し50人のスタッフがいました。2017年からSTEPNを始める2021年9月までは自分でCrypto分野のVC(ベンチャーキャピタル)を運営し、オーストラリアで5番目の規模になっていました。

0.1.共同設立者のJerryさんの自己紹介

2008年からゲームスタジオで働いていて、10以上のゲームを制作し、世に出して来ました。ゲームやその経済圏のデザイン、そして面白いゲームを作るのに十分な経験をもっています。

0.2. STEPNの簡単な紹介

2021年9月からGame-fiとして開発していたが、高いポテンシャルを感じ、Socio-fi要素(SNSのような)も足すことにしました。ただのゲームではなくゲームのようなアプリに仕上げ、ゲーム、Socio-fi、プラットフォームと多層的に積み上げて開発しています。クリプト(仮想通貨、NFT等のWeb3)に触れたことがない人がWeb3に触れるための入り口としたいと考えています。

1. 2022年各四半期の目標DAU(Daily Active User)

STEPNのDAUは2022/2/5時点で5000人、2/9の時点で9000人越えと先日アナウンスがありました。また、STEPN の公式twitterアカウントのフォロワーも4万人を越えたそうです。そして、言語別で言うと、中国>日本>インドの順でユーザー数が多いようですね。また、STEPNはアメリカのヘルスケアのカテゴリーでもダウンロード数3位だそうですね。それでは、2022年各四半期の目標ターゲットユーザー数を教えてください。

答え
(1)とても野心的な計画を持っています。DAUの増加は新しいアプリの機能とキャンペーンとともにおこります。Q1の間には2.5万ー5万のDAUを達成する自信があります((2)に根拠)。Q2の目標は10万人です((3)に根拠)。cryptoの業界ではこれ以上先の正確な予想を立てるの困難ですが、もしQ2の目標を達成できればQ3で20万、Q4で50万に達するかもしれません。(Play2earnの代表、Axiy infinityのDAUは250-300万人)

(2)3月末にGMT(ガバナンストークン)のIDO(Initial DEX Offering)、IEO(Initial Exchange Offering)を予定している。また、同様に3月中のレンタルシステムも導入予定であるため。

(3)次の2-5月の3ヶ月の間に目標達成システム、マラソン(Player VS Player)の導入、アプリ内のチュートリアルによるユーザの体験価値の向上等により前期のDAUの2倍を達成する自信がある。

2. 靴の適正価格  
4. GSTの適正価格

今、最低価格のcommonの靴が6.5 SOL、 8万円程度です。チームとしていくらがスニーカーの適正な価格だと思いますか?スニーカーが高すぎるとユーザーの参加が難しく、安すぎるとユーザーの収益面が悪くなると思います。

答え:
靴の価格はマーケットの需要によって変わります。DAUが10万に届くまでは乱高下するでしょう。スニーカーの価格はGSTの価格と正の相関を示します。なぜならGSTの価格が上がれば稼げる額に魅力を感じ、利用者が増えるとスニーカーの需要増加に伴い価格は上昇します。またGST価格が下がれば買うよりミントが増え、スニーカー価格は低下します。そのため、スニーカーの値段よりもGSTの価格を維持できるかが大事です。

3.靴のburn(焼却)は

スニーカーは無限に発行でき、そのの価格は下がっていく可能性があります。 スニーカーのburnの計画はありますか?

答え:
いくつかのプランを考えています。(まだアイディア段階)

(1)最初の1000足をGenesis(ジェネシス)スニーカーと呼んでGiveawayしています。Epicスニーカーを燃やして代わりにステータスをGenesisに移植できるとしたらどうでしょう。GenesisがBAYCやCryptoPunksのような存在(富や地位のシンボルとなる)になるようにしたいです。そして、最終的には高級NFTスニーカーブランドを目指します。そういった高級スニーカーを持つ人は価格に敏感で、お金に糸目をつけず、どんどんステータスは高いがGenesisiではないスニーカーを燃やしてくれるのではないでしょうか。

(2)1つのスニーカーが最高レベルに達したときに通常はそれ以上ステータスを上げることはできません。しかし、スニーカーをBurnすることでどんどんステータスをあげれる(社会的価値の付加)仕組みも考えています。高級スニーカーは高級車や装飾品のようなものでステータスは馬力や宝石の大きさに相当し、比べるのが好きな富裕層にはいいかもしれません。

(3)たしかにスニーカーはいくつでも発行できます。しかし人類の人口もいくらでも増えると思われましたが先進国では人口が減っています。それと同じように、スニーカーもミントコストがどんどん高くなり、Burnもできるようになるといつか総数がピークアウトし、減少に向かうと思います。Yawnさんはスニーカー数は急増し、ピークアウトし、漸減すると予想していました。

5. 靴の耐久性99-50%時のデメリット

STEPNの靴には耐久性ゲージが100あり、50%になると、スニーカーの稼ぎの効率は90%になります。また、耐久性が20%になると稼ぎの効率は10%になります。耐久性が99-50%の時に何か稼ぎの効率が低下することはありますか?

答え:
特に99~50%の耐久性では稼ぐ効率は減少しません。走る距離が長く、消耗の激しいマラソンモード導入後はどれだけ耐久性ステータスを持ってるかが、稼ぎへ大きく影響するだろうと思います。

6.具体的なチート対策

チートが起きないように具体的にはどのようなシステムが組まれていますか?特に今GPSの精度的に1人で2台持ちか、2人が近くにいて別々に1台ずつスマートフォンを持っているか見分けられないと言われているので。

答え:
(1)モーションセンサー
今のモーションセンサー、ジャイロスコープは賢いので歩いているのか走っているのか、スクーターや車に乗っているのか、何のスポーツをしているのかを検知できます。
(2)GSP
2つ目はGPSで速度を割り出し、これとモーションセンサーのデータに照会し、正しいか検証しています。
(3)APKを改造してアンドロイドシミレーレーターに乗せて運動しているように見せかけられないようにしています。無理に操作されるとアプリがクラッシュします。

(4)2台のスマホを1人が持っているのかどうかは現時点では見分けることはできませんが、機械学習(例えばスマホがポッケか手かでも得られるモーションデータは違う)でユーザーのデータを収集しており、十分集まれば将来的により正確に見分けれるようになっていくだろう。

(5)ウェアラブル端末もチート防止に役立つでしょう。

  (6) Socialfi機能でチート発見時の報告に報酬をつけるのも役立つと考えている。

7.家族のアカウント共有

1つのアカウントを複数の端末で使用する使い方は違反になりますか。 例えば、家族で1つのアカウントを共有します。

答え:
家族に自分のスマホを渡して運動してもらうことやアカウントを共有することは禁止していません。つまり、複数のスマホでも同じ家族なら同じアカウントを使用してよいです。当然、家族以外はダメです。

何か、キャンペーンをする場合、事前にアナウンスをするので、その期間、例えばエネルギーを使い切れないなら、前もって家族に余ったスニーカーを転送してください。なぜなら、スニーカーを転送すると48時間の使えないため事前に行うことが大切です。

8.1足を長く使用か売買を活発にか

ホワイトペーパーを読んで感じた方針ですが、流動性を高めるために、靴を積極的に売買するのではなく、1足の靴を長く使ってほしいと感じたのですがどう思いますか?

答え:
1足を長く持つことである程度のベネフィットはあると思います。また、頻回な短期トレードでたいして儲からないこともあれば長期保有で大きく儲けることもあり、これは暗号資産のトレードと同じで(逆も然りで)何とも言えない。

<レンタル Rental>
STEPNでは3月中旬までにレンタルシステムを導入すると聞いています。これは、靴が高価なので、まずはお試しでやってみたい、または仮想通貨を使ったことがない人が手軽にSTEPNを始めるためのシステムです。ではそのレンタルシステムについての質問をしていきます。

9.レンタルの報酬の分配比率

レンタルシステムでは貸し手の借り手のGST報酬の比率はいくらですが、以前は7:3でしたが新しいホワイトペッパーではTBDと書いています。

答え:
レンタルシステムは2つのステージを予定しています。ステージ1では仮想通貨は使っているが靴を買うお金がない人、ステージ2では仮想通貨を使っていない層をターゲットにしており、その人たちが将来的にスニーカーオーナーになってもらうことを期待しています。

もともと収益分配はオーナー7:レンター3で考えていたが、オーナーがTAXを払ったり、修理代を負担したり、スニーカー価格の上下という過大なリスクを負っており(オーナーがエネルギーをGiveawayしているようなもの)、レンター側はリスクがないので、85:15などの割合に変更を検討している。

10.レンタルマッチングでの待ち時間

レンタルでのマッチングシステムはどのようなものですか?マッチングされた靴が気に入らず、再マッチングを希望する場合、待ち時間はありますか?待ち時間がない場合は、人気の高い靴、スペックの高い靴のみレンタルされます

答え:
待ち時間は契約がまとまるまでにかかる時間分はあると思います。オーナーのエナジーを無駄にしないよう、Creditシステムを入れている。レンターはホワイトペーパーを読んでクイズに回答し、多く正解して信用ポイントを獲得し、例えば2/5(2クレジット)最低ないと借りられない仕組みにする予定です。また、レンターはCreditが低いと限られた数のシューズしか借りることができません(クレジットの低い人に、貸したいオーナーが少ないためです)。マッチングシステムは初期はレンターが靴を選んで貸主に自分で申し込むが、将来的には自動的にマッチングするようになる予定。まずは24時間レンタルし、信用を積み重ねそれを48時間、72時間…1週間と延長することができるようになります。

11.レンタル開始後のGSTの価格低下と対策

レンタルした人がすぐに通貨を売ってしまい、GST価格が大きく低下することを心配しています。 何か対策は考えていますか?

答え:
GSTを売るのを止めることはできないと思います。しかし、レンタルした人がGSTを売る場合でも全体に占める割合(10-20%ぐらい)は小さいので、大きな売り圧力にはならないだろうとら考えます。また、そうなるようにシステムを組まないといけません。

そして、STEPNが単なるGamefiではなく、Socialfi(社会的地位を得ることやネットワークを作ること、社会的価値の創出)として発展していくことで、GSTを売るよりもSTEPNのエコシステムの中で消費できるようになることで、GSTの売り圧力を吸収することを期待しています。また、毎日15%程度のGST報酬をもらっているレンターはどこかの時点で、なぜ自分でシューズを買って100%の稼ぎを得ないのかと自問すると思います。そして、結果的にシューズを買ってエコシステムの中に入ってくると予想します。

先に利益を与え、レンターが自由にGSTを売れるようにするオープンさは結果的に多くの新規参入者につながると考えます。逆にレンターにGSTを売る制限をかけるとレンターの利益を損ないます。

おまけ:PFP(プロフィール画像)を設定する機能も予定中。

12.レンタルシステムとギルド参入について

なぜゲームギルドが参入しにくい設計になっているのですか?例えばレンタルのマッチングシステムです。ギルドはユーザー数の底上げや経済圏の拡大を組織的におこないSTEPNに貢献できるはずです。

答え:
歴史的に見て大きな王国が滅びるのは国王の親戚や大きな組織が国をコントロールした時です。短期的にはギルドがユーザー数の増加に貢献するでしょうが、長期的にはギルドの短期的な利益に反するようなアプリの改善(革命的なものも含め)ができなくなるため、ギルドシステムはよいものだと思っていません。私たちは10年先まで続く魅力的なアプリを作りたいので、大きな組織、中間組織(ギルド)にリソースをコントロールされるよりも、ユーザー主導で、その利益を優先したいです。

<ロードマップや将来>

13.仮想通貨未経験者へのアプローチのやり方

新規参入者が非常に重要だと思います。 今後、仮想通貨を知らない人へSTEPNをアプローチする計画がありますか?(レンタルシステム以外で)

答え:
STEPNはカーボンオフセット(CO2削減)を推進していきます(GMT保有者の投票でどの程度利益をそこに使うかは決めていきますが、基本的にはたくさん寄付する予定です)。ビットコインマイニングによるCO2排出が世界的に問題視されているが、STEPNはCO2削減に取り組むことで主要メディアに取り上げられること(無料の広告効果)を目指し、仮想通貨に興味がない人や環境問題を気にする人にもリーチしたいです。
その他とし、クレジットカードでの仮想通貨、購入は3ヶ月以上先になると思います。

14.他のプロジェクトとのコラボ 
15.スニーカーブランドとのコラボ

STEPNだけのエコシステムでは、いつか限界が来ると思います。他のプロジェクトとの連携に関する計画はありますか?

答え:
現在は複数のスニーカーブランドとのパートナーシップを交渉しています。クリプト外の会社は意思決定に時間がかかりますが、Q2にはアナウンスできると思います。将来的には高級ブランドとも交渉していくが、そのためにもユーザー数を増やしていく必要があります。なぜなら10万のDAUがあるWeb3アプリはそれほどないのでそこを目指せば、Web3を代表するサービスになりえます。

16. Apple税やGoogle Playでの課題

Apple StoreとGooglePlayでアプリが展開されていますが、それぞれのストアアプリで抱えている課題と解決策を教えて下さい。例えばアップルは手数料を伴わないアプリ内決済を認めていません。なぜ、STEPNのマーケットプレイスやウォレットはOKなのでしょうか?これが理由で突然STEPNのアプリが削除されることはありますか?

答え:
チームは2008年からゲームAppを開発しており、14年のApple/Googleと交渉する経験をもっています。何が要求されているか熟知しており、仮想通貨関連のアプリは非常に少ないが、AppleでAppを出すまでには厳しい審査や基準があり、それをクリアしています(特にAppleはNFTには寛容です)

話を戻すと、30%の手数料がかかるのはゲームカテゴリーであり、Apple社はアプリの内容を審査してもらった上でSTEPNはそれに当てはまらないと判断してもらっています。STEPNはあくまでGame like app(Gamefi, Sociofi,プラットフォーム)であり純粋なGame appでないということで、今はヘルスケア・エクササイズアプリのカテゴリーに入っています。

追加情報ですが、STEPNには40人の従業員がおり、Q2までには60人に増やす予定です。 

17.現存する靴の数、種類

今、STEPNのエコシステムには、どれくらいの靴が存在しているのでしょうか?割合はどうでしょうか?

答え:
レアリティの割合はホワイトペーパーにあるとおり。スニーカーの数は正確にはわからないが10,000以上(他の最新のAMAでは15000)はあるだろう。

18.毎日の新規靴箱のミント数

答え:
現時点ではわからないが、1~2ヶ月後にはトランザクションをフルオンチェーンにする予定なので、 わかるようになるだろう。(Spendingを非中央集権的な財布にまとめ1つの財布とする予定)

19.次のエナージーや稼ぎ2倍ウィークは?

答え:
やる予定はある。エナジー・稼ぎ2倍キャンペーン以外にも、1ヶ月後のGMTローンチ後には別のイベントも行う予定です。2つぐらいは面白いアイディアがある。

20. Socio-fiとは?

答え:
SocialFiというのはまだ誰も作れていない。まずは小さなことから初めていく。フレンドを作れたり、チャットができたりなど。まだ具体的にはできていないので今後の構想はこれからツイッターなどに出していく。将来的にはDeFi(非中央集権的金融)の機能ものせていきたいです。

21.日本のユーザーへのメッセージ

ほんとに日本の皆さんにはSTEPNを楽しんでいただき、ありがとうございます。日本はすでに最大のコミニティーになっており、すべての意見は貴重で尊重されるものです。そのため、Discordやホームページからいろいろな意見をお持ちしています。一緒によりよ最後にお願いいアプリを作っていきましょう。

★最新情報はDiscordから

https://discord.gg/5Z7Nj889Eh

上記リンクから参加いただけますと、僕からの招待にカウントされます🙇‍♂️

■まとめ

いかがでしたでしょうか?AMAを通して一段とSTEPNに対する理解が進んだのではないでしょうか。

今後も、STEPNはお金を稼ぐことよりも健康という無形資産を稼ぐと考える方がプレッシャなく長く続けることができると思いますので、リラックスしてコツコツ頑張っていきましょう。引き続き、リンのweekly note 及び 毎日のSTEPNの最新情報にまつわるツイートをお楽しみください♪

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